蔵臼 金助選　#1日1本オススメ映画 1851～1900

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ボーン・アイデンティティー』 活劇映画の第三形態への変化を目の当たりにしたかの様な、エポック・メイキングな一作。『裏切りのサーカス』だと渋過ぎ、『007』だと荒唐無稽に感じる方にオススメの逸品です。リアリティを損なわず娯楽映画として成立させた手腕に脱帽。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/ML3AFDlOhY

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『Ｖフォー・ヴェンデッタ』 物語は1605年英国のガイ・フォークスによる火薬陰謀事件から始まり、第三次世界大戦後独裁圧政下の倫敦につながっていく。さらに現実へ飛び移り、アノニマスのトレードマークへ。寓話性の強さと政治的メッセージのリアルさを内包した力作。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/M24T6g9XHS

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

その「金星劇場」では、『血斗のジャンゴ』『風来坊』『ガンマン大連合』を観ました。当時横須賀には映画館が5～6軒あって、駅の裏のボーリング場に併設された劇場では、『スペシャリスト』とか『皆殺しのジャンゴ』とか。

蔵臼 金助 @klaus_kinske

もう15年も前になるが、父の葬式で横須賀に戻った時、自分が小学生の頃よく通っていた名画座がまだ残っていたのにはびっくりした。ポルノ映画専門になってから後の建物だけだったけど。今はもうその建物も無い。 pic.twitter.com/Zu0Uhtagyt

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

今と違ってケータイなんか無かったから、一度国境を越えてヨコハマ州へ高跳びしたら、もうこっちのものさ♪

蔵臼 金助 @klaus_kinske

小学生のお小遣いでロードショーは厳しいので、基本は名画座。名画座でマカロニウエスタン、よく上映していたし。 たまに諜報局勤務みたいな担任が家に電話もしていたみたいだが、親は私のことをよく理解していたので、学校サボって映画館行ってもお咎めなしだった。

蔵臼 金助 @klaus_kinske

小学生の頃、「気分悪いんで早退します」とか言って、本当は気分爽快にこれからなるところなんだけど、授業抜け出して横須賀とか横浜の名画座に入り浸っていたんだよ。

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『プラトーン』 オリヴァー・ストーンは割と嫌いな方です。その中で本作だけは素直に感動。意地悪ストーンが自分のフィールドで真摯に作った印象です。鑑賞後、JACの“バーンズ・モデル”を買いかけたけど、「映画の趣旨を理解してたのか？」と自問し、止めた私は偉い。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/iYgCm6h2BI

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『殺人者たち』と言うと、強面野獣派リー・マーヴィンと、今見るとゴズリング顔のクルー・ギャラガーの殺し屋二人組の持つごっつい消音器の付いたサイレント・リボルバーですね。リアリズムの点は置いといて、異様な迫力に満ちていました。 pic.twitter.com/gV3l1SI7IS

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『殺人者たち』 ドンとしては全体にぬるいけど、サスペンスシーン、銃撃シーンになると水を得た魚の様に、パシュ、パシュ、パシュ、パシュ、パシュ、パシュ！ 殺し屋二人組がサングラスにスーツ姿で歩いて来るだけでしびれるし、ターゲットになるカサヴェテスもgoo♪ #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/RKRUZMLSMh

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『女王陛下の００７』 主役が渋い。渋過ぎる。華が無いと言ってもいいくらい。ストーリーが素晴らしい。アクションもリアリティを失わずキレがある。ボンドガールがダイアナ・リグというのも渋い。音楽良し♪ そして、珍しいSIG P210の使用が最高に渋過ぎて悶絶。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/QP7p6jVvEH

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『依頼人』 '90年代ハリウッド映画は口当たり軽く面白くて、観てる間は夢中だけど観終わるとあまり憶えてないという職人的娯楽映画の巣窟でしたな。グリシャム原作物は中でも硬派な方。本作は感動もありましたが、法廷物はね、似た場面が多くて（西部劇は棚に上げとく）。 #１日１本オススメ映画 pic.twitter.com/luENmMqZJD

