俳優さんとの会話

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シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 『失礼します』 劇団の入り口から給仕服を着た少年と白い少女が入ってきた。少年は緊張した面持ちで付近に人を探すと声をかける。 『すみません、団員のヴェロニカさんにお会いする約束を頂いて参りました、マーティンという者なのですが…』

2015-12-09 12:41:25
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 『ありがとう御座います』丁寧に案内してくれた相手に礼を返す。部屋に二人取り残された少年少女は緊張した面持ちで顔を見合わせた。「ふふ、本当に良く出入りしていたのでしょうか?なんだか場違いな気がしてしまいますね」と少女は豪華な部屋を見渡して苦笑を零した。

2016-01-24 13:45:15
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 『ロニカさん!』青年の姿をみとめた執事の顔がぱぁと華やいだ。手を取られた少女は緊張気味に、しかし一種のオーラに当てられたようにぽぉっと相手を見やる。「あ、初めまして。えっと、ヴェロニカさん?今日はお忙しい中お時間を頂いてありがとうございます」

2016-01-25 06:23:33
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica アイツ、と言うのが気になったが知り合いが他にもいるのなら好ましい。「では、ロニカさん」改めて呼び直してみてもやっぱりしっくりとは来ず、どこか苦笑気味な笑顔になってしまった。「はい。ご存知の通り、わたしは今記憶を無くしてしまっているみたいで…」

2016-01-25 21:23:06
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「良ければロニカさんがご存知の"シャオさん"のことを教えていただきたいのです。それが記憶を取り戻す近道になるのかなって、クリスさんとお話ししてたんです。協力していただけますか?」と不安気に相手を見上げる。

2016-01-25 21:23:14
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 顔の小さいプライドが高そうな男の人。正直に抱いた第一印象がそれだった。そんなイメージを払拭する気さくな返事に少女は心から安堵したように華やいだ笑みを見せた。「そうですね、ふふ。ありがとうございます。どんな小さなことでも構いません」

2016-01-27 22:52:32
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「えっと、ロニカさんとシャオさ…わたしはどういったお知り合いなのでしょうか?」

2016-01-27 22:52:40
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「はい、それはお伺いしています。けれど、こうしてわざわざ場を設けてくださるのですから、ただのお客とキャスト意外の交流があったのかと」『ぼくもロニカさんとお会いする前のシャオとロニカさんについては知らないので…』「…まぁ!あんなことやこんなこと、ですか?」

2016-01-31 12:02:51
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「ありがとうこざいます。そうですね…」カップを受け取りながら少女はうーんと首を傾げた。どんな交流、と言われても確かに漠然としていて返答に困る質問だったなと改めて思わされた。「幼馴染、とかですかね?」

2016-01-31 21:04:53
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「こ、子『子守ですか!?え、そんな…!そんなに古い付き合いな…ん……で、す…?』相手の返答に思わず声を上げてしまったことに気がつき、ぽかんとした少女の視線に執事の声はどんどん小さくなった。それに反比例するように執事の顔は赤くなっていく。

2016-02-03 00:02:38
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 『あ、いえ、その!……す、すみません。なんでもないです』

2016-02-03 00:02:44
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 『ね、寝物がた…!?』「まぁ!クリスさんとロニカさんもとっても仲良しさんなんですね」相手の意味深な物言いに動揺する執事を余所に少女はのほほんと微笑んだ。「それでは、ロニカさんはシャオさんのお父さんとも親交があると……」

2016-02-07 03:13:42
シャオイー(小伊) @applex002

@xxxRonica 「あの、わたし、実は今の自分の状況をまだ家族に知らせていないんです。きっと心配させてしまうと思って…ですから、ロニカさんもお父さんには内緒にして頂けますか?」不安気な申し出は自ずと上目遣いに見上げる形となった。

2016-02-07 03:15:21