『あずまんが大王』で学ぶ、２１世紀のEnglish

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１）『あずまんが大王』で英文法を学ぼうシリーズ、いきます。

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２）"Which is why everyone should think long and hard about what they want to do with their lives." pic.twitter.com/5AeiAo1EcL

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３）「そういうわけで皆、生涯をかけてやりたいことは何なのか、じっくり考えてほしい」　直訳っぽく訳してみた。

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４）ここで木村先生は everyone を主語に使っています。これは he とか she とかと同じで、難しいことばでいうと「三人称単数」です。

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５）しかし彼のせりふを順に読んでいくと they（あのひとたち）や their lives （あのひとたちの人生）を使っています。

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６）everyone は三人称単数なのだから、それを受けるのに they や their つまり複数を使うのはおかしいはずです。

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７）１９８０年代までなら、きっと彼は he と his life を使っていたでしょう。

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８）ですが２０世紀の末ごろから、こういうときは they と their を使うのが通例になっていきます。

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９）どうしてかというと、人間は男しかいないわけではないからです。女だって世界の半分を占めている。だから両性を意識して、he は避けて they が好ましいとされていったのです。

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１０）従来の文法で考えるとおかしいわけですが、以上述べた理由によって、今では問題のない用法として受け入れられているのです。

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１１）実際、木村先生の発言に最初に反応したのは女子生徒でしたからね。 pic.twitter.com/7aQJzQi2XI

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１２）彼女はなんて言ったのでしょう？和訳は皆さんへの宿題にしておきます。

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１３）えと、補足ですが木村先生が Which is と切り出すのは、ニュアンスとしては「というわけで」の感じです。「そういうわけで」より少しライトな言い回しです。