@Gheser ジャンルとして確立すると数が増えた後に質の競争になるので、技術が求められるのだと思います。一方で、最初から小説作法に自覚的だとジャンルは生まれなかったんじゃないか、という懸念があるので。「小説はこうだ」ということが、明日の新ジャンルを潰すかもという。
2017-02-12 15:58:43@nk12 それは気にすること無いでしょう。この世には、無自覚な人が発生させてしまう新ジャンルなんて山ほどあります。そして、それは前人の言うことなど聞かない人が作ってますから、配慮は要らないでしょう。ただ、自覚的な人がいないと定着しないで消えてしまうので、そっちの方が重要では。
2017-02-12 16:05:13@Gheser 新ジャンルは何かと旧世代に叩かれるのですが、かつて叩かれた側にいた自分としては叩くほうには回りたくないなと(叩かれてこそ伸びるという考えもありますが、そうは思わないので)。自分のかんがえる小説作法を伝えることについては、小説の一般論とは別に行いたいです。
2017-02-12 16:12:51@nk12 叩く必要はもちろんありません。でも、新ジャンルを定着させるのは、やはり旧ジャンルをちゃんと知った上で比較できる自覚的な人間だと思います。無自覚な人間だけでは、旧ジャンルと対峙することができないので。
2017-02-12 16:16:20@Gheser 「小説はこうだ」と言ってしまうのは、そうでない小説の迫害に繋がりやすいんですよね。また、例えば、なろうが定着する過程で、旧ジャンルへ自覚的に対峙する過程は特になかったな、という印象です。
2017-02-12 16:23:07@nk12 なるほど。わたしは、まだなろうが定着したとは思っていません。旧ジャンルと対決する必要はありませんが、その存在の意義を理論的に説明できるようになって、定着したと思うので。
2017-02-12 16:29:10@Gheser 私はエンタメにおいては、それを面白いと思う作者、読者が一定数いて商業的に成功したなら、十分な意義であり定着だと思っています。存在の意義を理論的に説明できるかどうかは、商業的な定着については、あまり関係ありませんよね。
2017-02-12 16:33:53なお、次の段階として、キャラの感情が動くたびに、毎回、拳プルプルさせてばかりだと、うっとおしいぞ、おまえ、というのもあります。演技のつけかた、敢えてつけないこと、レイアウト、カメラワーク、ライティングなど含めて無数の要素がありますがいずれにせよ「絵に落とし込む」視点が大切かなと
2017-02-12 16:36:40@nk12 まあ、その辺は「定着」をどういう意味で捉えるかの問題ですので、議論すべき問題ではありませんよね。海法さんの意味での「定着」はできていると私も思っております。ちなみに、私にとっての「定着」は、「将来もジャンルとして残る」という感じなので。
2017-02-12 18:20:29@Gheser その意味でいくと、例えば「時代小説」や「ラノベ」はジャンルの名前は受け継がれても中身は時代によって別物な側面があり、「定着」には失敗してるのかもしれません。ただ、娯楽作品とはそういうもので、ある意味それでいいのかなと(ここの作家の問題意識は別として)
2017-02-12 18:25:51「今回は「文学」をしてはいけないということを話します。ここで言う、いわばカッコ付きの「文学」とは、いたずらに抒情的な描写に凝ってみたり、月並みな比喩を使ってみたり、アクションですんなりと書かずに、奇妙な心理描写、不必要な記述で物語を停滞させてみたりする傾向を指します。(続)
2017-02-12 18:12:43(続)本当の文学は違います。常に厳しく核心を突かなければいけない。それに対してカッコ付の「文学」は、誰でもできる。つまり、通俗的な自己満足の形に過ぎません。」中条省平『小説家になる!』amzn.to/2l7mQbk
2017-02-12 18:15:09前にディエゲるとミメるの話でも似たような話になったことを思い出すけれども、描写をどこまでやるかのバランスは本当に難しい……のだけど、描写しすぎの罠におちないように常に上の一文は頭に置いている。
2017-02-12 18:18:05『なろう』小説、序盤は殺した、勝った、抱いた、など説明の連続で、稚拙ながらも一種ハードボイルド的なストイックさに溢れていた作品が、中盤以降、作者が書き慣れてきたのが、比喩や心情描写を使い出して冗長になっていき、「待て騙されるな! それは「文学」の罠だ!」と思うことはたびたびある。
2017-02-12 18:27:04