2016-11-30のまとめ
埼玉県民の所得をみると、いわゆる“埼玉都民”の給与を中心に、県外からの所得(流入-流出のネットベース)が5.5兆円と、県内総生産の約4分の1に相当する大きな数字になっています。
2016-11-30 21:27:59県外から獲得した所得の多くが、居住地近辺の県内で消費されることが、消費比率の高さに繋がっていると考えられます。
2016-11-30 21:28:08県内総生産の増加は、実のところ、その8割以上をしめる家計最終消費支出や企業の設備投資などの民間部門の伸びがもたらしたのは軽微で、公的分野の伸びが、その要因になっている
2016-11-30 21:28:52サービス分野への支出に押されるかたちで、モノの消費は、2000年度から2013年度まで減少こそすれ、増加はしていないことから、県内の個人消費(モノ消費)が振るわない一端が県民経済計算からも推察することがわかります。
2016-11-30 21:30:14形態別最終消費の構成(形態分類) 形態別最終消費(2001年度・2013年度比較) pic.twitter.com/VHSHccDJIe
2016-11-30 21:30:344つの項目について、2001年の金額を100とし、2013年度の数値の推移を見ますと、 最終消費支出は、2013年度は107.8と上昇しています。
2016-11-30 21:34:02サービスがそれぞれ112.0、半耐久財が109.26となるなかで、非耐久財は104.0と上昇は低く、耐久財は87.5と唯一大きな低下をしています。
2016-11-30 21:34:20県民雇用者数が、2001年の3,125千人から3,184千人と約6万人も増えているにも関わらず県民雇用者報酬が、5,000億円も減収していることは、個人消費の基盤が大きなマイナス要因となっています。
2016-11-30 21:35:01また県民雇用者報酬の減少は、この間の賃上げが影響しにくい状況とともに、高齢化の進展により正規雇用者が団塊世代を中心に労働市場の中心から離れて行きつつある状況を反映していると推察されます。
2016-11-30 21:35:21また約6万人増加の内容は、どちらかと言えば正規雇用よりも非正規雇用者の数の増加によるものではないかと思われます。そのため雇用者数が増加しても、雇用者報酬の増額には、結び付いていない実態が浮かび上ってきています。
2016-11-30 21:35:45労働政策研究報告書No.185 働き方の二極化と正社員~JILPTアンケート調査二次分析結果 / jil.go.jp/institute/repo…
2016-11-30 21:37:47[PDF] 労働政策研究報告書No.185 働き方の二極化と正社員~JILPTアンケート調査二次分析結果 第1章官庁統計から読む正規・非正規雇用の現状 / jil.go.jp/institute/repo…
2016-11-30 21:38:19正規・非正規雇用労働者数(左軸:万人)、非正規雇用労働者割合(右軸:%)の推移 pic.twitter.com/MQ97kZlT3v
2016-11-30 21:40:11非正規雇用の割合が男女で大きく異なる。言うまでもなく、女性の方がその割合は高く、また上昇幅も大きい。もっとも、男性においても非正規雇用の割合は上昇している。
2016-11-30 21:40:27年齢階層別にみた正規・非正規雇用労働者数(左軸:万人)、非正規雇用労働者割合(右軸:%)の推移 pic.twitter.com/PYdN06Ymx7
2016-11-30 21:40:44年齢階層別にみた正規・非正規雇用労働者数(左軸:万人)、非正規雇用労働者割合(右軸:%)の推移(続き) pic.twitter.com/5La57sOfSW
2016-11-30 21:41:03年齢階層別に見ると、正規雇用の人数には人口構成が与える影響が強い。他方、非正規雇用の人数については、2000年代以降横ばいになっている年齢階層もあれば、引き続き増加し続けている年齢階層もある。
2016-11-30 21:41:16非正規雇用の割合は、若年層と高年齢層で高く、2000年代以降も上昇し続けているのは15~24歳男女(在学中含む)、25~34歳男性、35~44歳男性、55~64歳男女、65歳以上男女である。
2016-11-30 21:41:33最終学歴別にみた正規・非正規雇用労働者数(左軸:万人)、非正規雇用労働者割合(右軸:%)の推移 pic.twitter.com/GYjIjX445a
2016-11-30 21:41:59その結果、中学卒は正規雇用、非正規雇用ともに減少する中で非正規雇用の割合が上昇する状況、大卒以上は正規雇用、非正規雇用ともに増加する中で非正規雇用の割合が上昇する状況となっている。また、非正規雇用の割合には学歴差が大きく、中学卒で最も高く、以下、高校卒、大卒以上の順である。
2016-11-30 21:42:38職業別にみた正規・非正規雇用労働者数(左軸:万人)、非正規雇用労働者割合(右軸:%)の推移 pic.twitter.com/2jVuKYqR8v
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