せんせい日記

はち公。 @funkastic_8er

1 どーも。 大倉です。 受験も終わりつかの間のお休み･･･ ちょっと ちょっとだけな？ 少し前のこと 振り返ってもいいですか？ #せんせい日記 pic.twitter.com/clf2mAssn1

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2 高橋には 実はまだ話してないねんけど･･･ 彼女を好きになって でも 彼女の事を思えば 手を引くべきかなとか 葛藤をしたりして それでも やっぱり 好きだから そばに置いときたいな そう思った時の エピソードとか･･･ 話してもいいですかね？ #せんせい日記

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3 あれは、センターが終わって 二次試験の準備で忙しい頃･･･ 《もぉ！さっぱり分からへん！！！》 数学に苦戦してる安田が よく俺の家に来てて 《あかんなぁ･･･東京諦めて こっちの大学に変えたけど 受かるんかなぁ･･･》 珍しく 弱気www #せんせい日記

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4 『まぁ、いつも通りやれれば お前は大丈夫やろw』 《うー》 さすがの安田も焦るんやなぁw ･･･となると あいつは大丈夫なんやろか 『なぁ、安田』 《んー？》 『その･･･あの』 《･･･高橋？》 そーゆう見透かすとこ お前、何者！？ #せんせい日記

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5 《高橋はセンター コケんかったんやろ？》 『そうやねんけど･･･』 なんか 心配やなぁ･･･ 《そんなに気になるなら 電話でもせぇよw》 『や、邪魔したら悪いやんか･･･』 《大倉･･･》 『ん？』 《意外と健気やなw》 ･･･カッチーン #せんせい日記

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6 俺は近くにあった 問題集を手に取ると スパーーーーン って 安田を叩いた 《いったぁ！！！》 『もう、帰れ。 今すぐ帰れ。 さぁ！帰れ！！！(怒)』 《ガチかwww》 ガチです(怒) だって 茶化されるとか･･･柄に合わん！！ #せんせい日記

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7 適当に荷物をまとめさせ 安田を家から追い出す 『じゃー、お元気で！！』 《冷たいなぁw》 だけど安田は 靴を履いて出ていく直前 《あ、そーや》 って 《なぁ、大倉先生。 俺に協力出来ることあったらゆーてな？ それくらい、お前には懐いてるからw》 #せんせい日記 pic.twitter.com/CXvB5EUinS

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8 懐いてる･･･ねぇ 嬉しいけども だがしかし 『お前の助けは借りん！！』 《なんで！？》 『後々恩着せてくるから！！』 《あははwww》 安田は腹を抱えて笑いながら 《それは否定できひんwww》 と そう言い残して 帰っていった #せんせい日記

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9 ────が あっという間に 状況は変わった ＊＊＊ 安田を見送って しばらくした頃 ･･･ピンポーーーン と チャイムが鳴って 『はいー？』 ドアを開けたら 『え？』 そこには 「あ！いきなりごめんなさい///」 高橋が、そこにいた。 #せんせい日記

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10 マフラーで少し顔を隠して 寒さで少し 頬が赤い 彼女が家まで来るなんて･･･ 『どうした！？何かあった？！』 急に心配になる 親御さんとケンカしたんかな？ それとも クラスのヤツと何かあった？ だけど どうやら そーゆうんじゃないらしく #せんせい日記

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11 「あの･･･その･･･」 『ん？』 「あの･･･これ！！」 えいっと 俺に何か差し出した 『へ？』 受け取った紙袋の中には キレイにラッピングされた箱があって 『え、何？』 訳が分からずパニクってたら 「あの･･･バレンタインです///」 #せんせい日記

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12 ･･････あ ど忘れしてた 『そっか！そんな時期か！』 初めて受験生受け持って バタバタしてたから 『そっかそっかw』 世間はそーやったなw って思い出して それから 『･･･へ？俺に！？』 ことの重大さに気づいて 真っ赤になる #せんせい日記

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13 え、え！？ なんか、え！？ あの内気な高橋が チョコ持って わざわざ俺の家まで？ 「あ、あの･･･迷惑だったら･･･その」 『迷惑ちゃう！全然ちゃう！』 むしろ 思った以上に 喜んでる自分に驚いてるw 『あ、外におるんもなんやから･･･』 #せんせい日記

