秘めた想い

∞深唯♡妄想∞ @yasumico83

175. 《行くぞ、お前も！》 『ええって…』 《みんなで行くんやから着いてこい》 スタッフと飲みに行き 早いペースで飲み 酔う横山を見ていた 《お前…女は？》 『居らんよ』 《やろうか？あいつ…お前に》 『は？』 《やるよ…》 #秘めた想い #エイトで妄想

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176. 俺の肩を組み 凭れ掛かる横山が口にした言葉 からかうには冗談がキツすぎた… 《いつも笑ってたで…無理してな… 俺が口きかなくても無視しても… ずっと笑ってたで》 『笑って…た？』 《そうや？笑ってた…》 『今は笑えへんの？』 #秘めた想い #エイトで妄想

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177. 《どうやろな～笑っとるんかな…》 過去形 酔い潰れ半笑いで俺に絡みつく 『なぁ…なんなん…幸せにしてるんやろ？』 《幸せなんやろな～俺が消えて幸せやろ？》 『消えてって…なに？別れたん？』 《ん～知らん…お前にやるよ…ほら》 #秘めた想い #エイトで妄想

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178. ポケットから取り出した鍵を 俺の胸に押し付けた 《行けよ…好きにしろや…》 頭の中がパニくってて どう考えたらいいのか どう整理したらいいのかわからないまま タクシーに乗り込んだ この前は笑ってた 幸せだって 嘘の笑顔で… #秘めた想い #エイトで妄想

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179. 真っ暗な部屋 「おかえり…ヤスくん…なの？」 『何してん…真っ暗やな』 「あ…忘れてた」 電気をつけて 俺を見てまた笑う 「何しにきたの？」 『お前に会いに』 上手くいってなくても ここにずっと1人でいるとは思ってなかった #秘めた想い #エイトで妄想

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180. 『横ちょは？』 「あ…えっと」 『もう帰ってくる？』 「うん」 『横ちょから連絡か？』 微笑みながら頷き俺にまた嘘をつく 『あがってええか？』 「ちょっと…困る」 『そうか』 無視してリビングへ行きソファに座った #秘めた想い #エイトで妄想

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181. 「帰って」 『コーヒー飲みたいな』 「困まるから」 『何が困る？』 「だから…」 『なに？』 俺の袖を引っ張って 無理やり立たせようとする腕を掴み ソファに座らせた 『俺と居ったら横ちょに怒られるか？』 #秘めた想い #エイトで妄想 pic.twitter.com/Pxdh2xBGCu

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182. そう言って 握っていた鍵をテーブルの上に置いた 『もらったんよ、これ…いつ終わったん？』 「帰って…」 『いつ終わったんか聞いとるんよ…』 「関係ない…って」 さっきまでの笑顔と反対に お前の目からボロボロと涙が流れ出した #秘めた想い #エイトで妄想

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183. 『約束したよな？別れたら俺んとこ来いって』 「別れてないから」 『じゃあ、なんで横ちょ帰らんの？なんで俺に鍵くれんの？』 「知らない…でも…別れてない」 『待ってんのか？』 「帰って来てくれるから」 『もうよせよ…』 #秘めた想い #エイトで妄想

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184. 泣き崩れるお前を抱きしめ 優しく髪を撫でた 『もうええよ』 「離して」 『嫌や』 「普通に出かけたの…」 『ずっと待ってるんか？毎日こうやってメシ作ってんの？』 テーブルの上に 綺麗に盛り付けられ食事が準備してあった #秘めた想い #エイトで妄想

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185. 「傷ついてるから…あの人」 『あの日のこと？』 「私が傷つけた…」 『もうええって』 掴んだ手を解き俺を避け距離を置く 『横ちょのこと好きなんか？』 「うん」 『後ろめたいからやなくて？』 「笑って欲しいから」 #秘めた想い #エイトで妄想

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186. 「あの日から彼の笑顔見てないの」 横山を想ってる… そう感じて苦しくなった 「心配してくれてありがとう」 『横ちょはもう来ないよ…』 「大丈夫だよ？」 また微笑む 俺の好きな笑顔 だけど違う ずっと違和感を感じてた #秘めた想い #エイトで妄想

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187. 『お前…本当に好きなんやな』 「うん…」 また微笑む 無理やり作る笑顔 『横ちょに話しておくから』 「やめて…迷惑かけなくないから」 『迷惑やないよ』 「大丈夫だから？ごめんね…嫌な思いさせて」 『俺は…』 #秘めた想い #エイトで妄想

