初期「週刊漫画アクション」目次調査時メモ
- JunyaTheSphere
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おお、橋本将次さんと言えば創刊から1年の「週刊漫画アクション」で度々時代劇短編が載っている人だけれど貸本時代はそんな凄いものを描いていたのか……>RT
2016-09-03 23:17:30そういえば今日はNDLで『週刊漫画アクション』創刊1周年目前の辺りの目次取りをしていたんだけど、遂に登場した阿久悠+上村一夫「セクサス48」のバタ臭いアメコミっぽさに驚いた(読んだことなかった)。話もなかなか凄かったけどw
2016-09-04 01:44:18NDLでついでに、雑誌内雑誌「マンガパワー」を掲載していた入手困難雑誌『月刊東京情報』1978.10〜1979.11を全部チェックしたら、知らなかった大友さんの記事(紹介、書評、論考)3点と少女マンガ作家複数のインタビューを見つけた。
2016-09-05 17:59:12【今日のNDL】1968年9月25日発売だったモンキー・パンチ『コミック入門』A5版 490円の発売前広告に1回だけ、水木しげるの推薦コメント(60文字くらい)があったのが面白かった。
2016-09-05 23:02:21【今日のNDL】67-8年当時だとアシスタント募集の文言はマンガ家本人の言葉で、応募の宛先が仕事場そのものだというのも時代だなあという感じ。モンキー先生なんて「年齢は問いませんが、あまり高齢の方は困ります。なんたって僕が若いですから!」とかw(『週刊漫画アクション』目次取りより)
2016-09-05 23:17:48うお、1968年11月のアクションにバロン吉元さん翻案のポー「ウィリアム・ウィルソン」が載ってたよ……5年後に大友さんも同じ原作で描いてる……清水文人氏の趣味!?
2016-09-06 15:58:10【今日のNDL】1969年新年特大号では、創刊間もなくからずっと読者のお便りで希望されていた「外人女性ではなくて日本人女性の」ヌードグラビアが遂に実現していた……!読者もさぞや溜飲を下げたことだろう……でもNDLに入ってる本は乱丁本で、同じ折りが2枚入ってた……まあいいんだけど。
2016-09-06 21:56:07というわけで、『週刊漫画アクション 1968年11月』のバロン吉元さんのE.A.POE「ウィリアム・ウィルソン」と、『漫画アクション増刊 1973年9月』の大友克洋さんの「親友 - ウィリアム・ウィルソンより」の同じ場面。全然違う。 pic.twitter.com/APc8xIiPLf
2016-09-07 00:59:39本日目次取りした1969年4-5月の週刊漫画アクションの編集部からのお知らせコーナー、二週連続で「北鮮でのアメリカ偵察機撃墜事件」「三億円事件で使われたトランクが発見された」とか書いてあって、変な歴史の追体験をしている感(笑)
2016-09-14 23:05:35週刊漫画アクション1969年4月の号から始まったバロン吉元「ギャンブラー・シリーズ」の第1話、写真トレス、写真加工の背景を多用していてアヴァンギャルドだった。時期的に考えればこれも宮谷一彦の影響か。
2016-09-15 00:06:27因みに第2話では写真加工はほぼ使われていなかった。1話目で飽きたのか、書こう元の写真を撮ってくるロケができなかったのか。第3話以降の確認はこれから。では今日もNDL行ってきます。
2016-09-15 10:38:03さっき目次取った週刊漫画アクションの編集部のお知らせに、横山まさみちプロ、南波健二宅、モンキー・パンチ宅の住所が出てたからメモったよ。当時の、だけど。
2016-09-15 15:09:48【今日のNDL】ついに「ねじ式」初出の号まで到達。初出の16ページ分指定2色は初めて見たなあ。前号から「これはすごいから乞うご期待」的に期待を煽る紹介されてるし、目次では既に「名作」とされている(それまでの110号ほどで名作と銘打たれた短編はなかったはず)。23頁てのも変則。
