KeitaNakajimaさんのビジネス編まとめ

FC今治スタッフのNakajimaさんによる サッカークラブ関連のおはなし ※ツイートはすべてプライベートなアカウントからの発信によるものです。
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中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):1 デロイトからFC今治への転職のきっかけは?との質問をよく頂きます。 単純に 岡田武史のビジョンに共感したからです FC今治を運営する(株)今治.夢スポーツの企業理念は「次世代のために、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」です #ビジネス編

2017-05-11 00:37:04
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):2 FC今治のオーナーになる前、 岡田さんはデロイトの特任上級顧問に就任しました。そこが私が岡田武史に出会った最初のきっかけです。 当時から岡田さんは「いまの資本主義ではいつか限界がくる。このままではだめだ」と言っていました。 #ビジネス編

2017-05-11 00:41:31
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):3 私は高校〜大学と多感な時期を海外で過ごしました。 その影響からか「自分が50歳になる頃には日本は破綻するかもしれない」と漠然たる不安を持って働いていました(ジレンマ)。 岡田さんのビジョンは、 私がジレンマに正面から向き合うきっかけになりました。 #ビジネス編

2017-05-11 00:47:38
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):4 ジレンマに向き合った時、 「ここから逃げてはいけない。未来の社会のために為さねばならない」という思いがふつふつと湧いてきました。 それが転職するきっかけでした。 2013年の春のことです。 #ビジネス編

2017-05-11 00:50:50
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):5 少し前置きは長くなりましたが、 これが私のスポーツビジネスへの転職のきっかけです。 「スポーツに興味」「サッカーが好き」とか もちろん付帯要素はありましたが、 結局「ビジョンを持った人と、社会のために働けるか」が重要でした。 #ビジネス編

2017-05-11 00:53:25
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):6 スポーツ業界を目指す方に私がアドバイスができるとしたら「共感できるビジョンを持つ人を探す事」です。 日本ではスポーツ業界の仕事は激増しています。業界に入るのは簡単です。 そんな時期だからこそ、 「誰と何のために働くか」 これを明確に持つべきです。 #ビジネス編

2017-05-11 00:58:28
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(転職):終 以上「デロイトからFC今治への転職のきっかけは?」の質問に関するツイートでした! #ビジネス編

2017-05-11 01:00:40
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):1 サッカークラブの収入源は? 基本はどこも3本柱です。 収入が大きい順に、 協賛、チケット、物販です。 J1クラブだと30億円くらいが平均値ですね。 収入に見合った経営が基本なので、 多くのクラブは収入と費用はほぼ同額です。 #ビジネス編

2017-05-11 21:11:08
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):2 では3本柱のバランスはどうでしょう。 特にチケットとグッズに絞って、 FC今治の四国リーグ時代を例えにしてみます。 まずチケット。 入場券無料なので収入ゼロです。 次にグッズ。 まあなんとか1000万は超えると思います。 #ビジネス編

2017-05-11 21:29:24
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):3 つまり、チケット、グッズの 収入が増えるまで、 クラブは常に火の車です。 協賛収入ありつれど、 選手/監督/コーチ/事務スタッフ合わせて 40人超える民間企業です。 人件費を賄うだけで精一杯というのが、 地域Lレベルのクラブの実情です。 #ビジネス編

2017-05-11 21:34:25
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):4 さてではJFLではどうでしょうか。 年間入場者数を3万人で計算してみましょう。 3万人はJ3昇格に必要な要件です。 チケットです。 未就学児は無料、 子供は大人の半額ですので、 ざっくり7-800円/名と仮定。 これで年間2200万円です。 #ビジネス編

2017-05-12 07:34:54
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):5 次にグッズです。 一般的に、昇格に伴い、 グッズは1.5〜3倍売れることが多いです。 ユニフォームデザインの変更の有無も、 勿論影響します。 そうすると、 ざっくり2-3000万が グッズの年間収入と仮定できます。 #ビジネス編

2017-05-12 07:39:41
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):7 では3本柱のバランスにまた戻ります。 グッズ2000万、 チケット2200万、 そして協賛収入。 ちなみにJ3のチーム人件費の平均は、 約1億円です。 (支出は勿論人件費以外にもあります) #ビジネス編

