岩波文庫がISBNコードを上書き使用している件について

Amazonなどで買うときに注意しましょう。 私まとめ人は調査しきれていないものの、近年に新訳・新校訂版で刊行されたタイトルの場合、別ISBNコードが与えられて区別されているようです。
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ed. azert @editions_azert

「外国作品の翻訳者が異なるもの」でのISBN使い回し岩波文庫としては、以下のAmazonレビューによれば、例えば、ジョン・ロック『市民政府論』(旧)→『統治二論』(新)がそういうことらしい。タイトルも違うじゃないか。amazon.co.jp/review/R1X9VU0…

2016-11-24 20:09:47
ed. azert @editions_azert

承前。このブログ記事も参照。blog.livedoor.jp/huruhonzaka/ar… 他の例として、『ドン・キホーテ 正編一』永田寛定訳(旧)→『ドン・キホーテ 前篇1』牛島信明訳(新)が挙がっている。

2016-11-24 20:13:53
ed. azert @editions_azert

むろん岩波文庫の「新訳」がすべてそうなっている(ISBN使い回し)わけではない。まあさすがに。写真は手許にある例から。 pic.twitter.com/6x0d126XoC

2016-11-24 20:22:03
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猫の泉 @nekonoizumi

同一ISBNコード使い回し、岩波だけでなくて、楽譜出版関係でも見かける。

2016-11-24 20:13:45
猫の泉 @nekonoizumi

校訂者の著作権問題はいろいろ議論があろうが、岩波はもちろん認める方向なんだけどなあ。 青空文庫...報告書 校訂者の権利に関する報告 aozora.gr.jp/houkokusyo/kot…

2016-11-28 18:36:02
澄田喜広 古本よみた屋 @吉祥寺 @sumida01

晶文社のように、どう見ても同じ本なのにISBNをどんどん変えちゃう出版社も困りものですが、必ずしもISBNの規約違反ではない。けれど、番号が枯渇している弱小出版社ならいざ知らず、岩波書店のような大出版社がISBNの使い回しという明確な規約違反をするとは。

2016-11-28 15:39:46
Attun @nezuku

関連リンクやブクマ※などを追うと、ISBNは流通用途の識別なので重ねて使われても…とか、ユニークな書籍の識別番号として使えない、値の枯渇といった問題があるのだろうか。/ 岩波文庫は ISBN のルールに従っていない - アスペ日記 d.hatena.ne.jp/takeda25/20130…

2016-11-24 23:38:48
上杉 美西 @bookservant

これが本当に面倒で>RT お客様が買いにきたのは旧版だけど、ISBN上書きされてて新版しかでてこない、という事例が何度かあった。で、そん時にweb検索よりも役に立ったのが1987年刊行の岩波文庫総目録e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?…。紙媒体はまだまだ現役。

2016-11-25 01:29:25
上杉 美西 @bookservant

ちなみにこの岩波文庫上書き問題、改版だけでなく、校注者などが変わった事実上の新版などでも一部行われており、これが一番調べにくい。ISBNどころか通し番号までそのまま上書きされてるんだぞ。どうしたもんかと。なぜ新版にしてくれなんだか。

2016-11-25 01:40:51
myrmecoleon @myrmecoleon

RTされてて思い出したのでCiNii Booksの出力利用して軽く調べてみると,複数の岩波文庫のNC書誌に紐づいてるISBNは402件確認できる。もっとも底本は同じでページ数とかが少し違うレベルの版違いが多いみたいだけど

2016-11-24 21:54:51
myrmecoleon @myrmecoleon

大雑把に同じISBNだけど訳者が違う岩波文庫をチェックしてたら もう20作を超えてて1ツイートにおさまらない件

2016-11-24 22:23:36
myrmecoleon @myrmecoleon

ロシア文学案内,新旧版で完全に著者が違うので別物だけど同じISBNにしておいて大丈夫なのだろうか ci.nii.ac.jp/ncid/BN01992689 ci.nii.ac.jp/ncid/BA46199886

2016-11-24 22:45:30
myrmecoleon @myrmecoleon

大雑把に確認して見つけた同ISBNで別訳者の本が存在する岩波文庫のタイトル56件。たぶん漏れはある。タイトルはだいたい新訳の方採用 pic.twitter.com/M1LsvAHYA4

2016-11-24 22:53:00
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myrmecoleon @myrmecoleon

あと同ISBNで校注者が違う版が存在する岩波文庫:日本書紀・万葉集・鶉衣・上宮聖徳法王帝説 あと編者が違う世界憲法集,著者が違うロシア文学案内とかも

2016-11-24 22:56:13
myrmecoleon @myrmecoleon

そろそろ飽きてきたので確認はしないけど,岩波文庫でISBN同じのまま同訳者の改版出してるケースはたぶん200タイトルくらいはありそう。岩波文庫でNC書誌が複数あるISBN自体は400くらい(軽微な版違いを含む)

2016-11-24 23:16:51
myrmecoleon @myrmecoleon

岩波文庫万葉集の改版,途中で気づいたのか2巻からは別のISBN使ってるんだなあ

2016-11-24 23:27:11
myrmecoleon @myrmecoleon

岩波文庫のISBNバッティングで古い例としては1992年12月発行のホーソーン「緋文字」八木訳が以前の佐藤訳と同じISBNで出てる。逆に最近の例では前に話題になった上宮聖徳法王帝説が2013年3月発行。というかこのあとは一応ないのかな。

2016-11-24 23:40:40
myrmecoleon @myrmecoleon

ISBNは日本では80年代から使用されるようになるんだけど,岩波文庫はその50年以上前から出版してて,同じ著作の別の訳を同じレーベル番号で出すとかも以前からわりとしてる。そのノリでISBNも使ってたら,ISBN信じてるアマゾンが古書扱うあたりから問題になったということなんだろうね

2016-11-24 23:47:07
白江幸司 @ttt_cellule

ありらいおんさんはさすがの図書館技能の高さゆえ、きりっとまとめてくれていた。

2016-11-25 20:54:35