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2010年3月25日

ゴシック史概略 〜ゴシック・ファッションから列強まで〜

近世初期イタリア人「あの、ローマの支配が及ばなかった、野蛮なゲルマン風のやつね。ゴートとか言っとくか」 →18世紀イギリス人「これまで何かとすぐ大陸旅行とか出かけて、ローマ文化ブラヴォーとかやってきたけど、身近なものも結構イケてるんじゃね。あのゴシックのやつとか」 →19世紀他欧米人「あのイギリスがやってたゴシック趣味とかいうやつよくね」 →20世紀欧米マスカルチャー一部「ヴィクトリアン・エイジふつくしい」 →(その他マスカルチャーの確立) 続きを読む
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にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

ゴスという単語を見る度いつも、ゴート人がどうしたんですかとか尋ねたくなる衝動を抑えている。

2010-03-24 02:43:09
ふぇい @mythtic

@nirvanaheim それには纏う身ながら同意する どうでもいいがゴート系の人間は細身ならゴスが間違いなく似合うはずだとか妄想したりする。そんなコーカソイド至上主義。

2010-03-24 02:53:31
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@mythtic まあ、あのゴシックってやつは元々「あの、ローマの支配が及ばなかった、野蛮なゲルマン風のね」程度の意味から始まってるから別にいいんですけどね。

2010-03-24 03:05:05
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ゴシックの歴史1:近世初期イタリア人「あの、ローマの支配が及ばなかった、野蛮なゲルマン風のやつね。ゴートとか言っとくか」→18世紀イギリス人「これまで何かとすぐ大陸旅行とか出かけて、ローマ文化ブラヴォーとかやってきたけど、身近なものも結構イケてるんじゃね。あのゴシックのやつとか」

2010-03-24 03:13:28
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ゴシックの歴史2:19世紀他欧米人「あのイギリスがやってたゴシック趣味とかいうやつよくね」→20世紀欧米大衆文化人一部「ヴィクトリアン・エイジふつくしい」→対抗文化人⇒ヒッピーとかニューエイジャーとか「ふつくしいから、ゴシックものでも読んで勉強してなりきろうZE!」

2010-03-24 07:03:29
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流石にここは乱暴が過ぎる気がするな。というか大衆文化人とか意味不明な俺用語を使ったせいでアレに。 QT 20世紀欧米大衆文化人一部「ヴィクトリアン・エイジふつくしい」→対抗文化人⇒ヒッピーとかニューエイジャーとか「ふつくしいから、ゴシックものでも読んで勉強してなりきろうZE!」

2010-03-24 20:53:59
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いわゆるマスプロが始まって、マスカルチャーが爆発的な発生を見せたと。でその中で、ヴィクトリアンでゴシックな文化にも大衆がある程度手軽に触れられるようになり、模倣も再活したと。だがそれはそれとして、圧倒的に強力な大衆(マス)文化が、新しい国民文化とでも言うべきものを形成していく。

2010-03-24 21:06:07
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で、戦後それに対する反逆を叫んだ連中がいて、「この科学技術とマスプロからなる画一的な主流文化に対抗する!」とか言って諸々のカウンターカルチャーを産み出していったと。その中に、いわゆる前近代への回帰が大きな潮流としてあった。ビートルズもヒッピーとしてインドに行きましたね。

2010-03-24 21:09:34
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で、その一環として中世趣味も再活性し、サブカルチャーとしてのゴシック趣味が社会に定着を見せるようになった。

2010-03-24 21:11:48
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外部の観察者以下の人間としてはそんな風な構図で捉えています。

2010-03-24 21:12:10
--- @vanaheimr

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2010-03-11 01:25:49
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「ゴシック」を肯定的に使い出した18世紀イギリス人ですが、その大国としての台頭が背景にあります。今でこそ旧「ザ・列強」面をしているイギリスですが、17世紀辺りまでは西欧中の周辺国家の一つに過ぎませんでした。それが「長い十八世紀」を経て七つの海を支配する国家に成り上がったのです。

2010-03-24 07:18:45
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イギリス貴族がやってたグランド・ツアーというやつがあるでしょう。あれは丁度、この「長い十八世紀」に属する文化だと言えます。あ、長い十八世紀ってのは、17世紀末から19世紀頭くらいに思えばとりあえずOKです。

2010-03-24 07:37:42
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グランド・ツアーは概ね、エリート子弟教育の一環として大陸の貴族と文化共有しようという話なのですが、基本的な行き先はフランスとイタリア。「現代欧州の中心、大国フランスで現代文化の粋に同化し、文化の源泉であるイタリアで古代ローマ・ルネサンスの空気に触れよう」と、まあそういうわけです。

2010-03-24 07:40:04
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有力国に席を連ね、グランド・ツアーなんぞに子弟を送り出すようになったイギリス上流階層なわけですが、それが始まった当時はまだまだ中心的大国はフランス、ヨーロッパ共通語もフランス語でした。フランス文化の洗練に学び、遠く偉大なローマ文明・ルネサンスの美に触れる。それが基本だったのです。

2010-03-24 07:45:49
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

ところが、この「長い十八世紀」を通じて、イギリスはどんどん成長していきます。ただの辺境国から存在感を示し出し、大国の一角へと。

2010-03-24 07:52:34
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十八世紀末から十九世紀頭のナポレオン戦争。その戦後処理の中で、遂に固有表現「列強」が生まれます。ここに至って遂に、広域的中心としてのフランスの地位は終焉を迎え、イギリスが列強の一角としてフランスと並ぶことになるわけです。経済的にも、この辺りでフランスのGDPに追いつきます。

2010-03-24 07:54:35
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

まあこの成長の中でイギリス人は自信をつけていくわけですが、その自信の証の一つに「ゴシック」の地位向上があるわけですよ。当初はローマだの言ってそちらの美術芸術に専ら触れていたわけですが、段々と「身近にも美はあるんじゃないか」とか言って、イギリス国内に観光地を見出し始めるのです。

2010-03-24 07:57:55
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

で、「ゴシック風」の、中世風の建造物もなかなかいいんじゃないか、となり、またそこを舞台にした物語も流行り出すと。

2010-03-24 08:01:37
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

グランド・ツアーも、イギリスが文化・経済・政治、様々な面でフランスに引けをとらなくなる「長い十八世紀」の末期までに退潮していきます。少なくともエリート教育としての重要度は低下し、やがてただのパッケージ観光ツアーとなっていくのです(まあ観光ツアーもまだまだ上流階級のものでしたが)。

2010-03-24 08:05:47
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

フランスの方でも、イギリスが追いついてきてまた抜かれたりするような時代の流れの中で、逆にイギリスから文化が流れてくる番になり、フレンチ・ゴシックなんてものが生まれたりするわけでございますよ。

2010-03-24 08:10:34
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