- uchida_kawasaki
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核災害の被災地でWildfireが起きることは一番避けねばならないというのがチェルノブイルの教訓だが、これを線量が有意に上ると勘違いしてデマ扱いする科学憲兵隊。 よく読めや、せっかく固定された線源が自由になることが問題で、新たなホットスポットの源になるんだよ。
2017-05-07 01:34:31当たり前の事であるがおさらい。 核災害において、放射線量が被災地で激増するのは放射性物質が封止を破って拡散する為。 放射性物質は、半減期による自然減衰で短寿命核種は数日から数年で主たる核種ではなくなり、空間線量(線量)は減少する。 その後半減期30年程度の核種が主たる線源となる。
2017-05-07 18:59:38所謂、除染という作業は、この30年程度の半減期である核種を人間の活動領域から除去し何らかの形で封止する事。1/1000に減衰するまでにかかる時間は300年で、これが安全となるまでの目安。これを短縮するのが除染。 封止された核種は半減期による自然減衰をするが、人為的には消滅しない。
2017-05-07 19:03:33人間の生活圏でない場所、人間があまり入らない場所、除染に要する作業量が莫大である場所には除染は行われない。それが山林。 山林では、植物体、土壌の粘土質、動物などに核種が取り込まれ、固定されて行く。それにより、核種の飛散、移動は起こりにくくなる。(但し、動物は輸送体になる。)
2017-05-07 19:06:58この山林は、放射線が強いままに放置される為に、人が入らなくなる。その為、荒廃が進む。日本には全くの天然林が殆ど存在しておらず、何らかの人為的な手入れがなければ荒廃する。特に人工林では著しい。 荒廃した山林では山火事、山林火災、野火これら総称してWildfireが生じやすくなる。
2017-05-07 19:09:28Wildfireが発生すると、山林の荒廃と高い線量、放射性物質の飛散によって、一般的な山林消火はきわめて難しくなる。基本的に火勢の拡大を防ぎ、天候による鎮火、地形による封鎖を期待するしかない。
2017-05-07 19:13:51核災害被災地においてWildfireが発生すると、そこに固定されていた放射性核種は、灰という形で飛散、移動するようになる。 要するに、自然に固定されてきた核種が解放されることとなり、また、火災による上昇気流で広く拡散される事となる。
2017-05-07 19:15:46拡散による希釈効果で、風向によっては空間線量に対する影響は見えにくい。 逆に言えば、福島第一発電所での作業事故によって発生して放射能プリュームが顕著な線量増加として周辺自治体のMPで観測される事は、福島第一発電所の汚染が如何に深刻であるかを意味している。
2017-05-07 19:17:47何れにせよ、程度の大小はあれ、発生した放射能プリュームは、居住地、非居住地にかかわらず落着し、水などの流体による輸送で、ホットスポットを形成する。 当然だが、山林という人との接触が殆どない場所に固定されていた核種が人の活動領域に移動してくる事も問題となる。
2017-05-07 19:21:19これらは空間線量では検知しにくい。 粒子捕集装置で検知する事となる。これは、多少費用がかかる為、また、運用に手間がかかる為、空間線量計よりも測定点は大きく減る。 実際は、降雨捕集で代替可能。 移動に核種による差異は生じないので、指標としてのγ核種を監視すれば十分。
2017-05-07 19:26:02異常が見出せれば、他の核種を調べれば良い。
2017-05-07 19:26:38この程度は常識なので、安全安心憲兵隊がいちゃもんをつけている事に心底驚いている。
2017-05-07 19:27:53基本的考えとして、核災害被災地に於て火災は一番出してはいけない災害。特にWildfireは、最悪のもの。 一方で、Wildfireを人為的に無くす事も不可能。精々、防火帯をつくる事だが、これも被曝労働になるためにただでさえ高い費用がケタ違いに増加する為に難しい。
2017-05-07 19:30:42除染に関する政府公式資料から
2011.9.14開催 環境回復検討会(第1回)|政策資料・ガイドライン|除染情報サイト:環境省 josen.env.go.jp/material/sessi… 資料5 チェルノブイリ原子力発電所事故時の除染等について より
2017-05-01 05:11:34抜粋引用 2-2 森林対策 (中略) (2)効果があった対策 森林対策には、大きく分けて、「管理による対策」と「技術による対策」があるが、技術による対策は森林の生態系を乱すおそれがあることや、コストが高いため、実際には使われなかった。
2017-05-01 05:02:58(管理) 「汚染された森林への進入制限」と「汚染された森林由来の製品の使用制限」に分けられ、以下の項目が挙げられる。 (中略) ○ 山火事の防止(放射性物質が山火事によって再飛散するのを防ぐことが目的)
2017-05-01 05:05:33(技術) 対策技術の行使による対策には、「葉の除去」、「土壌の除去」、「皆伐」及び「カルシウムや カリウムを含む栄養剤の散布」等が挙げられる(これらの対策は、森林の生態系を乱すおそれがあることや、コストが高いため、実際には使われていない)。 引用終わり
2017-05-01 05:06:40