石井光太(@kotaism)さんの東北地震津波の被災地取材

3月18日から21日にかけて投稿されたもののまとめ
被災 津波 震災
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石井光太 @kotaism
明日から雑誌の取材で、震災の被災地に入ることになりました。しばらく音信普通になると思いますが、ご了承ください。
石井光太 @kotaism
【地震取材の協力募集】さきほど、現地の被災者の方で取材に協力してくださる方を募集いたしましたが、掲載前なので雑誌名についてはご連絡をいただいた方に直接ご説明いたします。よろしくお願いいたします。
石井光太 @kotaism
被災地★新潟から豪雪のなかを8時間運転して、いま宮城に到着。セブンイレブンやドン・キホーテは閉まっていたが、代ゼミとラブホは営業中。妙なリアリティである。
石井光太 @kotaism
被災地取材★マスコミ報道は現実より大げさに描くものだけど、今回の惨状は報道よりはるかにひどい。核ミサイルが落ちたような状況。見た目は海外のどの戦場より狂気じみている。
石井光太 @kotaism
被災地取材★お店はほとんど閉まっていて、被災者はおにぎり一個でなんとか食いつないでいるのに、韓国料理や中華料理屋だけは元気に経営している。焼肉、うまそうだなー。こういう韓国料理店や中華料理店の元気って必要ではないか。
石井光太 @kotaism
被災地取材★被災地の現状は戦場と同じ。東京などで買いだめをするのは、戦場の子供から暖房や食料を奪うのと同様。被災地の人が店舗から略奪をほとんどせずに耐えているのに、なぜ援助する側の東民などは彼らから奪うのか。話にならん。
石井光太 @kotaism
被災地取材★説教は嫌いだが、被災地以外の場所でガソリンを買いだめすると、原発が爆発したら被災者は避難すら出来ないんだぞ?今だってガソリンがなくてまったく動けないんだから。二十歳前後まで教育受けてそんなことすら想像できなけりゃただのバカだ。
石井光太 @kotaism
震災の復興は、はやい。あっという間に死体が運ばれ、ブルドーザーが瓦礫を撤去する。お年寄りは、この速度についていけず当惑するのみ。http://kotaism.livedoor.biz 今回の取材は勉強になる。話をくれた小学館に感謝。今後も当面は被災地にいます。
石井光太 @kotaism
被災地のホテルはマスコミだらけ。ロビーでは「某社が死体写真を掲載したぞ」とか「某社が自衛隊に金を握らせて死体を持ってきてもらったらしい」とかいう話で盛り上がっている。クソだ。が、悲しいかな、実際それをやれば売れるのが現実。つまり、読者がそれを求めている。
石井光太 @kotaism
年寄り大物ジャーナリストは、被災地に一度も行かず、契約社員を派遣させて取材させ、さも自分が取材したように語る。メディアの正社員はそれをよしとして「先生すばらしい!」とほめて銀座へ連れて行く。当然、現実とはズレている。で、売り上げが落ちると「メディアの衰退だ」と嘆く。双方バカだ。
石井光太 @kotaism
被災地でテレビ局の知り合いと偶然出会った。彼いわく「本当は現地のリアルを伝えたい。けど、局から出るのは『明るい話題を出せ』『復興に重点を置け』『ペットで癒しを与えろ』という指示ばかりなんです」。上司が安全な東京でのさばっているからこういうことになる。出版社もまったく同様。
石井光太 @kotaism
大体、ニュース番組をプロデュースする人間が東京にいたり、雑誌を編集したりライティングしたりする人間が東京にいるのは変だろ。なぜ、現場にはバイトや契約社員や新卒の社員しかいないのか。バラエティー番組やエロ本をつくるのと同じ方法で、震災報道がなされているのは変じゃないか?
