春のtweetライブラリ その2

@hajimebsの呼びかけでスタートした140文字の読書案内。 RTやポストへのコメントを省いて、純粋な一覧としてまとめていきます。 ご参加はおすすめの本にコメントとハッシュ #1satsu をつけて ポストするだけ。140文字ヨムリエの登場をお待ちしています! 続きを読む
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@gr8rosso

乙一「暗いところで待ち合わせ」2002年。「警察に追われている男が目の見えない女性の家にだまって勝手に隠れ潜んでしまう」話(あとがきより)。無言の奇妙な同居生活を送るうちに、互いの存在がそれぞれの心に変化をもたらしてゆく。非コミュな二人の不器用な優しさが愛おしい。 #1satsu

2010-04-02 20:53:16
@moooon_calf

初めて読んだ時は「未来への旅」というタイトルだった。「夏への扉」の簡易版と知りオリジナルが読みたいと願い二十歳にその希望は叶った。そして2009年に新訳版が発売され30年ぶりに読んでみた。未来SFの話だが読む度に僕を少年だったあの頃に戻らせてくれる素晴らしい小説。 #1satsu

2010-04-03 15:09:54
Fumitoshi Kato @who_me

西林克彦(1997)『「わかる」のしくみ』新曜社:「マゴの手」は「孫の手」ではなく「麻姑(中国伝説の仙女)の手」だった…というエピソードではじまる。そう、「わからない」ことよりも「わかったつもり」でいることのほうが、危ない。 #1satsu

2010-04-03 21:35:31
Toši @pintoamame

【今日の一冊】松田道雄『輪読会版 駄菓子屋楽校―あなたのあの頃、読んで語って未来を見つめて (新版)』新評論 2008 新版は、手元にありません。駄菓子の歴史、路地裏文化、児童文化の原点。仕事で、「コミュニティ」「児童文化」を標榜する人は、読んだ方がいい。 #1satsu

2010-04-03 21:44:56
@gr8rosso

ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日」 。主人公の、ラーゲリ(旧ソ連の強制収容所)での一日が淡々と克明に描かれる。極寒の中での強制労働。理不尽な状況下でも、その日を前向きに精一杯生きるというのはとても尊い。切ないけど明るく暖かいような、不思議な話。 #1satsu  

2010-04-03 22:00:45
ほの@とび森or人形者仲間募集ちう @Hono_HKT

「日本の現代伝説 ピアスの白い糸」池田香代子・他編著:所謂都市伝説のアンソロジーだが、類話やその伝播、解説など充実したシリーズの1冊め。都市伝説ってヒトや社会の不安を映したモノだなあとつくづく感じさせる。 #1satsu

2010-04-03 23:49:46
@kmpnote

「眼の狩人」大竹昭子■東松照明、森山大道、中平卓馬、荒木経惟、篠山紀信など戦後を代表する写真家へのインタビュー。写真家がいかに沖縄へ魅了されているか、それが気になって沖縄行きたい、そればかり膨らんでくる。しっかし、大竹昭子さんの文章は切れが良い!。 #1satsu

2010-04-04 18:00:38
いちろう @ichiroabe

【今日の一冊】 安土萌「海」(星新一編「ショートショートの広場」(1985、講談社文庫)より)。僅か数頁の短編。街が静かに海になっていくのに人々は平穏に暮らし続け、翌日そこが海になっている。不思議な穏やかさが感じられる。伊坂「週末のフール」にも若干通じるか。 #1satsu

2010-04-04 23:19:10
Fumitoshi Kato @who_me

竹内一郎(2005)『人は見た目が9割』新潮新書:非言語コミュニケーションの重要性を、あらためて考える。ぼくたちは、見た目や第一印象から、さまざまな事を察し、さらに察しを察するという、じつに繊細な作業を不断にくり返している。 #1satsu

2010-04-04 23:43:10
ほの@とび森or人形者仲間募集ちう @Hono_HKT

「ユノアフリーク2」/ホビージャパン:今日のはムック本です。原形師・荒木元太郎氏の手による関節人形・ユノアシリーズが大集合。ユノスから最新のちびユノアまで全てのグラビア、服の型紙に作り方、メイクや組立て・カスタマイズ等全てがここに。人形好きにはたまらない! #1satsu

2010-04-04 23:43:12
@kmpnote

「小さな家」の気づき・塚本由晴■著者の指摘するように、建築の社会性をとなえつつも、認識の度合いに差が大きいのは、見方そのものを疑わないためであろう。どこをもってして社会性を捕らえるのか。常に考える先は変化しているのだから。 #1satsu

2010-04-05 00:03:43
@kmpnote

「家族を容れるハコ家族を超えるハコ」上野千鶴子■僕らは内面化された規範を生き、またすぐ上の世代のように社会に冷めた目を向けることへも飽き、ひとまわりしたような状況に直面している。それは冷戦でもなく、グローバリズムでもない、世界的に不安定な状況ともパラレルだ。 #1satsu

