「科学」と「政策」の超え難い壁:日本の反原発運動を例に @hirougaya さんが語る

烏賀陽弘道さん @hirougaya のツイートとリプライを中心にまとめました。 いわゆる頭がいい人ほど、理屈(科学)が正しければ世の中を変えられると思う傾向がある気がするので、一連のツイートには納得しました。 日本の反原発運動の弱点がここにあり、というところでしょうか。
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HOSOKAWA Komei @ngalyak
@hirougaya CO2削減効果がないという事実や、総コスト(LCA)で自然エネルギーに劣るというちゃんとした科学的・論理的な報告書がいくつもありますが?
烏賀陽 弘道 @hirougaya
@ngalyak さあ?なんでワタシに議論ふっかけているですか?
烏賀陽 弘道 @hirougaya
Genpatsu 基礎知識 〘名〙聞きたくても聞けない素朴なギモンをゲンパツヘルプセンターにて解消。 って 誰かやってくれないかなあ。
NobG3@深夜割増なし @nobg3
そんな事したら反対派が増殖しません? RT @hirougaya: Genpatsu 基礎知識名聞きたくても聞けない素朴なギモンをゲンパツヘルプセンターにて解消。って 誰かやってくれないかなあ。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
「『原発推進のロジックを論破した』と信じている」のがもしかしたら原発反対派の弱点かもしれません。「論破したと政治も世論も認識していない」のではどうしようもない。この世界で有効なのは「事実」でjはなく「認識」です。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
もし政治も世論も「原発推進には理がない」と思っているなら、とっくに原発新規立地も稼働も止まっているでしょう。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
おそらく、そうした原発反対運動の脆弱さとはまったく関係なく、福島第一原発は推進のロジックを吹き飛ばしてしまうかもしれません。認識が一変したからです。もちろん楽観的なシナリオですが。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
@nobg3 いや「CO2削減効果がないという事実や、総コスト(LCA)で自然エネルギーに劣るというちゃんとした科学的・論理的な報告書がいくつもありますが?」とおっしゃる先生もいらっしゃるので「へえ〜」と思ったのです。
池本桂子 @ikemotokeiko
そう思います。政策ってそういうこと。 RT @hirougaya 「『原発推進のロジックを論破した』と信じている」のがもしかしたら原発反対派の弱点かもしれません。「論破したと政治も世論も認識していない」のではどうしようもない。この世界で有効なのは「事実」ではなく「認識」です。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
原発反対運動が可視的であること、支持数が多いことと、政策として反映されるかどうかは、まったく無関係です。
yasuyasu @yasuya6
@hirougaya そうですね。原発推進派や電力会社、通産省(経産省)チェルノブイリの事故の時もやがて、「チェルノブイリ型の事故は日本では起こらない」という論法で逃げ切りましたし。「JCO」も何となくやり過ごした感じがします。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
原発推進を止めるなら、政治的代表に少なくとも「推進はノー」の代議員を送り込まなければ、政策変更はありえません。
yasuyasu @yasuya6
@hirougaya 福島第一が大変なことになっている一方、比較的津波対策を取った女川の原発は被害が少ないので、「津波対策をすれば大丈夫」という論理を原発推進派は言い出すかも知れませんね。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
あ、2万ツイートになった。本格的に使い始めたのは、2010年6月です。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
以前、ツイッターで「上関原発は国のエネルギー政策にかかわるイシューですから、国民投票にかけてはどうでしょう」と提案したら「そうしたら、可決されてしまう!」と誠に正直な意見が反対派から寄せられました。笑
烏賀陽 弘道 @hirougaya
しかし「国民の意志」より以上に位置する、優位、優先される日本の政策決定手段はあるのでしょうか?
NobG3@深夜割増なし @nobg3
@hirougaya へえー(;・∀・) それは自分も読みたいですが、反対派の理論武装の具なのでせうか?核廃棄物の問題を誤魔化すモグラのコマーシャルに恐怖してましたが、取り敢えず国民の監視が強まるのは悪いことではないと思います。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
「ポストフクシマ」はこうした事態をも「ちゃぶ台返し」のようにひっくり返した時代になるかもしれません。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
@nobg3 @ngalyak Hosokawa Komei @hirougaya CO2削減効果がないという事実や、総コスト(LCA)で自然エネルギーに劣るというちゃんとした科学的・論理的な報告書がいくつもありますが?= この先生です。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
「科学として、原発推進のロジックを論破した」としても、それは「原発推進の政策を変更させる」こととは無関係です。政策立案の過程に参加しない限り、政策は科学とはまったく無関係に決定されます。政策決定は非合理、非科学を突き進むことがよくあります。
ヘチマ @munimuni_u
保安院や東電は、経済なんて考えにないw RT @hirougaya しかし「国民の意志」より以上に位置する、優位、優先される日本の政策決定手段はあるのでしょうか?
