@Lady_Axxxxx 「あう…えっと……それにも込み入った事情がありまして……病院へは行ってないんです。あっ、でも!いまはまだと言うだけで、長引くようならちゃんと病院にも行きます!」
2016-03-08 21:26:12@Lady_Axxxxx 質問の内容はこちらのことを心配しているように感じるが、それに対する返事はきっと彼女の希望に沿わないだろう。とドギマギしながら少女は再び相手を伺う。
2016-03-08 21:26:24@Lady_Axxxxx 赤毛の青年についてお茶を出しに執事の少年も一度主人達の元へ顔を出したが、少女の様子を心配そうに伺いつつ使用人と共に部屋を後にした。廊下に出て壁に背を預けると、部屋の雰囲気を思い出して大きなため息を零す。『はぁー…シャオ、大丈夫でしょうか…』
2016-03-14 23:13:24@Lady_Axxxxx 『アーリャさん、ですか?』相手の独り言にきょとんと首を傾げた少年は次の言葉には笑って首を振った。『ああ、違うんです。ナターシャさんが良いお方なのは主人共々重々承知しています。ただ、シャオは…ぼくの主人は今ちょっと普通じゃないというか…』
2016-03-17 00:01:29@Lady_Axxxxx 『ナターシャさんを困らせていないか心配で』初対面ならまだしもある程度お互いにぶつかりあったりなんだりしている二人だ。片方が急に慎ましく淑やかになってしまったら戸惑うだろうなぁ、という想像は少年の苦笑に現れていた。
2016-03-17 00:03:58@Lady_Axxxxx 『…ぷ、あはは!刺激が強いって。ご自分の主人をそんな風におっしゃるのはなんというか…はは、怒られますよ?』奥ゆかしくもインパクトの強い表現を用いた相手に少年は思わず笑ってしまった。いや、以前他の従者の方と話した時も思ったが(そしておそらく自分もだが)
2016-04-03 17:37:35@Lady_Axxxxx 『あはは、それは…ナターシャさんにお支えする毎日は楽しそうですね』従者兼執事として働き出して日も浅く、いまの主人である少女以外の下で働いたことのない少年には、大きなお屋敷で働く彼の日常を想像するだけでも心が躍った。
2016-04-24 22:24:44@Lady_Axxxxx 『ええっと、どれくらい…でしたっけ?』うーん、と宙を見やりながら頭を捻るものの、自分も半年だったかもう少し長いくらいだったような気がする、もいう曖昧な記憶しかない。『ぼくもシャオに仕えて…というか、使用人としての仕事を始めてそんなに長くないんです』
2016-05-11 02:16:17@Lady_Axxxxx 『過ごした時間の密度が濃い所為でしょうか、なんだかずっと昔から一緒にいるような気持ちなんですけどね』にへら、と間の抜けた笑みを向けながら『どうぞ気楽にクリスと呼んでください。その方が呼ばれ慣れていますので』
2016-05-11 02:18:30@Lady_Axxxxx その心意気がもう既に立派なんじゃないだろうか、と少年はキラキラした瞳で笑う相手に微笑む。『はい、クラースさんは献身的な方なんですね。きっとナターシャ様はそんなクラースさんのことを既に頼りにしていらっしゃると思います』
2016-05-15 21:34:26