健闘虚しく敗れた姫騎士を蹂躙する風な鬼畜将軍が実は不能だったら…？

帽子男 @alkali_acid

「ひ、姫よ…危ないところだった…我の面子が…本当に危ないところだった…」 「貴様の頭には体面以外ないんだな」 「黙れその我に敗れたのだぞ！」 「…なぜだろうなほんと…」

帽子男 @alkali_acid

―帝都― 「西方討伐に向かったあの将軍はどうなった」 「それが、制圧に成功したとかで」 「ほう…だがすぐに叛乱が起きたはずだ…そろそろ援軍要請が来ておろう」 「いえ、今のところは」

帽子男 @alkali_acid

「なに？なぜだ。やつの配下につけたのはすべて勃起を失った落伍者…別名、不能の軍団だぞ？そのような情けない屑どもに占領地が治められるはずがない」 「それが、将軍がかの無双の鬼姫とあだなされた王女を徹底した陵辱を施しているとか」 「やつが…士官学校を出ていらいくすぶっていたあの」

帽子男 @alkali_acid

「家柄だけのごみではないか…たしか陵辱の実技のときも風邪で休んで賄賂で成績をごまかした…帝国軍の恥と言われているあの男が」 「今のあだなは鬼畜将軍と配下から」 「ほう…あえて陵辱の才を隠していたか…まとめて無双の鬼姫に片付けさせるつもりだった不能の軍団でどこまでやれるか見ものよ」

帽子男 @alkali_acid

「帝都奴隷品評会…将軍が占領地からえりすぐりの奴隷を…連れ…陵辱で心を折った度合を競う、まさに帝国軍の華というべき行事…病欠…病欠するしかない」 「閣下！いよいよほかの将軍をひとあわふかせる好機到来ですな」 「我等配下一同、用意は万全です！！」 「なにせすることがなくて暇！」

帽子男 @alkali_acid

「あの堕ちきった姫にふさわしい淫らな衣装を沢山作っておきましたぞ」 「こいつ縫製がすっかりうまくなって」 「ばかお前の刺繍もだろ」 「そうか…妙に文明水準に比べてしゃれた下着とか出てくるなと思ったら…お前達が…」

帽子男 @alkali_acid

「任せておけ、ものども！！我と我が奴隷たる姫が、帝都の並みいる有象無象どもを瞠目させてみせようぞ」 「鬼畜！鬼畜！鬼畜！」 「悪逆！悪逆！悪逆！！」 「うおおおお！！！！」

帽子男 @alkali_acid

「で、どうするつもりだ」 「お、おお姫よ…そうだな…またちょっと腹回りが絞れてきてないか」 「鍛錬を欠かさんからな」 「孕んでいる設定なのだからもうちっと肥えておれ」 「そんなことよりどうするのだ」

帽子男 @alkali_acid

「奴隷品評会は皇帝の午前で各将軍が陵辱を繰り広げる“俎板の宴”がある…我には無理だ…最近勃たないどころか尿のキレすら悪いのだ…」 「もう諦めたらどうだ？」 「…そうだ。姫。そなた許嫁とかいるのではないか？そやつを我の影武者にして」 「貴様が一騎打ちで殺した騎士団長のことか」

帽子男 @alkali_acid

「あ、あれか…ああ…あー…まあいいや男なら誰でもこの際」 「何度も言うがもう諦めたらどうだ？」 「諦め…諦めたくない…帝国の暴威の権化として君臨したい…男の中の男…真の兵でいたい」 「しかし役に立たぬのであろう？」 「勃たない…」

帽子男 @alkali_acid

「楽になれ…半年一緒にいて貴様のことは多少分かったつもりだ。貴様は軍略と白兵が得意なだけで、人間としては最低のどうしようもない小物だ。帝国の将の器ではない。夢を見るのはよせ」 「うう…ううう…」 「楽になれ…」 「ほら、短剣をやる。これで自害してみろ」 「自害」 「うむ（ﾆｺｯ」

帽子男 @alkali_acid

「…せんわ！！」 「…そうか。残念なことよ」 「あやうく敗国の姫の、あわれな牝奴隷の口車に乗るところであったわ…奴隷品評会！！大いに結構やってやろうではないか！！覚悟しておけ！！」

