- uchida_kawasaki
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http://fukushima-mimamori.jp/qanda/thyroid-examination/thyroid-exam-other/000396.html より引用(2017.3.30)
【質問】
二次検査で経過観察となり、保険診療を受けていた方が、経過観察中に甲状腺がんと診断されて手術を受けた場合、さかのぼって県民健康調査の「悪性ないし悪性疑い」の数に反映されたり、手術症例数に加えられたりするのですか。
【回答】
ご質問のケースの場合、県民健康調査の「悪性ないし悪性疑い」数や手術症例数には反映されないことになっております。以下に理由をご説明します。
福島県県民健康調査の甲状腺検査では、二次検査で「悪性ないし悪性疑い」判定となった方の数を集計し、福島県が実施する県民健康調査検討委員会で報告をしております。
これらの方々が手術をお受けになった場合は、原則として公表が許されない診療情報として取り扱われるべきでありますが、県民健康調査の甲状腺検査が直接の発見動機となったこと、制度管理上、「悪性ないし悪性疑い」判定が適切であったかどうかを確認すべきであること、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う健康影響の有無を検討するうえで有益な情報となる可能性があることなどの理由で、特別に術後病理結果を照会し、検討委員会に報告をしています。この診療情報については、患者様および照会先医療機関のご理解とご協力により、今日まで報告が可能となっております。
それ以外の発見動機による症例、例えば、ご質問にあるような「二次検査では経過観察となり、診療として様々な理由で経過観察を行っている中で甲状腺がんが診断された」場合や、「県民健康調査以外のきっかけで病院を受診し、検査や診療を受けその中で甲状腺がんが診断された」場合などについては、手術実施の有無を含め、放射線医学県民健康管理センターでは情報を有しておりません。
関連学会が定めたガイドラインに沿って実施した県民健康調査の甲状腺検査二次検査の時点では悪性ないし悪性疑いとは判断されなかった症例すべてについて、患者様とご担当医療機関のご理解をいただきながら診療情報を詳細かつ網羅的に集めることは制度的にも倫理的にも困難なことです。
一方、甲状腺がんで治療を受けた方の症例数については、より高い精度で情報を収集・公表している制度が、県民健康調査とは別に存在しております。福島県内で治療を受けた方の症例の場合、福島県の「地域がん登録」で情報収集をしております。2016年1月からは、「がん登録等の推進に関する法律」に基づき、全国の医療機関は、がんと診断された人のデータを都道府県知事に届け出ることが義務化されましたので、その精度はより高まると見込まれています。
なお、県民健康調査の甲状腺検査では、「悪性ないし悪性疑い」と判定された症例は、例外なく、県民健康調査の検討委員会への報告資料に記載しております。
ご参考1
県民健康調査の甲状腺検査では、以下の場合に、その症例を「悪性ないし悪性疑い」数に含みます。
県民健康調査の甲状腺検査を受診した。二次検査で「悪性ないし悪性疑い」と判定された。
県民健康調査の甲状腺検査で、二次検査を受診し、「悪性ないし悪性疑い」ではなく、経過観察と判定され、保険診療を受けていた。その後、次の回(先行検査で経過観察の場合は、本格検査の1回目以降)の県民健康調査の甲状腺検査の時期になったために受診をしたところ、二次検査で「悪性ないし悪性疑い」と判定された。
下記に該当する場合は、県民健康調査「甲状腺検査」の「悪性ないし悪性疑い」数には含みません。
県民健康調査の甲状腺検査ではない検査(例えば、症状等があり自主的に病院を受診し受けた検査、保険診療で甲状腺結節を経過観察している間に病変が変化したり新たな病変ができたりして受けた検査、何らかの病気で入院中または通院中に他の目的で受けた検査、市町村や各種団体等が独自に実施している甲状腺検査など)で、その検査をきっかけに、甲状腺がんと診断された。
ご参考2
地域がん登録を含め、がん登録については下記のサイトに解説がございます。
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターのサイト
http://ganjoho.jp/reg_stat/can_reg/index.html
ひどくないか、これって? 「二次検査では経過観察となり、診療として様々な理由で経過観察を行っている中で甲状腺がんが診断された」場合は、医大がデータ持ってるはずでしょうに。 twitter.com/YuriHiranuma/s…
