【横山光輝「三国志」講座112「母と子」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。第112話「母と子」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座112「母と子」01】 第112話でございます。諸葛孔明の生い立ちから場面は一転。 許都になります。許都の内宮には曹操がいます。曹操は、徐庶が来たと聞いて早速通すように言います。程昱の策がうまくいったようです。

2016-11-08 12:40:58
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」02】 徐庶がやってきて曹操に挨拶すると、曹操は徐庶の母も程昱の世話で幸せに暮らしていると言います。 その母、どこにおりましょうや、と言う徐庶に、程昱に案内させると言い、自分に長く仕え、母には子たる道を尽くせ、という曹操。

2016-11-08 12:43:46
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」03】 この時点で、徐庶は曹操の配下となります。それはともかく、程昱は徐庶を母のもとへと案内します。 徐庶は、屋敷にいる母のもとへと駆け寄ります。徐庶の姿を見て、 元直…と喜色を浮かべる母。おなつかしゅうございます、と再会を喜ぶ徐庶。

2016-11-08 12:53:25
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」04】 しかし、徐庶の母が、なぜここに来たのか?と、尋ねたことで話がおかしくなります。新野の玄徳に仕えていると聞いて喜んでいたものを、という母の言葉に驚きを隠せない徐庶。 徐庶が、母上からさびしいとの手紙をもらったというと…

2016-11-08 12:56:12
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」05】 馬鹿な、と一蹴。三十いくつになっても、まだ、この母がそのような手紙を書くかどうかわからぬのか、とまで言われたので、徐庶は証拠の手紙を差し出します。それを読んだ母は、顔色を変えます。

2016-11-08 12:58:11
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」06】 偽手紙を受け取って、大事な主君を捨ててくるとは何事だ、という母の言葉に、はじめて徐庶は偽手紙だったことを知るのです。 親を思う気持ちは嬉しいが、忠義はそれに劣らぬほど大切なこと、それがわからぬとは、という母の言葉。

2016-11-08 13:01:42
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」07】 英才すぐれ、民が慕う玄徳に召し抱えられたと聞いて喜んでいたものを、なんという愚かな…、自分が生きていなければこんなことも起こらなかったろうに…、と泣きながら部屋を飛び出します。自分の過ちに気づいた徐庶は、面目ないとうずくまります。

2016-11-08 13:05:04
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」08】 すると、女性の悲鳴が。従者があわてて、大変です、ご老母が…、と聞いて徐庶も部屋を飛び出します。 見ると、首に縄をつけた徐庶の母が横たわっています。 徐庶がすぐに母上、と呼びかけますが、気丈な母からもう返事は返ってきませんでした。

2016-11-08 13:08:29
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座112「母と子」09】 部屋を飛び出してすぐに首吊り自殺をして、すぐに降ろされていたという描写がやや不自然な気がしますすが、少年向け雑誌の連載故、た母の自害シーンを刃物を使ったりするなどして生々しく描くのは避けたのしょうか。

2016-11-08 13:13:44
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座112「母と子」10】 横たわっている母に寄り添っている従者の女性の後ろに踏み台らしきものがあるので、もしかしたら、徐庶の母、徐庶がここに来なくとも、自分の存在が徐庶のためにならないならば…と、覚悟を決め、予めいつでも死ねる準備をしていたのかもしれません。

2016-11-08 13:16:43
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【横山光輝「三国志」講座112「母と子」11】 そうは言っても、徐庶の母はもう何も言わぬ身となってしまいました。再会の喜びに浸る間もなく、突然の悲劇に見舞われた徐庶は、大声で泣き叫ぶのでした。

2016-11-08 13:18:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座112「母と子」12】 程昱の策は、一組の母と子の悲劇を呼びました。 そして、この悲劇の一方で、劉備玄徳と孔明が引き合わされるという結果も生み出します。玄徳と孔明、その出会いに至る物語はまた次回にて。 今回はここまで。

2016-11-08 13:22:08