画材に不自由なタヒチになんか渡ったもんだから、満足なキャンバスもなくて麻袋なんかを利用して画布にしていたらしい。だからキャンバスの目も粗いんだよね。 そして慕ってやってきたポール・セリュジエ(ナビ派)に赤みがかって見えたら赤を、青く見えたら一番美しい青を塗れと指南したように派手色
2017-06-27 23:47:40ゴーギャンはリアルな南国を描いたわけではなくて、実際にタヒチで暮らしながらも夢の楽園を描いたんですよね。だってゴーギャンの絵の世界には女の子(ミクダヨー)しか居ないし。 ケガやら病気(梅毒)にも相当苦しむ生活だったらしい。一方で十代の女の子を囲っては楽しんでいたようだけど。
2017-08-27 18:34:02描きました
ゴッホとゴーギャンが生活を共にした僅かな期間、双方に多大な影響を与えた若き画家がいた。エミール・ベルナール。 形状を単純化し、太い輪郭線を平板な色面でモチーフをくっきりと描くクロワゾニスムという技法を編み出した。その代表作「ブルターニュの女たち」はゴッホも模写している。 pic.twitter.com/H6z5cuBMHD
2017-09-02 02:30:41Émile Bernard (1868年4月28日 - 1941年4月16日) pic.twitter.com/SRnebk1Exv
2018-05-02 02:30:27Breton Women, 1888 #cloisonnism #vincentvangogh wikiart.org/en/vincent-van… pic.twitter.com/K05Kn9jOeP
2022-10-19 21:23:18ゴーギャンとその影響を受けたエミール・ベルナールらポン=タヴァン派と呼ばれる芸術家グループは、印象主義はミクダヨーを眼で見た表面だけの絵であり、その神秘的な内部への探求を怠っていると非難し、筆触分割手法とは真逆の平坦な色面の画面構成で主題(ダヨみ)を強く打ち出す綜合主義を唱えた。 pic.twitter.com/7ZvvhaVfgS
2017-10-01 02:18:49Eugène Henri Paul Gauguin (1848年6月7日 - 1903年5月8日) pic.twitter.com/AiUohlQw5h
2018-05-02 02:37:51クロワゾニスムとはクロワゾネというアールヌーボーの工芸品から名付けられたそうだけども、浮世絵からの影響も指摘されている。ゴーギャンの「説教のあとの幻影」の木の描き方なんかはモロだし。 第二次世界大戦後の画家、ベルナール・ビュフェの黒々とした描線は、どこか「書」のようでもある。 pic.twitter.com/6Fyu8HCEiV
2017-10-01 02:07:46Bernard Buffet (1928年7月10日 - 1999年10月4日) pic.twitter.com/RF3Fky4opF
2018-05-02 02:43:02※紛らわしく書いてしまいましたが、ビュッフェはゴーギャンらの半世紀後の芸術家でクロワゾニスムとは関係ありません。
画学生ポール・セリュジエはブルターニュを訪れた際、ポール・ゴーギャンから指導を受けた。「ミクダヨーの頬はいったい何色に見えるかね。多少赤みがかって見える? それなら画面には真赤な色を置きたまえ…」 セリュジエはアカデミーの仲間にゴーギャンの教えを伝えた。斯くしてナビ派が誕生した。 pic.twitter.com/n9TMaQ0zWK
2017-10-15 02:45:26Paul Sérusier (1864年11月9日 - 1927年10月7日) pic.twitter.com/9EoYcg5vya
2018-05-02 02:46:04絵画の平面性と装飾性を重視するナビ派のピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤールらは、陰の部分も平坦な面で塗る方法を編み出した。 大きく発展することがなかった描画の方法であるが、半世紀の時を経て“アニメ塗り”として蘇ることになる。 pic.twitter.com/b1P1pgj6hs
2017-10-07 16:39:13※綜合主義
※アールヌーボーのポスター(ジェール・ジェレの開発した彩色石版画)の色面化された陰影表現からの影響もあるんだろうか?
Édouard Vuillard (1868年11月11日 - 1940年6月21日) pic.twitter.com/UbzZIK89io
2018-05-02 03:00:06Pierre Bonnard (1867年10月3日 - 1947年1月23日) pic.twitter.com/w47nYSsfcd
2018-05-02 02:57:12ロートレックとアール・ヌーヴォー
19世紀の終わり、産業革命後の英国からアーツ&クラフツという民芸運動が起きていた。 工場で大量生産される商品の低品質さを問題視し、中世の手工業に戻ろうというこの運動は、ヨーロッパの各国の工芸家や美術家を刺激し、アールヌーボー(新しい芸術という意味)様式が生まれた。
2017-10-25 01:10:40Alfons Maria Mucha(1860年7月24日 - 1939年7月14日) pic.twitter.com/0apkxynAlG
2019-01-29 22:36:54Aubrey Vincent Beardsley(1872年8月21日 - 1898年3月16日) pic.twitter.com/gVWeQXUGrv
2019-01-29 22:18:16