憲法学者木村草太氏の傷害罪には未遂がないという主張は正しいか?

法律に詳しそうな方々から疑義が出てましたのでまとめてみました。 法律の素人が理解するところによれば、未遂とは「犯罪の実行行為に着手した後に、何らかの事情により犯罪の結果が起こらなかった」場合で、「殴りかかる」という実行行為をして、相手が怪我をすれば傷害罪だけど、怪我をしなかった場合でも傷害未遂がないから罰せられないわけじゃなくて、普通に暴行罪になる、ということのようです。 なおよく共謀罪でキノコ狩りもといわれる森林法でも、対象犯罪には未遂罪があります。
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リンク 読むラジオニュース 共謀罪のこれから - 読むラジオニュース NHKラジオ「 NHK マイあさラジオ」 6月28日放送 解説 : 首都大学東京 大学院教授 木村草太 キャスター : 共謀罪の構成要件を改めてテロ等準備罪を新設する法律が成立しました。 木村さんはこの法律については、疑問ですとか危険性が多いと、これまでも主張されてきましたけれども、この法律がもし運用されるのであれば、歯止めをかける必要があるのではないかと訴えています。 具体的にはどんな点でしょうか。 木村草太 : 今回の法律についてはまず、実務上の混乱が予想されております。 例えば、今回の法律では未遂を 1
リンク 沖縄タイムス+プラス 木村草太の憲法の新手(59)「共謀罪法」施行を前に これからなすべき4つのこと | タイムス×クロス 木村草太の憲法の新手 | 沖縄タイムス+プラス 前回論じたように、「共謀罪」法の成立過程には問題が多い。そんな法案が無修正で成立したことは非常に残念だが、施行も間近となった今、これからなすべきことを4点指摘したい。 第一は、未遂処罰との関係整理だ。共謀罪法では、傷害罪など、刑法において未遂処罰規定のない犯罪についてまで、その共謀を罰する。 1 user 1207
リンク 朝日新聞デジタル 木村草太氏「条文通り適用なら違憲にも」 「共謀罪」法:朝日新聞デジタル 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織的犯罪処罰法が11日、施行される。政府は「テロ対策に必要」と繰り返し説明してきたが、捜査当局による監視強化や、「表現の自由」の侵害への懸念も広がっている。 憲法学… 32 users 2055
竹本テツ子💙💛🏉🐅️ @tedie

木村草太氏「条文通り適用なら違憲にも」 「共謀罪」法:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASK75… 「傷害罪など未遂段階では処罰するほどでもないとされてきた犯罪」とあるが,これは変。暴行によらない傷害のことだけ?

2017-07-08 22:14:32
竹本テツ子💙💛🏉🐅️ @tedie

共謀罪の対象犯罪のうち結果犯であるが,未遂処罰規定がないものをすべてあげなさい。

2017-07-08 22:16:27
大奥井 閑蔵 @beautifulday00

仮にも研究者を名乗るならこんな粗雑な文章を発表しちゃいかんじゃろ/木村草太氏「条文通り適用なら違憲にも」 「共謀罪」法:朝日新聞デジタル digital.asahi.com/sp/articles/AS…

2017-07-08 22:55:38
銀冠 @ginkanmuri_0202

木村先生、共謀罪関係は一回ごめんなさいして退いた方がいいなこれは…… 下手しなくても野村先生化するぞ……

2017-07-08 23:34:03
銀冠 @ginkanmuri_0202

@poorpartner digital.asahi.com/sp/articles/AS… こちらの傷害罪に関するくだりは流石に……と思った次第です。 本邦の共謀罪に関して別に引用する必要のないドイツ刑法との比較でも火傷してますし、自分はそのような立場にありませんが、ちょっと一度誰かが止めた方がよいのではと思いました。

2017-07-08 23:47:46
法曹界を漂うペンギン @prejurist

木村草太氏「条文通り適用なら違憲にも」「共謀罪」法asahi.com/articles/ASK75… 『傷害罪など未遂段階では処罰するほどでもないとされてきた犯罪』と、さらっと書いてるけど、暴行罪は『暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったとき』と堂々と書いてあるよ…

2017-07-09 00:07:46
リンク Wikipedia 傷害罪 傷害罪(しょうがいざい)は、人の身体を害する傷害行為を内容とする犯罪であり、広義には刑法第2編第27章に定める傷害の罪(刑法204条~刑法208条の2)を指し、狭義には刑法204条に規定されている傷害罪を指す。本罪の保護法益は人の身体の安全である。傷害罪は故意犯であり、傷害の結果を意図して暴行を加え、よって傷害の結果が発生した場合に傷害罪が適用されることは議論の余地はない。しかし、相手方に故意に暴行を加えたところ、意図しない結果として傷害の結果が発生した場合が問題になる。傷害罪は故意犯であると同時に、暴行 7
リンク Wikipedia 暴行罪 暴行罪(ぼうこうざい)は、刑法208条に規定されている罪。刑法第27章「傷害の罪」の中に規定が置かれ、広義の傷害罪の一種である。暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときに暴行罪となる。本罪の保護法益は身体の安全である。暴行罪は暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときに成立する(刑法208条)。人の身体を傷害するに至ったときは傷害罪(狭義の傷害罪、刑法204条)として処断される。正当業務行為(刑法35条)に当たるときには違法性が阻却されるので犯罪にはならない。暴行が正当業務行為になりうる典型例と 4
リンク Wikipedia 未遂 未遂(みすい)とは、狭義には、犯罪の実行への着手があったがこれを遂げなかった場合(障害未遂)をいう。また、広義には、自己の意思によって犯罪を中止した場合(中止未遂、中止犯)を含む。対義語は既遂。本来、刑罰法規の基本的構成要件は既遂犯を予定して作られているものである。未遂犯はこのような基本的構成要件を修正して既遂に至る前段階の一定の行為についてそれ自体を処罰するものである。結果責任主義をとっていた古い刑法の時代には現実に発生した結果への責任を問うことで足りた。未遂という概念が発達するのは中世のイタリア法学に
モトケン @motoken_tw

刑法をよく知らない憲法学者さんは珍しくないよね。法学部生ならすぐわかると思うけど。細かいこと言ってすみません (m_ _m) > 木村草太氏「条文通り適用なら違憲にも」 「共謀罪」法:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASK75…

2017-07-09 08:49:04