音楽理論で語る「~は」と「~が」の違い

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uroak_miku @Uroak_Miku

「吾輩は猫である。名前はまだない」の後半は「(吾輩は)名前はまだない」ですが、もし前半が「吾輩が猫である」だったら後半は「(吾輩の)名前はまだない」と解釈できます。「~は」は「。」を跳びこえるけれど「~が」は跳び越えられないのです。

2017-04-22 05:14:57
uroak_miku @Uroak_Miku

2)ここから浮かび上がるのは、「~は」は話題の大枠を表す標識であり、「~が」は話題の大枠はここまでですと示す標識であるという機能性。

2017-04-22 05:24:50
uroak_miku @Uroak_Miku

3)イメージ的には「~は」は青信号で「~が」は赤信号。

2017-04-22 05:26:38
uroak_miku @Uroak_Miku

4)「~は」で違う方向に話題が切り替わるケースもよくあります。「ぼくは行くつもりだよ。長男だから」「あたしは行かない」では「ぼく」から「あたし」に「~は」を介して話題が切り替わる。音楽でいう転調の感じ。

2017-04-22 05:39:17
uroak_miku @Uroak_Miku

5)「~が」は音楽でいう終止ですね。

2017-04-22 05:40:00
uroak_miku @Uroak_Miku

6)「吾輩は猫である。(吾輩は)名前はまだない。(吾輩は)どこで生まれたかとんとわからぬ。」を見ればわかるように、「~は」にはバトンを後進者に手渡していく機能があります。

2017-04-22 05:48:12