石井光太 @kotaism
と、ちょっくら「メディアでは当たり前の事実」に対して怒りを示してみた。要はその現実のなかでどれだけ自分の意思をもって抗えるかだろう。そういう意味では、抗うことを許してもらっている僕は非常に恵まれている。だから、これからも、今後も抗うことにする。
石井光太 @kotaism
震災取材★被災地にきて何十体と津波による遺体を見てきたが、そのほとんどが「津波のにおい」がしていた。海水と油の入り混じった臭気。戦場にも、スラムにも、津波の被災地にも、特有のにおいがある⇒ブログ http://kotaism.livedoor.biz/
石井光太 @kotaism
震災取材★お年寄りはすわりこんで、瓦礫の山を呆然と見つめていることが多い。20代、30代の母親は幼いわが子の手をつなぎ、津波がどういうものかを見せていることが多い。どちらも、切ない光景だ。
石井光太 @kotaism
震災取材★カメラマンが被災地で座り込んでいる老人の写真を撮った。老人はしばらくカメラマンを見ていた。カメラマンは逃げるように去っていった。老人は呆然としたまま「俺、写真撮られたよな。なんでか知らないけど、怒りがわかないんだ。感情がなくなっちまったみたいだ」とつぶやいた。
石井光太 @kotaism
震災取材★瓦礫の山の中で、泥だらけのランドセルやおもちゃだけが、ちゃんと地面に置かれているのを何度か見かけた。生き残った被災者が、持ち主がいなくなったランドセルや遊具を哀れに思い、瓦礫から引き出してあげたのだろう。僕も結婚写真や家族写真を見かけると、同じようにした。
石井光太 @kotaism
震災取材★ニュースで報道されている町はたしかに復興に向かいつつある。しかし、小さな町や集落はいまだ取り残されているところも多い。そういう場所に限って報道されない。なぜか?
石井光太 @kotaism
震災取材★それは新聞やテレビがお互いの情報を頼りに取材しているため。どこかがA町といえばみんなA町に群がり、それ以外が取り残されてしまう。結果、「支援される町」と「取り残される町」が生まれる。
石井光太 @kotaism
震災取材★取り残されている町や集落を見つけられるのは、資金力のあるテレビや新聞のみ。だからこそ、彼らは頑張らなきゃならないのに、なぜかお互いに情報を回し合うだけ。あげく、もうバラエティーなぞはじめやがった。もどかしいな。
石井光太 @kotaism
ガレキの山の中を歩いていると時々、人糞を見つけることがある。トイレがないため、被災地にきた被災者が、いつ崩れるかも知れぬ廃虚の陰で用を足したのだろう。ほとんどが下痢。このストレスの中だと当然だ。しかし、紙が転がってない。物質不足で持ってないのだろう。
石井光太 @kotaism
バラエティー番組など娯楽が悪いとは思わないけど、同じことを繰り返すニュースや、取り残された町を見捨てて「復興」「希望」だけの報道につきすすむことには違和感がある。なぜどの局も同じタイミングで同じ分だけバラエティーを入れて、同じ内容のニュースを流すのか?
石井光太 @kotaism
どのメディアにも、この時期までは××ネタ一色にして、この時期から△△ネタにしようという方程式がある。たとえばテレビだと震災翌日に「放送は2週間後だから、世論は××になってる。よって××を喋れ」と言われる。悲しいかな、世論も大体その通りになる。
石井光太 @kotaism
ふだん世界平和や博愛を語る作家やカメラマンやジャーナリストは多いが、いざという時に現場に来る人は数えるほど。理由は、現場に行くと他の複数の仕事をキャンセルするか延期せねばならないので膨大な赤字なのだ。ヘンな世界だ。
石井光太 @kotaism
震災取材★墓地も根こそぎ津波被害を受けている。墓石がひっくり返り、その上に車や家や船が乗っかってる。ある老人は「死んだ妻を埋められない」といい、散歩するにも骨の一部をビニールに入れて持ち歩いていた。避難所に置いておくのは不安だそうだ。
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コメント

ikunoshin @ikunoshinno1 2011年3月25日
生々しい、しかし貴重なお話しありがとうございます。 本を出されましたら買わせていただこうと思います。 私は今生現地に行けない身のようで、代わりなのか、何かあると行きたく無さそうな夫が駆り出されています。今回も声が掛っているようです。 取材、お気を付けて。