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14 誰かに見られてもまずいし とりあえず玄関先で･･･ 『えっと･･･開けてみていい？』 「･･･食べていいんですよw」 ふたりして ちょこんとしゃがみながら 中を見る 『おお！』 その中には トリュフってゆーの？ なんか丸っこいやつがあって #せんせい日記

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15 『自分で作ったん？』 「はい///」 照れる高橋に見守られつつ ひとつ食べてみる 『お。ふつーにうまい！』 「ほんとですか！？」 『おん。うまいw』 「･･･やったw」 嬉しそうなその顔が なんか 胸をぎゅーんって 締め付けてきた #せんせい日記

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16 （あぁ、もぉ///） どうにかしてしまいそうな衝動を ぐっと胸にしまいこんで 『そ、そーいえば こーやって丸いもん持ってると あん時みたいやな！』 「へ？あの時？」 『ほら！文化祭前に･･･ ビー玉ぶちまけて･･･』 それを一緒に拾って･･･ #せんせい日記

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17 「私が･･･告白した時ですね///」 ぐわーーーーーー やっば！！！ やっばぁぁぁ！！！ なんか、諸々思い出して （余計感情高ぶるやんか///） 落ち着け 落ち着け、俺。 相手はまだ高校生や 落ち着け、俺！！！(泣) #せんせい日記

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18 煩悩との葛藤を繰り広げる中 「･･･じゃあ！帰ります！」 立ち上がる高橋 『お、おう！送ろか？』 どもる、俺 「まだ暗くないから大丈夫ですw」 ぺこっと会釈して 外へ･･･ その･･･次の瞬間 「･･･先生？あのね？」 『ん？』 #せんせい日記

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19 「中間報告、してもいいですか？」 ･･･中間？ 報告？ とな？ 「あの･･･告白した時より 今日の方が 先生を好きです」 ･･･うわ 「だからその･･･ ちゃんと、考えて 答えてくださいね///」 うわわわ/// あ、かーーーん！！！ #せんせい日記

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20 「じゃ！また学校で！！！」 言うだけ言って 逃げるように帰っていく高橋 『ったぁ･･･///』 俺の残りのHPは ほぼ･･･ ゼロwww 『確信犯か･･･あいつは///』 気づけば その一挙手一投足に 俺は 振り回されているw #せんせい日記

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21 『あーもぉ･･･』 こりゃ、無理だw そろそろ 腹くくろーかw 高橋･･･あのな？ 俺も お前が思ってるより お前のこと──── ･･･俺は おもむろにスマホを取り出して ある人物に電話した ･･･♪♪♪ ガチャッ #せんせい日記

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22 《もしもーし》 『･･･俺』 《･･･どちらの俺さんですかー？》 『おおくら！ただよしです！(怒)』 電話の向こうには 楽しそうに笑ってる･･･安田 《どないしたん？ 俺、なんか忘れもんした？》 『ちゃう･･･そーやなくて』 そーやなくて #せんせい日記

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23 『先程、協力不要 といいましたが･･･ やっぱり･･･頼んでいいすか』 ･･･くそ こいつに 頼りたくなかったけど 《･･･ふーん？ なんでっしゃろかー？w》 頼らざるを得ない 『高橋の･･･指輪のサイズ 調べられませんかね･･･///』 #せんせい日記

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24 だって 君を喜ばせたいから 《指輪！？プレゼントすんの！？》 次の君の告白に 最高の答えをあげたいから 『プレゼントしたいので なんとか･･･できますか？！』 もう、恥とか どーでもええよ 《･･･先生、俺やで？ 出来ん事なんかあらへん♡》 #せんせい日記

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25 ･･･ってなわけで 卒業の日 君に指輪をプレゼント出来て 同時に 安田に冷やかされるネタを 提供してしまったわけですが･･･ 「ねぇ、先生？ ひとつだけわかんないの」 『はいはい？』 「どうして私の 指輪のサイズわかったの？」 #せんせい日記