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【離婚で壊れる子どもたち】『夫婦の別れ』=『親子の別れ』になってしまう日本の特殊な現状。離婚の影で壊れていく子どもを守る方法とは。

面会交流について調べる中で出会った本でしたが、読み進める度に、子どもたちが置かれた厳しい現実や、メモしておきたい文章が次々と出てきたので、まとめることにしました。離婚と子どもの事で悩んでいる方に届いて欲しいと思います。
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tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「離婚した両親が協力して子どもを養育することはできないし、子どもが両親と接触を続けると強い忠誠葛藤を引き起こし、害を与える」という古い考えを、米国の法律は180度転換した。離婚後の両親との接触が子どもの最善の利益だとしたのである。#離婚で壊れる子どもたち P.141

2017-04-30 16:35:14
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

【感想】読み進めていますが、米国はそもそも1970年代の時点で、「離婚後も共同で子育てをするのが子どもにとって一番良いことである」という雰囲気が出来上がっていたようです。日本は米国より5-60年は遅れています。戦うお父さんにぜひ読んで欲しい本です。 #離婚で壊れる子どもたち

2017-04-30 16:47:31
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(米国では)離婚は失敗ではなく終結であり、家庭が取り返しようもなく壊れてしまったのではなく、ママの家とパパの家に分離する事であると考えられるようになってきている。 長い論争と実証研究の末に離婚後の「一つの家」説から「二つの家」説に移行してきた。#離婚で壊れる子どもたち P.144

2017-04-30 17:46:23

【感想】「離婚は失敗ではなく終結」という言葉は、この書籍を読んで目から鱗でした。私も、離婚したことを失敗と捉え、それを恥ずかしいと思う気持ちが未だに拭えていませんが、これを読んで多少その楔から解き放たれたように思います。海外はそういう意味でも、個人の感覚がしっかりしているように思いました。

この話は、親だけでなく子ども自身にも言える事だと思います。子ども自身も、「私は失敗した家庭の子どもである」と捉えている可能性があります。そうではない事を子どもに伝え、不安に思う必要はなく、両親がこれからもしっかりサポートしていくことを約束して安心させてあげたいです。その為にも、面会交流の拡充が必要だと思います。

tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「寺戸ら(1991)もその調査結果において、面会交流がある群とない群を分ける特徴として、父親の交流に対する姿勢が重要であると指摘している。つまり別居親である父親の半分ぐらいは、そもそも子どもとの交流を望んでいなかったという。」 #離婚で壊れる子どもたち

2017-04-30 17:51:03
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「(父親が離婚後に子どもに会いたがらない事は)子どもにとっては、自分は『可愛くない存在』なのだというメッセージとなり、自尊感情の低下につながり、離婚という出来事自体よりも大きな傷つき体験となる」 #離婚で壊れる子どもたち P.154

2017-04-30 17:56:30
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「米国でも子どもの世界から消えていく父親の存在は大きな問題であった。週末だけの子どもとの接触では、多くの場合に、父親は子どもが自分の力の及ばない世界に住んでいるように感じ、『子どもを失ってしまった』という強い喪失感を味わった」 #離婚で壊れる子どもたち P.155

2017-04-30 18:00:34
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「私が1984年の調査時に出会った(米国の)父親たちは、皆、口を揃えて『ウィークエンド・ファーザーは嫌だ』と訴えていた。日本の場合は週末だけの父親どころか、年数回しか会えない父親、写真やビデオ、手紙での接触しか許されていない父親がたくさんいる」#離婚で壊れる子どもたち P.155

2017-04-30 18:05:01
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「(筆者が1998年に米国を訪れた際の話)日本では今も離婚後に日常的に起きている『子どもに頻繁に会えない父親』の問題、そして『(両親の別居後に父親が子どもとの頻繁な接触を許されず)消えていく父親』の問題が、米国では既に過去の物語になりつつある」#離婚で壊れる子どもたち P.158

2017-04-30 18:11:34
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

米国では、離婚後に両親とも、子どもと一緒に遊ぶばかりではなく、宿題を見てあげたりといった日常の生活を共にする「ワークタイム」を別居親と共有するプランを作るよう調停者が指導するそうです。子どもを別居親から引き離す日本の裁判官は一体どうなっているのか…。 #離婚で壊れる子どもたち

2017-04-30 18:16:02

【感想】米国でずっと単独親権や母親優先主義と戦ってきた父親の話が、とても胸を打ちました。本書では「ディズニーランド・パパ」という言葉も登場します。昔の米国では、面会交流と言ってもたまに一緒に遊園地で遊ぶ事ぐらいしかできなかった事を嘆いた言葉です。我々とまったく同じです…! しかし、彼らが戦っていた時代ですら、彼らは毎週のように子どもと面会するのが当然とされていた事に嫉妬せざるを得ません。それでも、長い議論や試行錯誤の末、子どもの福祉の視点から米国では「面会交流という枠を超えた共同養育が必要」という結論に達したのです。日本でこの段階まで進むのは、一体何年後の話なのでしょうか…それを思うと途方に暮れてしまいます。

