「劇場版パトレイバー２」の人物造型（特に後藤・南雲）はかなり特異で、基本設定から懸け離れているのでは－という話～いずみのかな・HIGUさんの対話を中心に

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 榊原さんも押井監督に楯突いたそうですね。 押井監督だからパトレイバーが好きという人と、パトレイバーという作品世界そのものが好きという人が、実は結構違うクラスタだったりする。自分は後者です。 薄まってきたのはREBOOTのおかげかもしれません。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 分かります、私も後者ですし、HIGUさんの地図を見るとパト世界を深く愛していることがよく伝わってきますよ…！ P2で強制終了されたのをRebootが文字通りスイッチを入れ直して、後藤隊長カレンダーでみんなほっこりできて、去年でやっと転機が来たのかもしれません。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a REBOOTは、若手に引導を渡すことで手打ちにしよう、という作品なんだろうと思います。で、吉浦監督の手腕も見事で、P1テイストのBGMや、指揮車のナンバープレートがTNGに登場したのと同じと押井作品の韻を踏む一方、ゆうき先生テイストのキャラ、イングラムは出渕先生曰く決定版。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 ゆうき先生にモブを描いてもらう、というのは吉浦監督か庵野監督のアイデアだったと記憶します。第一期二課のメンバーが平和に警官人生を全うし、イングラムが愛され、日常の中の近未来。観たかったパトレイバーによって過去をやっと昇華出来るのかもしれません。シリーズ化してほしいなあ…

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 確か庵野監督がゆうき先生のキャラデザでやってほしいと、そこだけ注文したというのは何処かで見ました。 高校の帰途、二子玉川の古本屋で出会ったのがパトレイバー。大変なカルチャーショックを受けたものです。だから、今でもパトレイバーはコミックス基準な私です。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 伊藤さんのアドバイスとゆうき先生のキャラ、この二つでパトレイバーが生き返ったなあと感じるので、庵野監督はさすがです。 私はたまたまTV版の一回目でハマって、旧OVAの５，６話でスコんと落ちて、コミックが価値の基盤となり…と同時並行だったので、どれも好きなんですよ

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 なので、一層P2への愛憎が深いのかもしれないです。一番長い日とP1を生み出してくれた製作者に、あそこまで裏切られたことは人生でただ一度きりなので。 コミックまた読み返しているのですが、真っ当な警察官たちが仕事をする話なんですよね。これがパトの基本だなあって思います。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 自分がパトレイバーのコミックスを手にしたのは、TVシリーズが終わった直後位だったと思います。物凄い出遅れ感があった覚えがあります。 だから、完全なブランニューで見たパトがP2でした。10代終わりの精神的に暗黒時代だった頃で、打ちのめされて絶望的な気持ちなりました。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 しょっぱながP2、それは辛い…好きになるのに遅いも早いもないとは思うのですが、そのタイミングは重かったですね…。しかしコミックとTV－新OVAが平和に終わったことと、今はrebootに希望を見出して、30周年は笑顔で楽しみましょうね…！

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 昔書いたのですが、コミックは（押井版だと概念にまでなったような）後藤さんですら地に足が付いた普通の警官で、それに誇りを持ってるのがいいんですよね。野明ら隊員の成長、後藤さんとしのぶさんの対等な関係、福島の警官としての矜持。みんなが自分の仕事をする話なのが最高です。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 出遅れ感がハンパなかったので、余計ムキになって見まくっていたような覚えがあります・・・。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 結局あの連中が大好きだから、なんですね。 自分は子供の頃ガンダムにも戦隊モノ等々にもハマらなかったのですが、パトレイバーはとにかくツボにハマった。 現実社会をベースにしていて、等身大の隊員たちの息遣い が感じられて。そういう現実プラスα位の立ち位置。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 うんうん。わかります。そこにいそうな人たちが、隣で暮らしてて、普通にレイバーが歩いていそうな感覚。自分にとっての特別に出会って、それを30年近く愛でていられるというのはとびきり幸せなオタク人生だと思います

