蔵臼 金助選 #1日1本オススメ映画 1601~1650

こんな50本も映画をオススメしてるけど、本音を言うと『マグニフィセント・セブン』だけ。ただ『マグニフィセント・セブン』一作だけを、声を大にしてオススメしたい。
2
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『十階のモスキート』 まだ弟と交流があった頃。奴がエキストラで出たという映画を試写会で観たのだ。監督は崔洋一。聞き慣れない名前だったが、デビュー作だったのだ。悪徳警官を描くアナーキーな映画で、内田裕也のふてぶてしい目つきが印象的。崔洋監督作品ではベスト。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/ii5tZgi0Hq

2017-02-02 12:55:51
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『スペース・サタン』 元気溌剌カーク・ダグラス爺さんに、宇宙船の中でもベビードールなファラ・フォーセット、凛々しい鶴太郎風ハーヴェイ・カイテルと劣悪デザイン&凶悪ロボットの4人がジタバタする偏差値の低いSFを、名匠スタンリー・ドーネンが撮ってしまいました。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/9oj3zMNeyo

2017-02-02 01:28:13
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『かもめの城』 “オススメ映画”とあるものの、実はこの作品はオススメしたくない。孤独の空気をまとい、この作品のパトリシア・ゴッジの様に取り憑かれた目で、人知れず観たい。観終わったら心の奥の宝石箱にしまって、ジョルジュ・ドリュリューの音楽と共に反芻するのだ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/RBO4jX7JcH

2017-02-01 18:58:31
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『風と共に去りぬ』 何度か観ましたが、観る度に「ああ、セルジオ・レオーネはこういう作品に憧れ、映画製作を目指したのだろうな」との想いを強くする。例の夕陽バックの大木は、シルエットを強調するために黒ペンキで塗られているらしいですね。数々の伝説の塊の様な映画。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/FFn6pBKwuc

2017-02-01 16:38:58
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『わが谷は緑なりき』 長崎の離島の炭鉱町で生まれ育った母にとっては、原風景みたいな映画だったのかもしれません。私が幼い頃からテレビで放映される度に、つき合って見せられました。この語り手の可愛い少年が後に猿になったり、幽霊屋敷に乗り込んだりするとわっ #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/adSkFjrQGs

2017-02-01 00:38:48
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『オルカ』 世にも珍しい異種混合復讐ものです。『白鯨』に近いが、復讐するのはオルカ側。邦題を『復讐!殺し屋鯱』にしなかった東宝東和よ、よく耐えたなw 伊資本のおかげで色々トンデモ描写もありますが、モリコーネの格調高い音楽で帳消。主演2人の演技も手抜き無し。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/9dplm5jeQ5

2017-01-30 14:38:03
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

個人的に断言するが、21世紀に入って作られた西部劇としては、『マグニフィセント・セブン』は『スロウ・ウエスト』と並び、ベストだ。 特に中盤の街に入った7人が最初に闘いを繰り広げるシークエンスのテンションの上がり方、興奮の度合いは類を見ないものだったと言っておく。

2017-01-29 22:16:02
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『マグニフィセント・セブン』 マカロニウエスタンだとか正統派西部劇とかだのスタイル云々も関係無い。過去の西部劇の記憶と憧憬を再構築し、テンポ良く21世紀のリズムにマッチさせた快作。『七人の侍』も『荒野の七人』も関係なく観て欲しい。純粋に面白い映画だから。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/IyxNJ1WBVW

2017-01-29 19:58:12
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『夕陽に向って走れ』 恋人の父親に結婚を反対され、誤まって殺してしまったインディアンの青年が、恋人と逃避行の果てに保安官に追い詰められる。エイブラハム・ポロンスキーはこれ以外の監督作を観たことが無いが、この映画はもっと知られても良いと思う。痛ましい。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/4COg5nAKUw

2017-01-29 00:38:20
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『トリコロール/青の愛』 クシシュトフ・キエシロフスキーの三部作の1本。隅々まで磨き上げられた宝石の様な、残酷で美しい逸品。エマニュエル・リヴァがビノシュの母親役ということで時の流れを感じたが、それも24年前の昔だ。ADDIO、エマニュエル・リヴァ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/Cj7oJdgDzb

2017-01-28 22:18:15
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『フランケンシュタイン/禁断の時空』 2031年の科学者が19世紀のスイスにタイムスリップ、人造人間を創ろうとするフランケンシュタイン博士と邂逅する…。低予算映画量産の名手ロジャー・コーマンによる、ごった煮闇鍋感溢れる怪作。 ジョン・ハート、ADDIO。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/haO89gJsDs