2017-03-30 14:20:45放射線医学県民健康管理センター 甲状腺検査についてのQ&A Q:二次検査で経過観察となり、保険診療を受けていた方が、経過観察中に甲状腺がんと診断されて手術を受けた場合、さかのぼって県民健康調査の「悪性ないし悪性疑い」の数に反映されたり、手術症例数に加えられたりするのですか。
2017-03-30 14:10:21@YuriHiranuma 「放射線医学県民健康管理センターでは情報を有しておりません」けれど、「附属病院ではその一部、厚労省では全ての情報を有しております」という事ですね。:p
2017-03-30 16:53:26@YuriHiranuma さらにこれらの理屈からすると、「地域がん登録数」は「県民健康調査の検診による刈り取り効果」で減るわけですね。甲状腺がんに限らず。:p
2017-03-30 17:21:48これを見ると、また複雑だな・・・ 県民健康調査甲状腺検査サポート事業支援金申請確認表 pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…
2017-03-31 21:12:53福島医大にある「県民健康管理センター」には情報は無いけど、 福島県庁にある「福島県県民健康調査課」には情報が有るという事かな。 ここでも「申請不可」となる症例は漏れるわけだ。 (しかし厚労省の「地域がん登録」には反映されるはずであると。はずw)
2017-03-31 21:19:13福島医大の仕切る甲状腺検査ではがんと診断されず、のちに他の病院でがんと診断された場合は医大も把握しきれない場合があるだろうが、医大で経過観察扱いになっていた人ががんと診断されたのを漏らすのはいくらなんでもひどい。見かけ上のがん患者数を減らしたいとしか思えない。
2017-03-30 20:52:55福島の甲状腺がんだが、二次検査までで経過観察だった事故当時4歳の小児ががんと診断されたとなると、がんの成長速度が速いことが気になるわけで、清水一雄医師が懸念していたことと重なってくると思う。 togetter.com/li/950236
2017-03-30 22:54:59福島で通常で多くの未成年の甲状腺がんが発見されていることを否定する人はいない。それを検診よる見かけの増加とし、そのために過剰診断の害を懸念する声がある。その人たちが根拠にしているのは大人の甲状腺がんの性質が未成年にもあてはまるという推測と、福島での被ばく線量が少ないという推測。
2017-03-30 22:59:00部位別がんの統計情報:[国立がん研究センター がん登録・統計] ganjoho.jp/reg_stat/stati… 甲状腺は、24 内分泌がん に分類
2017-03-30 20:51:24こんな方法で数を誤魔化そうとする理由は… twitter.com/uchida_kawasak…
2017-03-30 20:46:12「2017.3.30報道【184人以外にも未公表の甲状腺がん〜事故当時4歳も】関連メモ ♯誤魔化し」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1095811
2017-03-30 20:44:09関連報道
重要な記録 緊急特集!【保存版】福島の健康管理を仕切る10人の「専門家」 daysjapan.net/2017/03/29/10%…
2017-04-01 17:27:33【3/12付 信濃毎日新聞掲載】 広河隆一「小児甲状腺がんの現実」 daysjapan.net/2017/03/29/%e4…
2017-04-01 17:29:072017.3.30 184人以外にも未公表の甲状腺がん〜事故当時4歳も | OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー ourplanet-tv.org/?q=node/2108
2017-03-30 20:12:54引用: OurPlanetTVの取材によると、未公表の症例には、事故当時5歳未満の子が含まれているおり、検討委員会の議論にも影響を与えそうだ。
2017-03-30 22:40:59過剰診断がどうといった話とは別次元の話というか事故時5歳以下の甲状腺がんが検査で見つかってはいないけど別のところで見つかったということなのね、、、
2017-03-30 22:41:042017.3.30 4歳児の甲状腺がんが報告されず|NHK 福島県のニュース www3.nhk.or.jp/lnews/fukushim… 委員会の委員で福島大学の元副学長の清水修二特任教授は、「正確な情報を明らかにして分析するのが使命で、隠しているという疑念を生じさせないためにも(続く
2017-03-30 20:29:53