2017-05-12 07:46:05
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):8 金額は別にして、 構造としてはJFL〜J3は、 凡そこんな感じだと思います。 つまり 「昇格しないと稼げないから、まずはいい選手/コーチを取りたい」でも 「3本柱のうち2本(チケット/グッズ)では限界があるから、協賛で稼ぐ一本足打法」です。 #ビジネス編

2017-05-12 07:52:27
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):9 経営観点で見ると、 一本足打法は非常に危険です。 なぜなら経営の基本である 「リスクは分散しよう」が 出来なくなるからです。 空いてるか空いてないか分からないレストランに予約なしで行くようなものです😨 必ず選択肢を持っておかねばなりません。 #ビジネス編

2017-05-12 08:01:22
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):9 では我々はどう工夫しているか。 第4の柱の構築を目指しています。 例えば、杭州緑城との業務提携や、 スタジアムのテーマパーク化など、 J2-J1に昇格した頃に、 第4の柱が強固なものになる様、 様々な案を四国L時代から試行錯誤しています。 #ビジネス編

2017-05-12 08:08:52
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):10 もちろん、3本柱をより強固にするアイデアも持っています。 例えばチケット。 私は飛行機が参考になると思います✈️ 飛行機のチケットって、 時期や行先で価格変わりますよね。 高い時も安い時もある。 でもいつも満員(これめちゃ重要✏️)。 #ビジネス編

2017-05-12 08:16:30
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):11 満員になれば、 グッズを買う人が増え、 メディア映えもするので、 広告価値も上がり協賛金も増える。 「スポーツビジネスはスタジアムを満員にすることからスタートする」が我々考えです。 絶対数よりも、収容率が肝です。 #ビジネス編

2017-05-12 08:18:13
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):12 少し話はそれましたが、 3本柱を強固にするアイデアは 案外いろんな所に転がっています😳 3本柱の強化と第4の柱への投資、 この2つの舵取りが、 スポーツクラブの経営の面白い所です。 #ビジネス編

2017-05-12 08:20:29
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(事業構造):終 以上、かなり長くなりましたが、 サッカークラブの収入源は? に関するツイートでした🐥 次回は続編として 支出構造に言及したいと思います✏️ 支出分析は人間でいう健康診断です。 ここがわかれば、 クラブ経営がよりリアルに感じられます。 #ビジネス編

2017-05-12 08:25:51
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

突然ですが、Jリーグクラブの支出のうち、 トップチームの人件費の割合って どのくらいだと思いますか? 例えばJ1平均である 30億円の予算規模のクラブの場合、 どの程度選手/監督/コーチに投資してるか、 です。 近々、支出構造をわかりやすく説明したいと思います。 #ビジネス編

2017-05-12 15:41:55
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(支出構造):1 J1クラブの平均予算は30億円です これを例に支出構造を説明します✏️ では、30億の内訳は何か。 Jリーグのデータを基準にすると、 大きく3つの要素に分解できます。 トップチーム、カデミー、 そしてその他経営(一般的にフロントと呼称) に関する3つです。

2017-05-12 20:43:23
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(支出構造):2 それぞれの要素をさらに分解します。 トップチーム関連の支出には、 主に以下が含まれます。 ・人件費(選手/監督/コーチ/その他スタッフ) ・試合/練習の旅費交通費 ・備品の購入費 ・ホームゲームの運営費/施設料 つまりこれがないと 試合ができない費用です

2017-05-12 20:50:53
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(支出構造):3 次にアカデミー関連の支出ですが、 トップチームの項目と 同じと考えてください。 アカデミー活動は 一般的に2つの目的に分けられます。 一つはトップチームへの選手の輩出。 育成活動。 もう一つは地域のスポーツ人口の増加。 普及活動。

2017-05-12 20:55:25
中島啓太|なかじー @keitanakajiman

(支出構造):3 最後に、経営に関する費用です。 これには主に以下の項目が含まれます。 ・経営スタッフの人件費 ・ファンクラブの運営費 ・チケットの販促費 ・グッズの仕入/販売原価 ・チラシ/HP/ポスターなど広告宣伝費 ・リーグ年会費 平たく言うと収入の3本柱の原価です。

2017-05-12 21:01:47
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