男女の一人称とそれにまつわる種々
一人称代名詞と自意識はすごく強く結びついてると思うので、だからこそ男には選択肢があるのに女は「私」一択、という状況の息苦しさみたいなのはあったんじゃないかと想像するのです。早い段階で「うち」を使い始めた子たちというのは、やっぱりちょっとはみ出してる感があった気がするし。
2010-03-27 03:59:34.@sid_a 純正女子校育ちの私ですが、18歳まで(つまり社会に出るまで)は好き放題に一人称を使っていました。オレもボクもおいらもワシもありでした。むしろ男性の方が不自由なのではないか、と思うこともありました。公の場ではどちらも「私」がスタンダードでしょう。
2010-03-27 04:02:24@sid_a あぁ、「ウチら」VS「私」という図式ではなくて、“ウチら”を使うことによって女の子特有の狭いグループ意識が強化されたのではないかという憶測です。言葉が概念を規定するのならば。“ウチ”っていうのは程度の差こそあれ、自分とほかのものを同時に指す一人称だったなあと。
2010-03-27 04:05:20.@pakiene なるほど、女子校だとある意味での自由があるのかもですね。もちろん男は男で不自由さがあります(お年頃で「ボク」とか云ってたらだいたいからかわれますしね)。公では「私」だからこそ、男はオンオフが切り替えられる、という面もあるかもです。
2010-03-27 04:08:32@sid_a 男性だから「私」でオンオフが切り替えられると言う説にはうなずきます。女性の一人称にはそのような厳密なわかれめがありません。強いていえば「あたし」と「わたし」くらいでしょうし、発音のその程度の差違は気にならないものですしね。
2010-03-27 04:10:37.@izumi_ikko なるほど、了解しました。やっぱり「うち」と「うちら」は関連してるのか。自分の家のことを「うち」って云いますしね。集団への帰属意識というか、自立性の薄さという感じなのかな……? 個人として立ってない、群の一部としての自己認識。
2010-03-27 04:12:32でも「私」って云ってる人がしっかり自己を確立してるかっつったらそんなこと無い訳で。これは僕断言しちゃうけど、確立してないですよ。今心に棚を作って自分はそこに置いてますけど。ただ、思春期において「うち」を獲得した(元からじゃなくて手に入れた)子たちは、帰属意識の強化にそれを使うか。
2010-03-27 04:15:29.@pakiene これは推察の域を出ませんが、女子校時代、好きなように一人称を使えた頃は、オンオフの切り替えがやりやすかったんじゃないでしょうか。「大人」として「わたし/あたし」を使うようになると、その辺の難しさが出てくるんじゃないかと思うのですが。どうでしょう。
2010-03-27 04:20:01@sid_a それは明察ですね。確かに女子高時代はオンオフが容易でした。社会人になった女性は「わ」と「あ」くらいの区別しかないわけで、「わたくし」「あたくし」などという言葉を実際に使う人は私のまわりにおらず、いまだにフォーマルな「私」を見つけられずにいるような気がします。
2010-03-27 04:22:33一人称といえば、私は自分を名前で呼ぶ人にいらっとしてしまう。特に年をとるにつれてそうなった気がする。なんでイライラするのかなー。「かわいこぶってんじゃねーよ!」ってことなのかな。
2010-03-27 04:27:39.@keta_pop 自分を名前で呼ぶ≒自他の境界がはっきりしていない、という感じでしょうか。子供は「人称という概念」が無いから、呼ばれた名前の通りに自分を呼ぶ。大人になってそれだと、自他の境がはっきりしてないままの感じで、甘えた感じに聞こえるのかな、とか。思い付きですが。
2010-03-27 04:38:07話題振るだけ振ってまとめられないのが明白になって参りましたよ。まあそうやって拡散してみんながちょっとずつ考えてみるのがついったーのいいところ!(強引に)
2010-03-27 04:42:21まー理屈がどうとか以前に(というのは修辞的話法で、絶対に理屈はある)、自分のことを名前や愛称で呼ぶ人に対してはイラっとしますね。許せるのは年齢一桁までかなー(これは僕のハンバート的嗜好とは無関係に)。
2010-03-27 04:46:10せっかくだから自分のことも云っとくか。僕の場合は「俺」は男臭くてやだ、「私」という「公共領域の一人称」は却下、で、「ぼく/僕/ボク」で、漢字を多用する/お高くとまった/衒学的な自分の文章とのマッチングを考えると「僕」がいいかなあ、という感じです。
2010-03-27 05:30:59