高葛藤な夫婦間の離婚でどう子どもが壊れていくか(DVの事例も含めて)

tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「以下、子どもとの面会交流を争う典型的事例をいくつかあげながら、葛藤の高い離婚事例において、『子どもの福祉』の名のもとに、いかにして子どもと別居親が互いに疎外されていくか、その過程でいかに子どもの心が壊れていくかをみていきたい」 #離婚で壊れる子どもたち P.163 pic.twitter.com/eebQ9Bgrxo

2017-04-30 21:43:09
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tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「特に問題があったわけではない夫婦(娘2人)が、些細な問題を巡って喧嘩を繰り返し、妻からの提案でしばらく距離を置いて暮らそうと別居開始。その後妻は面会交流を拒否して離婚調停を申し立て、夫は罪の意識から抑鬱状態に…」という事例紹介が、キツイです。#離婚で壊れる子どもたち P.164

2017-04-30 23:39:11
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「【事例1】母親は父親の面会交流の求めを拒否し続けた。父親は家庭を崩壊させた罪の意識や子と切断された苦しさから深い抑うつ状態に陥る。しかし子ども達は「お父さん嫌い!」といった以前の良好な関係からは想像もつかない言葉を吐き続けた。」#離婚で壊れる子どもたち P.166

2017-05-01 16:32:32
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

この【事例1】については、「夫婦関係の破綻の理由は、これといって大きな問題があったわけではなくて、些細な問題を巡って夫婦間で言い争うことが増えてきたことにあった。喧嘩する度に相手方実家の価値の切り下げをし合い、どんどん傷つけあう事になった」と記されています。

2017-05-01 16:34:07
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「【事例2】父親の不倫発覚後、父親は深く反省・精算したが、母親は許さず離婚。それまで父子関係は良かった。しかし面会交流の度に母親は様々な理由をつけて面会をキャンセルした。最終的に裁判所は面会交流が子の福祉に適うとは言い難いと却下した」#離婚で壊れる子どもたち P.167

2017-05-01 16:25:16
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「【事例3】互いに気性が荒く喧嘩が絶えない夫婦。ある日母親が家を出て、DVを理由として離婚調停が開始された。以後父親はまだ親権者であるにも関わらず面会交流が却下され、幼い子どもの直筆で『わたしたちはあいたくないんです」の手紙も渡された#離婚で壊れる子どもたち P.168

2017-05-01 15:50:06
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「【事例4】母親に好きな男性が出来、母親は家を出て父親っ子だった息子を父親から引き離した。離婚調停後、面会交流が反故にされるようになり、父親が調停を申し立てたが、『母親が新しい家庭を築きつつある』事を理由に却下された#離婚で壊れる子どもたち P.170

2017-05-01 15:54:56
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(要約)「【事例5】父親と三人の子どもたちはとても仲が良かったが、夫婦仲が険悪になると子ども達の態度が変わりだした。母親がいるところでは父親を避け、憎しみの言葉をはくようになった。離婚後は父親を「怖い怪物」のように恐れるようになった#離婚で壊れる子どもたち P.172

2017-05-01 15:58:25
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

以前は仲が良かった親子なのに、離婚後の母親は「子ども達が嫌がっているのが分からないの!」の一点張りで、子ども達は「怖い怪物」に今にも襲われるかのようにパニックになり、面会交流を中断……第5章「高葛藤離婚で壊れる子どもたち」の事例1〜5は心が疲弊します…。 #離婚で壊れる子どもたち

2017-05-01 00:11:28
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(米国では)夫婦の一方が相手との話し合いもせずに子どもを連れて勝手に別居することは、子どもの『拉致』に当たり、犯罪行為とみなされる。しかし日本では犯罪行為とみなされないどころか、『監護の継続性』という視点から、母親に継続的に親権が付与される」#離婚で壊れる子どもたち P.174

2017-05-01 00:19:07
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「最近の日本では別居親を子どもから排除していこうとする際に、DV申立がされることが非常に多い。その他に、子どもへの虐待申立は強力な武器になりうる。この点は米国でも同じである。しかし、そうした申立に対するその後の対応の仕方が日米では大きく違う」 #離婚で壊れる子どもたち P.181

2017-05-01 00:37:38
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「DVを理由として離婚が申請された場合、日本では家庭裁判所が独自の調査を行うことなく、申立人の言葉そのままに面会交流を禁止する判例が多い。米国では、DVの専門家によって、申立の真偽、DVのタイプ判定、危険性などの評価がしっかりなされる」#離婚で壊れる子どもたち P.181

2017-05-01 00:42:46
tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

「その血を半分受け継ぐ子どもたちに、父親に対する尊敬の念をもたせないように仕向けるこうした行為もまた、子どもたち自身の自尊感情を深く傷つけていく行為であり、『心理的虐待行為』であるといえる」 #離婚で壊れる子どもたち P.183

2017-05-01 00:48:13