HIGU @Seibeh1974

@runco_a 38歳の野明を描いた中に、とても秀逸というか、こんな感じだろうなあ、こんな感じであってほしいなあと思うものがあって。 いのり松明さんの作品だったかな。全然若い方なんですね。 でも、ちゃんと下の世代にも伝わってる。 あの頃あんなに焦らなくて良かったんだなあと思います。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 野明ら隊員が自分たちと同世代で、後藤、南雲両隊長が丁度担任ぐらいの年。同世代の身近さと、10年後なので年上としての憧れもあって。ここにはいないけどそこにいる、そんな作品で正しく少年マンガでしたよね。TV－新OVAも身近さがあってだから好きなんだろうな

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 同人誌の栄衰を見てきた実感なんですが、野明とかイングラムは次に届いているんですよ。ただ後藤さんと南雲さんだけは押井監督から取り戻せないままで。それも実写での解釈変更とかカレンダーで、やっとみんなのキャラに戻ってこれるかも、という希望が見えてきた、かも。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a なるほどねー。 その辺も含めて、30周年がいい具合に総括になればと願わずにはいられません。 で、送り手と受け手が一方通行の時代でなくなってるというのが、30年前と大きく違う点なのですね。 このやりとりも関係者の目に止まってる可能性も多分にあったりして・・・。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 ゆうき先生が先日RTされてたのかな、みんなのキャラになることが大事ってあって、野明やイングラムはまさにみんなのものなんですよね。しのぶさんが一番押井監督の私物化が強くて、それこそrebootの続編で後藤さんと結婚したよぐらいのフォローがないと無理だろうなあ、と…

HIGU @Seibeh1974

@runco_a アレは自分ひとりで作ったものじゃなくて、なんていうかヘッドギア的な分担で出来ていたりします。元々鉄道模型のミニシーンをみんなで作って繋げて遊ぶ活動をしていて、そこにSさんという友人が作ったレイバーがドハマりしたんです。ならばと自分がトゥデイパトカーとフィギュアの隊員たちを。

HIGU @Seibeh1974

@runco_a ああいう、作り込んだ街並みにスケールを揃えて展開するパトレイバーの世界って、実は誰もやってなかったんですね。 これからどう展開しようか、いろいろ模索中です。 実はあの隊員たちも、Sさんのレイバー群も今は某所に出動中で手許にいないのです。さてどうなるか・・・。

いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 なるほどー、偶然からすべてが上手くハマっていく必然になっていって、あんな素晴らしいものが出来たのですね！ ゆうき先生も言われてましたが、ああいう遊びはまさにパトレイバーの醍醐味で、見てて胸がとてもときめきましたv 次の展開もファンとして楽しみにしてます。出勤お疲れ様ですねv

HIGU @Seibeh1974

@runco_a そーだこれだこれ。 「あれは、僕のイメージする後藤さんとはちょっと違うね。」 うわー言っちゃってるーって感じですね(^^;) pic.twitter.com/0ARDGEjdQ6

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いずみのかな @runco_a

@Seibeh1974 ただ感情を爆発させただけで現状になんの影響もない、とか踏み込んでますよねこのインタビュー。そのあとの「理想の上司」と話すゆうき先生の言葉が徹底的な違いというか。二課の一番長い日の後藤さんはゆうき・伊藤のコントロールあってこそのぶれなさなんでしょうね

いずみのかな @runco_a

押井版ベースで後藤隊長をみると「考えるな感じろ」になるけど、ゆうき版は理論的に部下を導くいい上司なので(18巻だっけ、警察は風邪薬の件とかに顕著に現れてる)、ときどき言うけど押井とゆうきで真逆のキャラになってる。コミック版ならそら上位にくるよ＞rt

いずみのかな @runco_a

ただ、後藤さんも南雲さんも、絶対部下に持ちたくない…w 祖父江前課長はご苦労なさっと思うしそら息子と復讐にもくるよね。