2017-01-28 21:25:41
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『シン・シティ 復讐の女神』 フランク・ミラー+ロバート・ロドリゲスのノイジーなぱらぱら漫画第二弾。クオリティは落ちていません。エヴァ・グリーンの悪女ぶりと悲運のジョセフ・ゴードン=レヴィットが素晴らしく、さすがのブルース・ウィリスも生気が感じられないw #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/pdVTDRXS49

2017-01-28 09:40:41
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

CGの技術が完成に近づきつつある今、『宇宙大怪獣ドゴラ』とか『美女と液体人間』『ブロブ/宇宙からの不明物体』(←それにしても頭の悪そうな副題)をリメイクすべきだと思うの。 pic.twitter.com/wl4JQ7QvZl

2017-01-28 02:13:21
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ブロブ/宇宙からの不明物体』 ハリウッドメジャーで『ミスト』を撮るくらいの天才ダラボンですから、この映画の脚本で観客のぬるい予測を踏みにじり、容赦なく子供を怪物に食わせる展開なんて朝飯前。エグいシーンの連続で劇場内きゃーきゃー阿鼻叫喚。あ~面白かった。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/jbd5BDuP5Y

2017-01-28 02:02:18
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『夜の儀式』 ベルイマンお抱え女優の1人、イングリット・チューリンは1月27日生まれ。ベルイマン監督の数々の作品で迫真の演技を見せてくれました。この映画はTV作品ですが劇場公開されました。猥褻容疑で取調べを受ける、旅の一座の話です。異様な迫力に満ちてます。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/QPmNHdGKqn

2017-01-27 17:09:20
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

とても妖しいイングマル・ベルイマンの世界2 pic.twitter.com/8K1Kg3ChNG

2017-01-27 16:51:27
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

とても妖しいイングマル・ベルイマンの世界1 pic.twitter.com/2nAuhRwbEn

2017-01-27 16:46:12
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『叫びとささやき』の赤い部屋なんか、絶対アルジェントやリンチに影響を与えている気がしますよ。

2017-01-27 10:16:47
蔵臼 金助 @klaus_kinske

映画のシークェンスが暗転で始まったり終わったりするのをフェードイン、フェードアウトと言います。 暗転ではなく白画面から始まり、終わらせると、お洒落な感じになって、よく化粧品のコマーシャルに使われたりしますね。 この手法も、最初に使ったのはベルイマンと聞きました。

2017-01-27 10:15:35
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『叫びとささやき』 ミツバチはささやき、フクロウは叫ぶと言われてます(関係ありません)。ハンマースホイを想わせる静謐な画面の中で繰り広げられる、慟哭と断末魔。恐ろしい。美しい画面に騙されがちだが(意外にベルイマンはファッショナブル)、この映画はホラーです。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/tQnsVNeF5K

2017-01-27 09:55:32
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『沈黙』 公開中の『沈黙-サイレンス-』と同じく、テーマは“神のガン無視”“神の既読スルー”である。端正な構図とパンフォーカスの画面が観客を迷宮に誘う、ベルイマン“神の不在”3部作の1作。公開当時は成人指定扱いされたが、この作品を観てむらむら来る人とは?w #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/LMGSceq3Yd

2017-01-27 09:42:56
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ディープ・インパクト』 人類絶滅物を観る度、自分だったら最後をどう迎えるかを想像しますよね? 私は本作のティア・レオーニを規範としたい。嫌なTV局のレポーターでね。「貴女だってレポーターやる前は人間だったんでしょ?」とか言われる。だから、最後が泣ける。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/sGPIeOmQx6

2017-01-26 19:27:50
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ココシリ』 …それはチベット高原に在る過酷な荒野。本作はその山岳地帯を舞台に、チベットカモシカを武装密猟団から守るため編成された民間パトロール隊の活躍を描く。足に絡みつくズボンを脱いで河を渡るリアリズム、人を呑み込む恐怖の流砂。ストイックな良い映画です。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/ItPFHaaUoW

2017-01-26 01:11:32
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『暴力脱獄』 服役&脱獄物には秀作が多いが、これは中でも白眉です。ポール・ニューマン扮する主人公“クール・ハンド”ルークと、ジョージ・ケネディら脇のキャラクターらの魅力。孤高と不屈の男の行動を通して観客に訴えかけるテーマ性共に、一度観たら忘れられません。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/R5RweNqoMt

2017-01-26 00:18:22
拡大
拡大
拡大
拡大
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ミスター・ノーバディ』 人生の岐路に立たされた9歳の少年が夢想する魂の彷徨と、有り得たかもしれない様々な宇宙。エントロピー、バタフライ効果…『2001年宇宙の旅』と『トゥルーマン・ショー』を足して、美しい映像とセンスの良い音楽で綴った叙事詩的な味わい。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/zg2fE6BaTY

2017-01-25 20:08:38
拡大
拡大
拡大
拡大