2016-09-20 19:14:38【今日のNDL】バロン吉元「ギャンブル、シリーズ」は第一回から宮谷一彦の影響と思われる背景の大変化があるんだけど、第六回と七回の間の「のまれる」という短編を挟んで男キャラの顔が劇的に日本人ぽくなる。若い女性キャラはまだアメコミ風でバタ臭いんだけど、この変化はデカいと思う。
2016-09-20 19:20:41【今日のNDL】1969年9月、遂にダディ・グースもデビューした。前号から期待を煽っていたし、満を辞しての登場、新進鬼才扱い。全面パロディのポリティカル・アクションなんだけど、見開き2つ目の感性が翔平くんに通じる感じなのが面白いw
2016-09-20 19:25:21@saikifumiyoshi @murakami_gya あー!やっぱりそうですよね!ガロが初出か……。だからアクションは「つげ義春傑作選」として、再録してたのか……だから毎週のように載ってるんですねw 勘違いしてましたw
2016-09-21 00:10:04明日の準備をしていて思いだした。『週刊漫画アクション 1969.8.7』に、双葉社の『現代コミック』シリーズ刊行開始を記念した座談会があった。司会堤任、編集部から清水文人、出席者が石森章太郎、尾崎秀樹、小松左京、野坂昭如、水木しげると豪華で5頁。劇画についての現状確認と総括。 pic.twitter.com/e3vpC63tJs
2016-09-23 02:55:26今更気づいたんだけど、この座談会に出席した方々、司会の堤任氏(後に清水文人氏に続く2代目『週刊漫画アクション』編集人に)は分からないが、あとは全員故人か。因みに水木しげるが自分の作風を「シュールものも試したが、最終的に紙芝居に落ち着いた」という意味のことを言っていたのも興味深い。
2016-09-23 13:08:37【今日のNDL】1969年11月の号の読者投稿コーナーに、創刊当時から断続的に連載してる東田健二氏が「相談に乗ってください!」というタイトルで、読者の中のシナリオライター希望者や面白い資料を持っている人を急募していて「あ、あずまだせんせー!?」となったところで本日の目次取り終了。
2016-09-23 19:48:40『週刊漫画アクション』の目次取りはまもなく1969年分が終わろうとしてるんだけど、ハシラに載るのが編集部からのお知らせと読者投稿だけじゃなくて一行知識とかになったのがいつか、確認してなかった。69年6月からは種別(花言葉とか名言引用とか)もチェックしてるんだけど少し遡らないと……
2016-09-24 12:36:03バロン吉元さんの「ギャンブル・シリーズ」は第10回がシカゴの話でまたアメコミ調なんだけど、第11回は和服女性が出てくる任侠の話で、遂に女性の顔もアメコミ風から離れて来た感が出ていた。このシリーズ、バロンさんの作風の変化を追うのに超重要だな。またマニアはよく知ってるんでしょうけど。
2016-09-24 12:50:35全然需要ないかもしれないけど、『週刊漫画アクション』のハシラに一行ニュースが載るようになったのは1969年4月24日号と判明。この号では読者投稿とあまり区別ないが、次号からは白ヌキで「ニュース笑」と「今週の花ことば」が始まる。それからいろいろ変化するけどそれは今後の調査で。
2016-09-24 15:52:45【今日のNDL】アクションのダディ・グース推しは凄かったんだなあと再確認する今日この頃ですが、69年夏にカラー口絵を2回(か3回……ちょうどNDLで欠号してる)書いていたのは全号チェックで始めて知った。また同年最終号ではお手伝いを募集してるんだけど、その条件と待ち合わせ方が……w
2016-09-24 22:05:58多分ダディ・グース氏にとっては黒歴史に近いこっぱずかしい文章だと思うので引き写しするのはやめますが、当時の編集部のお知らせ兼読者投稿コーナー「I Love "Action"」には度々各作家のアシ募集が作家の言葉で出ていて、どれも今読むと恥ずかしいものばかりではないかと思われますw
2016-09-25 02:00:04