【離婚で壊れる子どもたち】『夫婦の別れ』=『親子の別れ』になってしまう日本の特殊な現状。離婚の影で壊れていく子どもを守る方法とは。

面会交流について調べる中で出会った本でしたが、読み進める度に、子どもたちが置かれた厳しい現実や、メモしておきたい文章が次々と出てきたので、まとめることにしました。離婚と子どもの事で悩んでいる方に届いて欲しいと思います。
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あとがき

以上、「離婚で壊れる子どもたち」は、事例も多く掲載され、著者の人となりが伝わってくる、子どもや両親に対する愛情にあふれた素晴らしい本でした。特に「離婚は失敗ではなく終結である」という言葉には、私自身、強く勇気づけられました。多くの方に読んで頂き、この問題の認識と、これからどう変えていくべきかの指針として頂ければと思います。故人の多大なる貢献に感謝致します。

ここに引用した内容は、この書籍にまとめられた膨大な情報のうちのほんの一部です。ご興味を持たれた方は、ぜひ下のリンクから本書をご購入下さい。引用にはページ番号を付けてありますので、興味のある場所から読み始める事ができます。

こちらの本も超お勧めです。私は最初にこちらを読みました。米国の本ですが、ここに書かれている内容は「まさに自分たちのことだ」と、多くの方が思える内容ではないかと思います。私はそれまで「苦しんでいるのは自分だけだ。元妻の方は子どもと一緒で楽しい日々を送っているのだ」と思っていましたが、これを読んで、「元妻も苦しんでいる。離婚という苦難に際して苦しんでいる同朋なのだ。信頼関係を取り戻し、子どもの為に協力できるようにすることが、幸せになる為の唯一の方法だ」と思えるようになりました。特に、面会交流が決定した後に待ち構えている苦難を事前に示してくれた事は、現在、とても役立っています。

追記

こちらの読売新聞の記事も、とても大事なことが書かれています。離婚後に面会交流を十分に受けれなかった子ども達の自尊感情が明らかに低くなる傾向がある事が示されています。

tsu@子の連れ去り優遇反対 @tsuresarare

(離婚後の面会交流が出来ている子と出来ていない子を比較した調査から)『自分は悪い子』『他人から嫌われやすい』ー自分をそんな風に捉えていたのは『会えていない子』だった」(読売新聞) kyodosinken-news.com/?p=5747

2017-05-01 10:44:20
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