"世界樹の迷宮"×"青葉の取材手帳"×"不知火に落ち度はない"『Deep sea Odyssey』
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水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「ちなみに3000enな」 「あ、じゃあ私買おうかな」 「毎度ー」 ハルカが買うことにしたようだ。 44 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:51:29
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「お帰りなさい、ご宿泊ですか？」 「ええ、一泊お願いします」 代金を払い、いつもの部屋へと向かう。 「それじゃ、おやすみなさい」 「ああ、また明日」 46 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:51:57
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
ユウキさん、カナデさんと別れ、自分たちの部屋へ入る。 「さて、ここまで準備したんだし負けられないわよね」 「絶対勝ちましょうね」 そんな決意を口にしつつ、私達は床についた。 47 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:52:12
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
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2017-01-13 23:52:58
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
次の日。 私が目を覚ますと、一緒のベッドで寝ているミドリちゃんは既にいなかった。 一方のハルカは日光から逃れるためにお布団を頭から被っている。 着替えた後いつも通りにお布団の上から何度か叩いてから部屋を出る。 49 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:53:15
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「おはようございます」 「おはよう、ミヅキ。ハルカはまだ寝てるのかい？」 「ええ、いつも通りに」 50 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:53:46
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
朝ご飯を食べながら、今日の予定を再確認する。 第三階層のボスを撃破し、次の階層へと足を進める。 余力があれば軽く素材集めもしたいけれど、とりあえずはボス撃破のみが目標だ。 51 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:54:10
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
そうこうしているうちに、どこかに行っていたらしいミドリちゃんが戻ってくる。 「ただいま戻りました、姉さんもおはようございます」 「おはよう、どこに行ってたの？」 「ちょっとサトミさんのお店で情報収集を」 52 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:54:29
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「いい情報は得られたかい？」 「先週挑戦して返り討ちにされたというギルドがいろいろ教えて下さいました」 全員生きて逃げ出せたならいいけれど。 53 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:54:52
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「まあご存じの通り、第三階層のボスとして君臨する骨纏の屍龍ですが、骨を鎧のように纏っていますよね」 「犠牲となった冒険者の骨だって言う噂もあるね」 「まあそれのせいで物理攻撃は壊属性じゃないとあまり通らないそうです」 54 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:55:50
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「後は炎はよく通るそうです。ゾンビだからですかね」 「壊に炎か。僕が頑張らないとだね」 「期待してます」 もう少ししてようやく起きてきたハルカも合流し、持っている情報を改めて確認する。 55 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:56:13
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
とりあえず、私達のパーティで壊属性と炎属性を持っているのはユウキさんだけだ。 となると、なるべくユウキさんを守りながら戦うことになる。 まあ私にはそんな余裕が無いので、トゥーエに頑張って貰おう。 56 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:56:29
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「よし、じゃあ出発するよ」 ハルカが朝ご飯を食べ終わり、全員で宿を出る。 まずは商店で注文していた物を受け取るところから。 57 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:56:57
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「おはようございまーす」 「おう、注文の品出来てるぞ」 代金を支払い、新しい防具を受け取る。 ついでに古い防具は下取りに出しておいた。 58 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:57:17
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「失礼しまーす」 「おや、Speranzaの皆さんですね、おはようございます。何か用事でも？」 「はい、第四階層の探索許可を頂きに」 「でしたらこのミッションを受領して下さい」 60 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:57:52
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
書類を受け取る。 そこには"骨纏の屍龍を撃破せよ"といった旨の文面が書いてある。 「では受領します」 「分かりました、ご武運をお祈りしています」 61 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:58:12
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
ふと突然、眼前に他の冒険者ギルドが現れる。 二人は満身創痍、三人は恐らく完全に息絶えている。 死んでしまった三人を担ぎながら、彼らは街へと向かっていった。 63 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:59:10
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「僕らも樹海を進む以上、いつかはああなってしまうのかもしれないね」 「でも私達は最後まで諦めるつもりはありませんよ」 「勿論僕らもさ」 64 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:59:33
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
入り口の側にある樹海磁軸に、五人揃って手を触れる。 そして第三階層へと強く念じた瞬間、私達は強い光に包まれる。 光が収まると、私達は樹海の中に立っていた。 65 #落ちぬい二次
2017-01-13 23:59:48
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「それじゃ、トゥーエ達を呼びますね」 「ああ、頼む」 ミドリちゃんが指笛を鳴らすと、どこからともなくトゥーエとレーテが現れる。 …どうやってここまで来るのだろう、本当に謎だ。 66 #落ちぬい二次
2017-01-14 00:00:08
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「とりあえずここから十五階まではなるべく敵との接触を避けていこう」 そう言ってユウキさんは呪文を唱える。 私達の身体がすっと軽くなり、わずかに向こうが透けて見える。 レビテーションとインビジブル、この二つにはいつも助けられている。 67 #落ちぬい二次
2017-01-14 00:00:26
水凪月/予備垢
@miduki_nijiba
「戦闘が発生した場合は極力逃走すること。いいね？」 「はいっ」 そうして、私達は探索を開始する。 68 #落ちぬい二次
2017-01-14 00:00:54