編集部イチオシ

「この世界の片隅に」を観て様々な「複雑さ」について考える人々

この映画はなんだかんだで難しい映画だと思う。
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サンセット @Sunset_Yuhi

「この世界の片隅に」をもってして「戦後は終わった」と言う人がいたけど、丸山眞男が戦後すぐに「超国家主義の論理と心理」を書いて「戦後が始まった」という話もあるように、ある意味で「この世界の片隅に」も踏み台にされてしかるべきと思うし、自分もあの映画から考えたいことが沢山ある。

2017-07-01 01:24:03
サンセット @Sunset_Yuhi

この世界の片隅には、様々な文脈における「複雑さ」を軸にすると、自分の中で感想をまとめやすい気がしてきた。歴史の複雑さ、社会の複雑さ、心理の複雑さ、未来予測の複雑さ、言葉の複雑さ、漫画やアニメ表現の複雑さ、など。作り手の方々は、そうした「複雑さ」にはっきり対峙していたと思う。

2017-07-01 14:51:42
サンセット @Sunset_Yuhi

この世界の片隅に、変なイデオロギーを感じないとか、主張が押し付けがましくないといった感想をよく見るけど、それも「複雑さ」を描いていると考えれば当然だと感じる。 物事を単純化せず、観客に多種多様な経験をさせるからこそ、特定のイデオロギーの押し付けが起きにくい構造になっていると思う。

2017-07-01 19:23:00
かず @ora_kazuoki

この世界の片隅に、っていうアニメを見たんだけど、悲しすぎて早朝から泣いた大学2年の夏休み 声優の能年玲奈も良きでした 寝ないと行けないのに複雑な気持ちで寝れなくなった

2017-09-01 05:42:45
inamura fumiya @inamura_do

『この世界の片隅に』では、すずの内面は直接言語化されるよりも、間接的表現が好んで用いられる。▼『物語論 基礎と応用』 橋本陽介(講談社選書メチエ2017)p227

2017-09-12 13:40:27
なにがし @nanigashigashi

今朝のJアラートで何が怖かったってこの世界の片隅にの晴美さんの「空襲もう飽きた〜」のシーンが鮮明に頭をよぎったから。 いろいろ複雑だけど、Jアラートに慣れちゃう日常を送るのが怖い。

2017-09-15 20:31:11
サンセット @Sunset_Yuhi

『この世界の片隅に』を読み解くための『現代現象学』 - とある読み物を書くための思考ログ irigata.hatenablog.com/entry/2017/11/… 映画の公開1周年にあたって、長々と文章を書いてみた。この映画と現象学を結び付けた読み解きは、片渕須直監督を始めとしてまだ誰も書いてないはず。

2017-11-12 17:24:27
宮澤@趣味垢 @Amag0r0m0

『この世界の片隅に』 素晴らしい映画だった。 朗らかで鈍臭く、ありきたりな女の子が戦争を通して変わっていく様が丁寧に描かれている。戦争映画ではあるが雰囲気は終始可愛らしくて柔らかい。辛く貧しく悲しいばかりではなく、これが戦争の中の「日常」なのだと思う。戦時中でも、人は笑う。 pic.twitter.com/4GEv0b1814

2018-06-25 00:22:23
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宮澤@趣味垢 @Amag0r0m0

実写では無くアニメ映画であることを最大限利用したような、「絵」の使い方も素晴らしい。 右腕、家族、あらゆる人生の選択肢を奪い取って、呆気なく戦争は終わる。大切なものを失った理由を求めても、誰も答えてはくれない。身を切られるような空虚感が伝わってきた。

2018-06-25 00:22:24
宮澤@趣味垢 @Amag0r0m0

ごく普通な私が、私のままであることは、どうしてこんなに難しいんだろう。嘆いても絶望しても終わらない日常に、この世界の片隅で、せめて小さな笑顔を失わずに生きていく。

2018-06-25 00:26:11
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