【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第130話「水軍提督周瑜」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」26】 そんなの噂にすぎないだろう、という周瑜に対し、本当のことだという孔明。何か確かな根拠があるのか、と食い下がる周瑜に、孔明はあるといいます。その証拠というのが、曹操の三男、曹植が作ったという銅雀台の歌です。

2017-07-04 16:33:57
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」27】 その歌の中に、われ帝王とならば必ず二喬を迎え楼台の花とせん、という野望を暗に歌っていると言います。周瑜は、その歌を知っているのか、となおも言うと、孔明はお望みなら聞かせようと、曹植作・銅雀台の歌を諳んじるのです。

2017-07-04 16:35:42
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」28】 孔明が歌った歌の中には、二喬という言葉が入っています。実際には曹植が銅雀台にまつわる歌を作ったのは確かなようですが、二喬の件はどうやら孔明のでっち上げらしいです。しかし、いかにも曹操が考えそうなことです。

2017-07-04 16:40:55
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」29】 思わず杯を落とす周瑜。どうしたのか?と孔明。周瑜は曹操の無礼を許せん、叩き潰してやると言います。孔明は急にどうした?民間の女性二人を差し出すだけで戦火を逃れられるんだぞ、と言います。

2017-07-04 16:43:05
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」30】 漢の帝室だって、匈奴に娘をつかわして、和親を保った例もあるという孔明。そんな例は聞きたくないと周瑜。なぜここまで怒るのかといえば、その二人の女性は、孫策と周瑜の妻のことだからです。

2017-07-04 16:45:15
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」31】 お主は知らないだろうがな、と周瑜が言いますが、孔明は初めて知ったと言わんばかりに「えっ」と返します。まあ、知ってて敢えて大喬・小喬の話をしてたんでしょうけど。怒りに震える周瑜は、細かいことはすっとんでます。

2017-07-04 16:46:52
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」32】 銅雀台の歌にまで歌っているということは、公然と人々に言ってのけているはずだと。なんでも自由になるという驕り高ぶりは許せん、人の妻を生贄に出せるか、と息巻きます。

2017-07-04 16:48:15
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」33】 それでは曹軍は引き揚げないぞ、と孔明。ならば戦うまでよ、と周瑜は思わず言ってしまいます。そこに魯粛は、でもさっきは降伏すると言ったよね、というと、あれは本心ではないと言う周瑜。

2017-07-04 16:49:31
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」34】 皆が迷っている時に、軽々しく本心をしゃべってはならぬと、皆の心と士気を試していたのだと言う周瑜。では戦うつもりで、と孔明が言うと、周瑜はそうだ、決心はすでについておった、と答えます。孔明の狙い通りの展開になりました。

2017-07-04 16:51:10
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」35】 南船北馬、陸軍の戦いなら曹軍にかなわぬかもしれぬが、呉には水軍がある。負けはせぬと周瑜。そして、孔明に力を合わせて曹操を討とうではないかと手を差し伸べます。

2017-07-04 16:52:44
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」36】 孔明も、提督がその決心なら、自分も喜んで力を貸すと言います。しかし、重臣達が応じるか?と言うと、周瑜は反対はさせぬ、号令一下、開戦あるのみだと。そして、明日孫権を説き伏せてみせると言います。

2017-07-04 16:54:17
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」37】 こうして、孔明は、周瑜に開戦への決心をつけさせることに成功します。二喬の一件がなくとも、もしかしたら周瑜は心の中では開戦すべしと思っていたのかもしれません。しかし、国論は二分されている状態。うかつには結論が言えない状態です。

2017-07-04 16:57:04
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」38】 しかし、一度決意したならば、反対派も説き伏せてみせることも決意するわけです。周瑜が決心したことで、外部から来た孔明は、ただ開戦を説くのではなく、呉の国論として開戦が論じられることになり、その後の具体的な策へと話ができます。

2017-07-04 17:07:05
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【横山光輝「三国志」講座130「水軍提督周瑜」39】 周瑜は果たして、降伏派を押さえ、孫権を説得することができるのか。続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2017-07-04 17:08:02