「ストーリーマンガ」の手塚治虫起源説の誤謬と、1960年代後半の“断絶”について
日本の“ストーリーマンガ”の起源を手塚治虫『新宝島』(1947年刊)の登場に求める「手塚起源説」の問題点と、1960年代後半に生じ、現在のマンガまで連なる日本マンガの流れの捉え方について、マンガ研究者・伊藤剛(いとう ごう)さんのtweetをまとめます。
伊藤 剛
@GoITO
「手塚治虫起源説」は、終戦後1947年刊行の『新宝島』から「はじまった」とするものです。雑誌連載→単行本というシステム成立(1960年代後半)の20年前ですね。『新寶島』は「赤本」と呼ばれる形態のものでした。どうか誤解なきよう。 twitter.com/water20101/sta…
2017-08-01 12:17:50
金欠エルドラージ@毎日配達
@water20101
@GoITO 販売システムは手塚さんあたりが起源としても 漫画そのものはもっと前からあるはずですからね それこそ「のらくろ」とかはどうだったんでしょうかね
2017-08-01 12:12:50
旧枠エルドラージ@毎日配達
@water20101
@GoITO そういうものなんですね 戦前の漫画を自分はのらくろくらいしか知らないのですが そちらはどうだったのか気になるところです
2017-08-01 12:23:22
Yuichi Onodera
@mokemoke6502
@water20101 @GoITO のらくろは先祖から単行本がありました。 復刻版の講談社のらくろ漫画全集には、当時の広告がそのまま載せられています。
2017-08-01 14:10:48
#NoWar(人民)HiroshiHootoo
@HiroshiHootoo
@GoITO 現在の「週刊少年ジャンプ」の大元となった月刊誌「少年少女おもしろブック」の創刊理由が、先行して発売されていた山川惣治の書き下ろし単行本『少年王者』の出版ペースを早めるために月々連載をさせるメディアが必要だったという話もありますよね。
2017-08-01 13:22:44
伊藤 剛
@GoITO
東京工芸大学マンガ学科教授。著書『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』共著書『マンガメディア文化論』『鉱物コレクション入門』など 2012~14年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員。2019年大英博物館マンガ展学術協力。※ツイートは個人の見解、意見です。 好きなもの:ホームセンター、農産物直売所