高校入試の英語(岐阜県)

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25)教壇に立つ先生方のほとんどが、やはり同種の欠陥を抱えている。ゆえに生徒にうまく教えられない。苦手なことは誰だって避けて語りたくなる。それでまた「日本人の英語」が生き延びていく。

2017-05-17 03:41:31
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26)繰り返します。学校英語(に限らずどの教科も大なり小なりそうですが)は世間の目をものすごく気にしていて、しかし世の期待には応えられないこともわきまえていて、このギャップを教科書内のファンタジー中学のファンタジックな青春物語に押し込めて「ほら生き生きしてるでしょこの子たち」と

2017-05-17 03:43:40
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27)世にエクスキューズしている構図が浮かんできます。 pic.twitter.com/BbGfw4XbaV

2017-05-17 03:45:44
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28)現実の中学生たちが教科書ワールドみたいに英語をどんどん吸収しているのか?していないと思う。 pic.twitter.com/v6GgdwxL9d

2017-05-17 03:49:20
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29)改めて紹介します。若き日の押井守が宮崎駿に噛みついた。「あなたの作品は素晴らしいが、子どもたちにエールを送るつもりで作っても、現実の子たちはファンタジーと割り切って楽しんで、それで終わっている。自閉症児にうぬぼれ鏡をくれてやってるだけなんじゃないのですかアニメなんて」

2017-05-17 03:51:29
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30)このジレンマは宮崎そのひとが痛切に感じていて、後にこう漏らしている。「うちの子は『トトロ』が好きで毎日見ている」と若い母親たちにいわれるたびに嫌になる。実際に外で遊びまわったほうがずっとその子にとっていいはずなのに」

2017-05-17 03:53:40
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31)同じことが当てはまる。教科書のなかでファンタジーとして完結したインターナショナル風世界。それはつまり旧来の学校英語(「日本人の英語」そのもの!)をむしろ堂々と延命させる装置として回ってはいないのか? pic.twitter.com/GMcByAo8qm

2017-05-17 03:56:04
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32)この二重戦略のつじつま合わせが高校入試で行われている。各都道府県でいろいろな制度が工夫されているようですが、どの試験問題も根っこは同じ。大阪府ですらそう。

2017-05-17 03:57:34
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33)クールジャパン礼賛が教科書でも入試でも定番化しているのは偶然ではない。低迷する現実から目を背ける装置という点で、クールジャパンと教科書内ファンタジー中学校は同じ血が流れている。

2017-05-17 03:59:37
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34)「外部」が見えていない、つまりおたく化しているわけです。彼女のデビューは時代の必然だったといえます。おたく文化を出自とする美女。それが英語教科書にあっさり適合してみせた。 pic.twitter.com/r05Izl74Qd

2017-05-17 04:01:57
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35)現実は何も変わっていない。つまらないバトンが延々と手渡されているのです。 pic.twitter.com/9X4AN7vI5p

2017-05-17 04:03:54
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