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『続・夜の大捜査線』 個性派俳優からB級映画専門俳優になってしまった感のあるマーティン・ランドーが、晩年に『エド・ウッド』『手紙は憶えている』と出会えて良かったなと思うのだ。本作みたいに癖のある脇役も素敵だけどね。前作とはうって変わったB級感満載の続篇。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/vRdMZD6u5x

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マカロニウエスタンみたいに敵のガンマンに狙いをつけてバンバン撃ち殺すの、ひゃっはーで爽快なんだけど、まあ相手も人なので後ろめたさもじゃっかんあるわけだ。 そこを“ゾンビ”の発明で「いくらでも好きに撃ってね」としたロメロの功績は大きい。 pic.twitter.com/bEb0GYhqsi

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『モンキー・シャイン』 「ロメロの新作観に行こうぜ。ゾンビじゃないけど」 「何て映画？」 「モンキー社員」 友人に誘われた時聞き違えたので、コメディ映画と思い込んでました。立派なサスペンスでした。『ダーク・ハーフ』は雀が可愛かったが、本作はおサルが可愛い。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/AKVtLeb4Zh

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ちなみに、マカロニ・ファンにとっては、スコット・ウォーカーと言えばこの曲だ。 youtube.com/watch?v=palcJx… pic.twitter.com/yrPgtFLhBl

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回想シーンになると、モチーフはロキシー・ミュージックやデヴィッド・ボウイなど、1970年代ブリティッシュ・ロックに変わるのだが、その使い方がなかなか見事なのです。

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『フラッシュバック』のタイトルバックは、スコット・ウォーカーの『息子たち（ Sons Of）』で始まる。 “聖人の息子、泥棒の息子…私たちは子守唄で失われた子供たち…” 主人公が子供の頃に流れていた曲だ。 youtube.com/watch?v=NnAI4l… pic.twitter.com/qJMqmPLZCJ

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『フラッシュバック』 ショービジネスの世界で成功した男が親友の死を知り帰郷する。“愚か者の回想”の原題通りに、ノスタルジックな回想シーンと共に明らかにされる残酷な過去。取り返しのつかない過ちを背負った男の、最後に取った過去への訣別が感動を呼ぶ。意外な良作。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/vy9exGc93R

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『氷点』 三浦綾子原作、若尾文子主演作としては『積木の箱』の方が映画、原作共に感動的でした。主人公が少年で感情移入し易かったしね。だが、原作の宗教観を押し出している点ではこの作品の方が迫力あります。どろどろな話をベルイマンを思わせる硬質な描写で相殺します。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/jmvVYqQ34G

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『ハリウッド・ナイトメア』 ジョエル・シルバーが製作した活劇群のおかげで私達は充実した'80年代を過ごせましたが、彼は'90年代に入ってゼメキスらと共に中身の濃いホラー・アンソロジーを作りました。いずれも豪華俳優陣が扮した悪人が酷い目に遭う、TVMです。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/O01T87Kh2b

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ホワット・ライズ・ビニース』 当時観た時は（2001年元旦に妻と観たのだった）、何故ゼメキスがこのような映画を…と思ったものですが、今でしたら納得ですね。若干線の細いゴシック・ホラーです。邦題が良くないんだな。だからあれほど『水の中のワイフ』にしろと。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/ppkfU0nNdE

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『組織』 リチャード・スタークとジョン・フリンの相性の良さったら！ コロナにライムと言うか、オムライスにケッチャム…ケチャップと言うか。殴り込み映画（ショットガンは欠かせない）として名作ですが、観た当時は原作が“悪党パーカー”シリーズとは知りませんでした。 #１日１本オススメ映画 pic.twitter.com/Wv7UpUPsFl

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