神社の祭神によって災害の被災が変わるのか?という見方への疑問
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ダウンロードしてみたが、個々の神社の創建年や合祀や移設の経緯をろくに調べていないとすれば 、これはただ単に古建築の分布を比較してみたくらいの意義しかないのでは。
2017-05-14 06:40:12で、信仰の対象=人が集まっていたところ、という感じで神社を対象とするなら寺院も対象にすべきでは?と思うわけです。
むしろソレで言うなら、何故寺院の分布を見ないのか。片手落ちではないのか?宗派による立地が影響したと考えると、多くの人が「おかしいだろその結論」と思うはずだ。何故神社でそれが出てこない?
2017-05-14 06:51:48何より気になるのは、何で寺院を対象にしていないのだろうか、というところ。 むしろ廃仏毀釈を考慮すると、昔の居住地域を調べるのに寺院および廃寺を調べたっていいはず。廃仏毀釈が激しかった地域であれば尚更。 手法自体に神社のみに信仰が集まっているという幻想はないか?
2017-05-14 07:09:18人文系の研究者にはぼろくそ言われているが、まさにそのとおり。立地と創建年を重視し、祭神は参考程度にすればいいのに祭神が主なる考察になっているのはいただけないし、もしそうするのであれば今の状態は対象が恣意的。
2017-05-14 07:13:55「神社は信仰の対象だっただけに、建替・統合・移転の記録が比較的明確に残っている」というのであれば分かるよ。 でも同じことはおそらく寺院の過去帳でも同じはず。 素直にこれらの記録を丹念にたどる、ほうが最終的にハズレが無いと思う。
2017-05-14 07:21:21以下、2017.05.14.20:25追加。(編集作業責任:@CookDrake)
防災が目的なのだから、安定した微高地にある信仰の場が水害を回避しやすいという当たり前のことを丁寧に実証すればいいのに、なぜ現時点での祭神名が科学的な思考の足場になると思った…。紀伊熊野神=出雲熊野神=スサノヲ=治水とかこじつけやめれ。 twitter.com/knada40/status…
2017-05-13 12:24:33TLに流れてきた「東日本大震災の津波被害における神社の祭神とその空間的配置に関する研究」の内容の粗さに驚く。民俗学や中世〜近代史の人はどう思うのか。これで査読が通るとは...... jstage.jst.go.jp/article/jscejs…
2017-05-12 23:30:39TLに流れてきた「東日本大震災の津波被害における神社の祭神とその空間的配置に関する研究」の内容の粗さに驚く。民俗学や中世〜近代史の人はどう思うのか。これで査読が通るとは...... jstage.jst.go.jp/article/jscejs…
2017-05-12 23:30:39@knada40 フォロー外から失礼します。建立の年がほとんど無く、わずかに判明している物も東北地方太平洋沖地震とほぼ同じであろう貞観地震より後に建立されているとなれば、どうして津波被害と結びつくのか良く分からないですね。祀っているものの違いが出ているって言うのは疑似相関に思えます。
2017-05-13 22:53:18ちょっと今話題の神社の御祭神と被災の関係の論文、さらっと読んで、面白い着眼点とは思うのですが、ツッコミ所多くてうーんてかんじですね。こういうのは個々の神社の縁起、由緒、建立年代、別当寺の有無、氏子はどういう集団かまで具に調べなければ一概には言えないと思う。数ページの論文ではなー。
2017-05-13 15:21:20一番のツッコミ所はですね、熊野神社が被災しなかった理由として、海岸線から少し奥まった高台にあって熊野の御祭神が治水に関わるスサノオと同体だって事と論文で言ってるんですが、紀州の熊野本宮の社殿、かつては川の合流地点の中州にあって明治22年の大水害で壊滅しちゃってるんですよね
2017-05-13 15:29:01治水に関わり水害を食い止めるのがスサノオの神徳だと言うなら熊野本宮大社がなんで川のど真ん中にあるんだって話。そして出雲熊野大社と紀州熊野が同源で紀州熊野のケツミコがスサノオと同体だから熊野神社はスサノオという論の展開は強引にすぎる。現在ある説や神社の公式設定を無理やり当てはめた感
2017-05-13 15:45:22@goshuinchou スサノオの地元 出雲の国では斐川は暴れる河で、スサノオとヤマタノオロチはその辺りから神話の舞台になっていると思います。 たたら製鉄がその原因でしょう、宍道湖が埋まるほどの赤い土砂が流れ込んでいたので水害の引き金となっていました😞 水害とスサノオは密接な関係です😌
2017-05-13 15:57:00@hideexekobe おっしゃる通りなんですけどねー。その説がいつ頃から共有されているか、が問題なのですよね。神社作った人達が果たしてその認識を持ってたかどうかなんですよね~。
2017-05-13 16:03:08@goshuinchou @mitama_ これ、「今の世界は昔から変わっていないはずだ」という認識があるんじゃないでしょうかね。ちょっと神道の勉強すれば、祭神が変わったり神社が別の場所に移ったりなんて日常茶飯事なのに。
2017-05-14 17:56:01まあ滅茶苦茶ですよね、現存する神社が1000年以上そこにあるはずとか、その祭神もずっと変わらないとかありえないし、ちょっとしたトンデモ。こういうことにならないために学際的な災害史の共同研究があり、実際もっとまともな研究になっている。 jstage.jst.go.jp/article/jscejs…
2017-05-13 14:54:22てか、これを読んでなんかおかしいと思えるのが、理系に求められる文系リテラシーなのではと思ったりした。文系学生の初年次教育の教材にしてもいいかもしれない。何がおかしいかディスカッションしたり。
2017-05-13 20:21:10@shoemaker_levy @Calcite_CaCO3 神仏判別令で祭神論争とかいろいろありましたね。そこらへんを考慮しないと、明治初期の人気の神様というランキングにしかならないような。
2017-05-14 12:42:32なるほどね。被災した神社としなかった神社の「祭神の違い」という着想は一見面白そうだが、それよりも設立された年代とかの方が重要ということだな(いい土地は早めに取られちゃうわけだし)。いわゆる「擬似相関」の一つか。>RTs
2017-05-13 17:24:49