小説だと「彼女はショックを受けた」と書けちゃうのだけど、漫画やアニメだとこれではダメで「うつむいた彼女の拳が震えている」とか「リサリサ先生煙草が逆だぜ」とかの演技に落とし込む必要がある。小説畑だった自分が漫画原作やアニメ脚本を始めて習ったことです。
2017-02-12 14:40:56@nk12 基本のキみたいな話ですが、最初に言われた時は「なるほど!」と思ったのでメモっておきます。さらに言うと「それくらいわかってるつもり」で書いて「ここがそうなってない。やり直し」と何度も言われつつ、身につくものだと思います。
2017-02-12 14:42:25小説でも「彼女はショックを受けた」は練れてない拙い表現ですね。 twitter.com/nk12/status/83…
2017-02-12 14:50:14@ochagashidouzo そうですね。ただ小説の場合、念の入った描写ばかりだと重くなるので、適度に、さらりとした説明を混ぜて緩急をつけるのもアリかなと。
2017-02-12 14:53:57@haruhiz 一方で、役者さんに、「こういうキャラでこういう気持ちなんだよ」と理解してもらうという点においては、心情の説明もあって損がなかったりするんですよね。
2017-02-12 14:59:12@nk12 うーん……。問題の要点は少し違うと思います。漫画・アニメは「内面の表現」を挿む余地が非常に少ない媒体ですので、「外見の変化で該当人物の心理の変化」まで表現することが要求されるのです。小説は心理描写が大いに可能なのですが、それはそれなりの工夫を要求されますね。
2017-02-12 15:00:41@ochagashidouzo 小説の心理描写としても「彼女はショックを受けた」は、まぁ書き飛ばしレベルの拙い表現と自分も思うのですが、ただ自分は「彼女はショックを受けた」と書いてても評価が高い(売れている)小説も結構目にするので、単純に技術が低いとも言いづらい感じです。
2017-02-12 15:03:21@ochagashidouzo ほら、端的に言うなら「メロスは激怒した」は名作なわけで(もちろん激怒したに繋がる文章があってのことですが)
2017-02-12 15:06:53@nk12 メロスは……禁じ手だと思います(;^ω^)ピシャリとキマる、それしかない一手で、だからこそ濫発はしてはいけない表現ですね。
2017-02-12 15:12:42@nk12 いやいや。確かに、小説ではそう書くこともできます。でも、それはあまり上手い方法とは言えず、可能な範囲で描写で表すことになってますよ。逆に、台本とからなら「ショックを受けた」としておいて、役者さんの演技を要求することも可能ですけど。
2017-02-12 15:15:06@ochagashidouzo このへんは小説についての美学の問題で、自分個人も禁じ手と感じるほうですが、違う美学による小説もあるし、一概に否定はできないという立場です。(めんどくさくてすいません。プロなので、他人の小説の批判に繋がることについては慎重なのです)
2017-02-12 15:16:36@Gheser ええ、なので「書けちゃう」と書きました(必ずしも望ましくはない)。ただ、一方で「メロスは激怒した」は名作なわけで、常に、描写が説明に優先するとは限らないと思います。
2017-02-12 15:18:10@nk12 確かに。端的に書くことが必要なシチュエーションもありますね。ただ、それは少数で、通常は描写すべきです。プロ小説家の海法氏が「書けちゃう」と書くと、誤解する人もいると思うので。
2017-02-12 15:20:34ん?「ショックを受けた」なんて書いてる小説は駄作も駄作だぞ?ライトノベルでも叩かれるレベルだぞ? ショックを受けたことを「ショック」という言葉を使わずに書くのが小説。
2017-02-12 15:24:18@Gheser 過去、ラノベとか、なろうとかが「描写がなく説明ばっか」と批判されつつ読者受けはよく新ジャンルを切り拓いてきたわけで、ジャンルや読者層、流行とかで適正なバランスが決まるという理解です(自分の好みはまた別)。なので「通常は描写すべき」と書くかどうかも迷っています。
2017-02-12 15:26:50「「彼女はショックを受けた」みたいな単純な説明は、小説としても、もうちょっと考えたほうがいい」という御意見をいただきつつ。もちろんそうなのですが、作品次第でもありますね。例えば「メロスは激怒した」は名文なので。描写と説明のバランスや使い分けについて踏み込むと話が終わらなくなるので
2017-02-12 15:30:36@nk12 言いたいことは分かります。あちらはあちらで楽しんでいます。昔ながらの小説スタイルが、まったりしすぎていて現代の感覚では遅いと感じられるのもその通りです。でも、端的に書くことがメインになって良いのでしょうか。
2017-02-12 15:31:00@Gheser あちらはあちらで面白いわけで、色々あるのがいいですよね。元々のツイートでも別に描写の意義を強く否定してるわけではないのですが、ご指摘いただいた誤解も確かにあるかもしれません。少し追記しました。
2017-02-12 15:35:20@nk12 ご配慮、ありがとうございます。要は、小説では、描写するのも、わざと描写しないのにも、意義はあると思います。ただ、描写しないということにも自覚的であって欲しいと思うだけなのです。
2017-02-12 15:39:42@Gheser 個人としては心から同意するのですが、なろうとか、従来の小説作法に自覚的であったら、そもそもジャンルとしてうまれなかっただろうな、とも思うので、一般向けに語る時は、何が正しいのかはここ最近の悩みです。
2017-02-12 15:45:42@nk12 小説を書くなら「何人称何視点」よりも「ディエゲる」「ミメる」でライバルに差をつけろ! - Togetterまとめ togetter.com/li/1073095 @togetter_jpから 関連して最近こういう話題もありました
2017-02-12 15:46:59@nk12 うーむ、確かにそれも言えますねえ。なろうの作家の多くは自覚無しに書いているような気もします。でも、トップクラスは、天才か、さもなければ自覚的なんじゃないかなとも思っているのですが。
2017-02-12 15:54:10