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188. 「本当にありがとう」 不安なくせに 強がって微笑み続ける だから俺も嘘をつく 『俺も安心して女作るんやんな』 「まだ作ってなかったの？」 『いっぱい居るから選んどったとこや』 「悪い人ね」 嘘をつき続けることにした #秘めた想い #エイトで妄想

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189. 『俺モテるからしゃあないやんか』 だからいいよね 玄関で振り向きお前を抱きしめた 『ありがとな』 「ううん…」 『お前は絶対幸せになるから』 「ヤスくんもね？」 『俺は幸せいっぱいやで？』 俺は笑えてる… よね？ #秘めた想い #エイトで妄想

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190. 「泣くほど幸せなのね…」 背伸びしたお前の 冷たい指が俺の頬に触れた 『お前もな』 俺の指が お前の頬を伝う涙を拭った 『幸せにしてやるよ…』 「他の人と幸せにしてあげて？」 『馬鹿やから日本語ヘンやな』 2人で笑いあった #秘めた想い #エイトで妄想 pic.twitter.com/JVs9RdYDcT

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191. 『帰ったって』 《行ったんやろ…喜んだか？》 『ええから…帰れや』 《満足やろ？お前もあいつも》 『とにかく帰れや…あほ』 呼び出され屋上へ行くと 昨日渡した鍵を叩きつけられた 『責任取れや』 《言ってる意味がわからんよ》 #秘めた想い #エイトで妄想

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192. 『別れてないんやろ？伝えてないんよな？』 《察するだろ？》 『最低やな…ずっと横ちょ待ってんやで』 今にも俺に掴みかかりそうな勢いで 鋭い目で睨みつけられてた 『俺には手に負えんよ…』 《俺も無理や…俺は愛されてないんよ》 #秘めた想い #エイトで妄想

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193. 『ならちゃんと別れてやれ…中途半端にすなよ…頼むから』 仕事が終わって家に向かい 鍵を開けて真っ暗な部屋に入る 2ヶ月ぶりの部屋は最後に出てった日と何も変わらない キッチンのライトだけついていて テーブルの上に食事が用意されていた #秘めた想い #エイトで妄想

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194. ベッドルームを覗くと ベッドの脇に寄りかかるように座り 眠ってる姿を見つけた 頬に触れるとゆっくり目が開き ぼんやり俺を見た 《風邪…ひくやろ？》 「おかえり」 力ない声がやっと聞こえた 「ご飯は？」 《まだや》 #秘めた想い #エイトで妄想

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195. 「良かった…作ってあるの…食べる？」 立ち上がろうとした身体が ふわっと揺れ俺は抱きしめた 《大丈夫か？》 「ごめんね…大丈夫」 《ええよ、少し横になった方がええ》 「平気だから」 《無理すんな？》 俺が腕を掴むと微笑んだ #秘めた想い #エイトで妄想

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195. 「良かった…作ってあるの…食べる？」 立ち上がろうとした身体が ふわっと揺れ俺は抱きしめた 《大丈夫か？》 「ごめんね…大丈夫」 《ええよ、少し横になった方がええ》 「平気だから」 《無理すんな？》 俺が腕を掴むと微笑んだ #秘めた想い #エイトで妄想

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196. 懐かしく感じる笑顔 俺も微笑む 「やっと笑ってくれた…」 《ん？》 「ありがとう…良かった…」 《なぁ…大丈夫か？熱あるんやないか？》 「ごめんね…ちゃんと謝りたかったの」 ベッドに寝かせた身体を起こし 俺を見つめる #秘めた想い #エイトで妄想

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196. 懐かしく感じる笑顔 俺も微笑む 「やっと笑ってくれた…」 《ん？》 「ありがとう…良かった…」 《なぁ…大丈夫か？熱あるんやないか？》 「ごめんね…ちゃんと謝りたかったの」 ベッドに寝かせた身体を起こし 俺を見つめる #秘めた想い #エイトで妄想

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197. 「良かった…会えて」 『ごめん』 「謝りたかったし…渡さなきゃいけないものもあって」 ふらつく身体でベッドから降り 部屋の隅にある鞄を持ち上げた 「荷物こんなにあったの…不便だったでしょ？」 《俺の？》 「渡さなきゃって…」 #秘めた想い #エイトで妄想