池本桂子 @ikemotokeiko
見事! RT @hirougaya 「科学として、原発推進のロジックを論破した」としても、それは「原発推進の政策を変更させる」こととは無関係です。政策立案の過程に参加しない限り、政策は科学とはまったく無関係に決定されます。政策決定は非合理、非科学を突き進むことがよくあります。
烏賀陽 弘道 @hirougaya
科学者の発想にときどきある弱点は、「政策が科学のロジックに従わないのは、政策決定者が悪いのだ」で思考が停止してしまうことです。もともと政策決定は科学や合理主義とは無縁なのです。
阿部ユッキー @yukky_0ape
そうすな。論破はゴールじゃないですな。 RT @hirougaya: 「『原発推進のロジックを論破した』と信じている」のがもしかしたら原発反対派の弱点かもしれません。「論破したと政治も世論も認識していない」のではどうしようもない。この世界で有効なのは「事実」でjはなく「認識」です
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コメント

Nurekaeru @Nurekaeru 2011年3月21日
ともすれば論理の迷宮や「正しさ」をめぐる衝突へと流れかねない「反原発」という思潮が、どうすれば現実を動かす力へと変わるのか、と言う点についての大変参考になる発言。
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
どっちも「正しい」あるいは「どっちもそれぞれのロジックでは正しい」から決着しないことが現実には多いです。
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
反対派の方がよくいうのは「現実が論理あるいは科学の指し示す方向にならないのは、現実が間違っているからだ」と。これは「現実が論理的、合理的に動くはずだ」という「〜はずだ」「〜べきだ」という「願望」にすぎません。
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
しかし、現実は非合理、非論理的であることのほうが多いのです。
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
特に経済学など、「市場が合理的に機能するならば」というありえない現実を仮定するので、だいたい間違えます。笑
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
私が大学院で国際政治を勉強していたとき、アメリカ人の教授がよく"political science"(政治学)などというサイエンスはない、とジョークを放っていました。
烏賀陽 弘道 @hirougaya 2011年3月21日
やるかやられるかの戦闘、政治闘争、クライシスにおいて「現実」と「願望」を混同することは敗北への近道です。
とーや(ザンネン) @tow_08r 2011年3月21日
動物は火を怖れます。それは本能として正しい。何故ならば動物は火を使えないから。使ってもリスクしか享受できないから。 いま原発を無くそうとするのが日本の意志になるのならそれでも構わない。 ただその場合、即時に代替電力を供給できなければ体力のない零細企業と低所得者から次々と社会から脱落していく。 そしてそれを支えきれるほどの余力は日本にはない。
とーや(ザンネン) @tow_08r 2011年3月21日
理想はともかく、一体誰のための反原発なのか。 それは弱者が全員消えたあとにそれでも残る特権所有者のための社会だろうか。 但し今の弱者に電力の供給と後始末を押付けている体制を容認している訳でもない。 型にはめ込まれて抜け出せない弱者の立場にいたわたしには、どっちもどっちの同じ穴の狢の論争。
okizaku@日本あーあ党 @okizaku 2011年3月21日
@hirougaya さんのその後のツイート(コメント欄投稿分も含む)とリプライを追加し、ちょっとお化粧しました。最後のやり取りはご愛嬌ってことで^^;
セルフ執事 @SF_yomi 2011年3月21日
蛙あいかわらず馬鹿だな。人々の認識を変えたのは原発事故という、「事実」であり「現象」なんだよ。人々の認識を云々って馬鹿か? じゃあテロでも起こせって話になる。本当に馬鹿で屑。
hamp@横浜山中 @32hamp 2011年3月21日
びみょー。ある概念を破壊するために、反対方向に極端な煽り方をしているというのが「旧態依然なマスコミスタイル」。ウガヤ氏は多分それを自覚してやってる。一見正しそうだけど、このロジックだけじゃ失敗する(ロビー活動をするために「正しさ(題目)」は必要になるし)。
hamp@横浜山中 @32hamp 2011年3月21日
カウンターをきかせるのがジャーナリストの役目、そっから先は自分で考えろ、必要以上に鵜呑みにして失敗しても知らんよ、というスタンスなんだろうなー。
hamp@横浜山中 @32hamp 2011年3月21日
というわけで、ウガヤ氏に感極まったようなリプを返してる人たちを、この先大丈夫かなーこの人達、という感じで眺めてる今日この頃。
おきさやか(Sayaka OKI) @okisayaka 2011年3月22日
「科学(自然科学のみならず人文・社会科学含む)的な合理性は政策形成にもある程度(少なくとも形式的にでも)必要である」という前提を共有させることこそ、日本の政治に対して行うべき重要な政治的闘争のような気もしている。
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