帽子男 @alkali_acid

―帝都旧市街・暗黒小路― 「おお、今日もエルフ女どもが受ける調教の悲鳴のうるさいこと…さてお客さん、注文の品だが」 「できておるか」 「本物そっくりの疑似陰茎、腰に装着すれば見分けがつかず、媚薬スライムを吐く機能もある…くくく、女奴隷同士をからませるのにうってつけ」 「うむ…」

帽子男 @alkali_acid

「ちょっと試してもいいか」 「？女奴隷をお連れでないようだが」 「あ、我がな…」 「御方様はみたところ、立派な男。ご自分の“陵辱の剣”をお持ちでしょう？」 「もちろんだ。なに、別にほら。そういうあれではないから。とりあえず代金を払っておくからな」

帽子男 @alkali_acid

「…くくく、起死回生のこの疑似性器をもって、ほかの将軍どもの度肝を抜いてくれるは、性器の大きさは男の器。この巨人族並の太さ長さを見れば、たちまち皆我に膝を屈する」 「涙ぐましいな」 「だまれ！姫はあっちで素振りでもしていればよい！…明日にはこれで悲鳴を上げているのは姫だぞ」

帽子男 @alkali_acid

「みじめとは思わんのか自分で」 「お、思わんね！まるで思わん。みろこの太さ長さ、どうしてもっと早く気づかなったのであろうなあ…こういう道具使えばいいって」 「そうだな…」 「なぜ顔をおおうのだ姫」 「いや…貴様に敗れた我が国のことを思ったらすこし涙が出てきただけだ」

帽子男 @alkali_acid

―帝都大宮殿中庭・悪鬼の俎板― 「先ほどの、みごとな残虐将軍の南海の褐色女海賊陵辱でしたな！」 「ええ、あの突き上げ、ミノタウロスかと紛う激しさ」 「百隻の船を率いたというあの隻眼の毒蛇もぶざまに舌を突き出して」 「かっかっか」

帽子男 @alkali_acid

「どうしました鬼畜将軍。つまらなそうな顔をして」 「え？あ、終わりましたかな？」 「やはり鬼畜将軍にとってこの程度の陵辱は退屈と」 「はあ。そうですな。そもそも帝国はなぜこんなことをしているんでしょうな」 「？！」

帽子男 @alkali_acid

「お気をつけなさい。それは異端の考えを抱き処刑された“賢者”の教えに近い言葉だ」 「“賢者”…ああ…」 「性器同士こすりあわせることに大した意味などないのでは？やたら労力をかけるのは無駄では？などと帝国の根本を破壊せんとするあの教え…終始つまらなそうな表情…“賢者”ほど」

帽子男 @alkali_acid

「おぞましい考えの持主はおりませんでした。一説によると、賢者は人の世においてもっとも汚らわしい業病、“不勃起”にかかっていたと言われています」 「いやまったくぞっとしますな。はっはっは…おっと我の番ですなそれではこれで」

帽子男 @alkali_acid

「賢者か…哀れなやつ…陵辱がばかばかしいなどと…無意味などと…まあちょっとわかるが…いやいや何を頑張れ我。ここを乗り切れば、皇帝陛下の御覚えもめでたく、宮廷での地位も安泰なんだから」 「ぶつぶつ薄気味の悪いやつだ」 「黙れ！姫も覚悟は決まっておような。この極太巨根に貫かれれば」

帽子男 @alkali_acid

「ああ…国のためだ…己の身など犠牲にする覚悟はできている。約束は忘れるなよ」 「くくく…それでこそ無双の鬼姫…さて、始めるとするか、凌辱の宴を！！」

帽子男 @alkali_acid

「勃たない」 「なに？」 「馬鹿な…なぜだ…確かここを押せば勃起が…あれ？勃たないぞ…勃たない…くそ、あのいんちき職人め…ちが、お待ちください陛下。これは何かの間違いで」

帽子男 @alkali_acid

「ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ」 「…ﾋｿﾋｿﾋｿﾋｿ」 「まさか鬼畜将軍が…」 「呪われた…」 「“賢者”と同じ…」 「そういえば、先ほどもすごくつまらなそうな顔を…」 「異端者…」

帽子男 @alkali_acid

「くくく、ははは。そうではったか。帝国の恥部、不能の軍団を預けた長もまた不能。なるほど！！それを敵国と結託して隠蔽し、のこのこと宮殿まで来るとは」 「あ、違…宰相様これは」 「どうするつもりであった？策があるのだろう？陛下を弑するつもりか？お前の役立たずの兵はどこにいる」