現代の「女人禁制」 性差別の根源を探る

「現代の『女人禁制』-性差別の根源を探る-」出版記念シンポジウム 日時 2011年3月21日(月)13:00~16:30(受付12:45~) 場所 奈良県中小企業会館 小会議室 http://mainichi.jp/area/nara/news/20110317ddlk29040712000c.html 続きを読む
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いつき @ituki0309

長島の写真をいっぱい~。納骨堂がある。国立の療養所なのにこれがあるということは、何を目的に療養所が建てられたかよくわかる。

2011-03-21 13:41:54
いつき @ituki0309

園内に残る二つの桟橋。職員用と患者用がある。無毒地帯と有毒地帯。

2011-03-21 13:42:32
いつき @ituki0309

クレゾール風呂。監禁所(53年頃まで使用)。貞明皇后歌碑。誕生日近辺が「らい」にかかわる日になっている。いろんな人の「善意」でできている。

2011-03-21 13:44:43
いつき @ituki0309

大阪にも「外島保養院」があった。移転しようとしたが反対運動があった。室戸台風で打撃を受ける。ところが復興しようとしたら地元からも反対。邑久光明園に移転した。(まちがってたらすみません。いつき注)

2011-03-21 13:46:58
いつき @ituki0309

隔離政策をめぐる略年表。日本の特殊性は、隔離政策が戦後再度成立し、その後なくなるまで40年以上かかった。このへん、前置き。

2011-03-21 13:48:52
いつき @ituki0309

今日の問題意識は「市民のかかわり」。まずは「排除」。地域社会で生活できなくなる。もうひとつあるのは「寄付」。療養所の収容人員が足りなくなると、寄付を募って入所者が建てる。療養所は入所者の働きなしには成り立たない。

2011-03-21 13:50:46
いつき @ituki0309

市民による「投書・密告」。排除と投書・密告は直接的なかかわり。「寄付」には「善意」がある。「病弱なお父さんをかかえながら、毎月貯金をして寄付をした」という「美談」。救らい思想。そこに出てくるのが皇室。

2011-03-21 13:52:46
いつき @ituki0309

こうしたことは「正しいこと」。フーコーの「牧人権力」。記憶に新しいところでは「黒川温泉問題」。患者が抗議をしたら、それに対して療養所に投書が行った。官民一体の無癩県運動。

2011-03-21 13:54:33
いつき @ituki0309

療養所内のジェンダー。男性:女性=3:1。女性を入れておいた方がうまく統治できる。→園内結婚。日本における根絶は、病気だけではなく患者も根絶。→「かかりやすい体質」と考え、不妊手術を強要する。

2011-03-21 13:56:02
いつき @ituki0309

戦前は根拠なし。主として対象は男性。戦後に公的根拠ができる。「ハンセン病患者、およびその配偶者」が対象。「本人同意のもと」とあったが、「知らずにやられた」。対象は圧倒的に女性。301件:1174件。優生保護法は女性の性と生殖をコントロールする法律。

2011-03-21 13:58:01
いつき @ituki0309

性差別構造とハンセン病者差別の二重構造がもたらして実態。

2011-03-21 13:58:37
いつき @ituki0309

日本社会が隔離し続けてきた結果、一部の人しか実態を知らなかった。実態を知るすべがなかった。園内の情況が、外部に伝わってこなかった。無視と無関心の塊になってしまった。1953年の「見直しの付帯決議」は40年かかった。

2011-03-21 13:59:54
いつき @ituki0309

吉川さんの話。2004年に県議会で質問をした。情熱を持って質問をつくった。そもそも「女人禁制とは何か」ということを知りたかった。それまでは「慣習」とか「習慣」とか言われていた。そうなのか?仏教大学に社会人入学をして勉強した。

2011-03-21 14:02:53
いつき @ituki0309

「原始仏教」には女性差別はないことがわかった。男性出家者だけでサンガをつくった。女性出家者が入りたいといった時に、大論争が起こった。が、釈迦の最終判断でOKになった。最初の出家者は、釈迦の元パ。中村げんさんの『尼僧の告白』、赤裸々でおもしろい。

2011-03-21 14:05:28
いつき @ituki0309

女人結界を守ってきた修験道も、実は否定。1997年に「女人結界撤廃宣言」をつくっていた。2000年に撤廃するつもりだった。(1997年10月4日付けの毎日新聞に報道があったらしい)。先にスクープしたために、在家信者が反発して、幻になったとか。

2011-03-21 14:09:39
いつき @ituki0309

毎年8月に大峯山に登っている。途中までは女性も一緒。というか、女性の方が多い。途中でわかれる。降りてくる時に合流。

2011-03-21 14:10:51
いつき @ituki0309

降りてきて洞川温泉でみんなで話。「女人結界、どう思う?」「やっぱりそら行きたいわ」。僧侶も、「宗教団体としては撤廃を決めたんだから、そう思う」。

2011-03-21 14:12:08
いつき @ituki0309

ここまでは前置き。法律的には…。国際法と女人禁制。「女性差別撤廃条約」。第1条の定義にもとづいて、「女子に対する差別」。第2条の具体的な方策。ここには「いかなる行為または慣行も差し控え」「慣習および慣行を修正し」とある。知事も「その通り」と言っていた。

2011-03-21 14:14:39
いつき @ituki0309

知事は、「該当する」と言いながら「難しい問題ですね」(一同笑)。

2011-03-21 14:15:12
いつき @ituki0309

世界遺産条約。認定の条件。「その国やその民族だけのものではない」「将来の世代に引き継ぐべきもの」。これらが基準。自然環境を守るために「人間の立ち入りを禁止」は成り立つと思うけど。ちなみに、ヨーロッパの修道院にも女人禁制があるが、ここは男性が誰でもOKではない。

2011-03-21 14:16:58
いつき @ituki0309

いっそ、逆説的には「信者のみ」にすればいい。それなら「信者の男性のみ」もありと思う。

2011-03-21 14:18:08
いつき @ituki0309

道路法との問題。私道であれば基本的にはOK(例外はあるけど)。道の構図をあげると、大部分は「里道(県の権限を持って国の道を管理する)」だった。ところが「村道」に昇格されていた。知事に「数年前までの管理者としての責任は?」。応答できず。

2011-03-21 14:21:48
いつき @ituki0309

「市町村道の通行制限」の

2011-03-21 14:22:13
いつき @ituki0309

条項に違反。女人結界門は違法構築物。なぜ村道にしたのか。道の改修にお金がかかるから。法的に措置をとるとすると。ひとつは「納税者訴訟」。ただしこれは天川村村長相手になる。もうひとつは、たとえばけがをしたら「公道上の国家賠償法」。まぁ極論だけど。

2011-03-21 14:25:02
いつき @ituki0309

女人結界を破った歴史。戦前。飛田の女侠客。男性を引き連れていった。「なんとかおさめてくれ」。証文を出した。「将来女性が通れるようになったら、あなたを最初にとおします」。結界門が上がった時に、セレモニーに呼ばれた。

2011-03-21 14:26:59