@xxxRonica 相手の返事に心底ホッとした表情を浮かべるもすぐにぱぁと目を輝かせる。「まぁ、次の公演はなにをなさるんでしょう?わたし、あの…ロニカさんの舞台も覚えがありませんから…とても楽しみです!」
2016-02-07 21:17:23@xxxRonica 「いつも通り…!はい、とても楽しみです!」暫く先、と聞けばほんの少し残念に思いつつも知らせを頂けるとなれば笑顔が浮かんだ。 話を割って新しく現れた青年に少女は会釈を返す。
2016-02-07 22:59:08@xxxRonica 「初めまして、シャオイー・マーティンと申します。あ!えっと…きっと初めましてではないのでしょうね」あやふやな挨拶になってしまい苦笑する少女の傍で執事の少年がポッカーーンと口を開けて固まっていた。
2016-02-07 22:59:26@xxxRonica 『あ!いえ、特には!』声をかけられてはっと頭を下げると執事は素早く少女の耳元にひそひそと囁く。『シャオ!ロルフさんですよ!あのロルフさんです!』「まぁ、クリスさんはロルフさんがお好きなのですね?」『いえ、そうじゃなくて!』
2016-02-08 19:07:06@xxxRonica 『…あの、絶対握手とサインを貰っておいた方が良いですよ!この次記憶が戻ってから同じ状況になっても絶対こうは行きませんから!』目の前の俳優に寄せる普段の主人の想いを知る執事は純粋な気持ちで助言した。「…まぁ、わかりました」
2016-02-08 19:07:43@xxxRonica 少女は不思議そうな顔をしたもののそう言って立ち上がると青目の青年に「すみません、」と伺いを立てる。「出会ってすぐにこんなことをお願いするのは厚手がましいのですが、良ければクリスさん…」
2016-02-08 19:08:57@xxxRonica 「…ええっと、こちらの従者に握手をしてあげて頂けませんか?どうやらとてもあなたのファンみたいでして」あとついでにサインも。ふわふわとした笑顔で言ってのけた主人にもちろん執事は固まった。
2016-02-08 19:09:21@xxxRonica 『ちちち違います!あの、あ、でも…本気とかそういう重たい感じのでもなくてえっと!!』主人のぶっ飛んだ気遣いと崇拝する相手の反応に執事はただ動揺する以外に出来ることはなかった。「クリスさん?ロルフさんと握手しなくて良いんですか?」
2016-02-08 23:31:06@xxxRonica 『ぼくは良いんです!それを猛烈にしたがっていたけれどロルフさんにご迷惑になるくらいなら死んだほうがマシだといまの一度もお声をかけることもなさらず客席から拍手を送っていたのは記憶をなくす前のシャオなんです!!』
2016-02-08 23:31:21@xxxRonica 「これ、ほんとにシャオさんが望んでるんですかね?記憶が戻ったら喜びます?」『三ヶ月は安眠できないくらい喜ぶと思いますので思いっきりやってください!御自分のために!』もう礼儀もくそもあったものかと、未だ戸惑い気味の少女の背中を力強く執事が押した。
2016-02-09 23:35:06@xxxRonica 「あの、大変に恐縮なのですがよろしければお手をいただいても構いませんか?」おずおずと青目の青年に少女の手が差し出される。
2016-02-09 23:36:08@xxxRonica 「まぁ…!」王子さまさながらの見た目と紳士的な所作に加えて流石、役者なだけあって今の少女に特別な思い入れなどない相手であっても頰を染めずにはいられなかった。ついでにそれを見ていた執事もぼぅっと見惚れたように二人を見つめている。
2016-02-11 01:43:15@xxxRonica 「…ふふ、なんだか照れてしまいますね。我儘を聞いてくださってありがとうございます。いつか記憶が戻ったときにはきっと、また改めてご挨拶させてくださいね」
2016-02-11 01:43:22@xxxRonica 「まぁ!是非お二人のデュエット、お聞きしたいです!…あっ、もちろんお二人がよろしければですけど」紫目の青年の提案にわぁと少女は瞳を輝かせた。執事の少年はというとそれは流石に差し出がましいのではと思うものの、自分だって紫目の青年の生粋のファンである。
2016-02-12 23:26:38