2010-04-05 00:06:12
そら豆ぞうい @legumeae

「ウミウシ ガイドブック」小野 篤司 著。ちいさい頃潮溜まりにはり付いて、探しても探しても見つけられなかった憧れのイキモノ。この本で初めて彼らの多くが5mm~3cmというコトを知り、納得しました。奇妙なイキモノが気になるヒトに。 #1satsu

2010-04-05 02:42:38
Toši @pintoamame

けらえいこ 『セキララ結婚生活』メディアファクトリー 2006 漫画。昔、細君が読んでいるのをみて奪って読みました。なんだか、うちと雰囲気似ている、いい、もっと読みたいと思って『7年目のセキララ…』も買いました。日常生活をこんな風に表現できる人がいるんだと思った。 #1satsu

2010-04-05 21:49:02
Fumitoshi Kato @who_me

山田ズーニー(2006)『あなたの話はなぜ「通じない」のか』ちくま文庫:考えなければならないのは、「通じない」という問題を解決するためのハウツーではない。「じぶんの想いにうそをつかない」という思想を持ち、それを貫くこと…。 #1satsu

2010-04-05 23:45:58
Toši @pintoamame

日本戦没学生記念会編 『新版 きけわだつみのこえ―日本戦没学生の手記』 岩波書店 2003 読んだ時、素直に、この方達がいて今の日本があるんだと思った。そして、自分の気持ちをどう扱っていいかわからなくなった。時には亡くなった人を優先に考える時があってもいい。 #1satsu

2010-04-06 11:54:11
新宅謙吾 @kengo_tank

「回送電車Ⅱ」堀江敏幸/中公文庫 通勤の乗降区間で、twitterを一通りチェックした後にちょうど一篇読めきれるくらいの短編集。よくあるエッセー集とは深みが違う。気分転換にもおすすめできちゃう遠心力のある一冊です。ちなみに最初の一篇は環八沿いの小さな公園について。 #1satsu

2010-04-06 13:37:15
石川初 Hajime B. S. Ishikawa @hajimebs

池井 望「盆栽の社会学―日本文化の構造」 実はガーデニングの歴史を調べるなかで、たまたま古書店で買った本。盆栽の歴史や、盆栽が日本固有の文化だと「語られるようになった」背景など、興味深い本でした。アマゾンで新品も。 #1satsu http://bit.ly/ajgX77

2010-04-06 14:17:55
Fumitoshi Kato @who_me

Graf, D. (1999) Point it. Graf Editions.:はい、しばらくすればiPadを買って、いろいろ絵や写真を指差しながら、やりとりできるようになります。その前に、言語を使わず、指先で語る練習を。 #1satsu

2010-04-06 15:41:17
@gr8rosso

ラッセル・ブラッドン 「ウィンブルドン」 。ウィンブルドンの決勝で戦うのは親友でライバル同士の二人。しかし脅迫状が届く。内容は“要求を呑まなければ観戦中の女王と勝者を殺害する”。ドキドキしながら読んだ。テニス、サスペンス、友情、どれか一つでも好きならぜひどうぞ #1satsu

2010-04-06 22:47:37
kiku-aoi @kikuaoi

精彩な図版とカラー写真で、不思議な住居群の全貌をとらえた漢聲雑誌社の『福建土樓』。超然と渦を巻く間取り図は、いくら見ていても見飽きず、時間を忘れてしまう。ここに始まり、ここに終わる人生を夢想する。おすすめです。http://bit.ly/dzMDzk  #1satsu

2010-04-07 00:11:17
tsutomu abe @a_bettom

調香師の手帖(ノート) 香りの世界をさぐる (朝日文庫) 中村 祥二 調香師である著者の香りの描写に感銘。詩的な書き方じゃないが、ふだん自分が「感じて」いるだけの香りをその組成からなにから「読んで」いるプロならではの描写。この差は香りに限らないけれど。 #1satsu

2010-04-07 00:55:03
石川初 Hajime B. S. Ishikawa @hajimebs

伊藤一幸「雑草の逆襲」日本雑草学会ブックレット。有名なパラコート耐性ヒメジオンを筆頭に、農薬で枯れない適応を遂げた耕地雑草たちの生態を紹介する報告論集。農薬の機能や進化の仕組みの入門書としても面白いし、著者らの雑草への愛憎半ばする態度も面白い。 #1satsu

2010-04-07 09:27:43
よんます @yonmas

木々の枝葉に、色鮮やかな実のようなモノが付いているのを目にすることがある。もともとそういう植物であるかのように。実はアイツの中には虫の卵・幼虫・蛹が入っている…らしい。「虫こぶ入門―虫えい・菌えいの見かた・楽しみかた」 http://bit.ly/b30X7o #1satsu

2010-04-07 09:48:25
ほの@とび森or人形者仲間募集ちう @Hono_HKT

「デビルマン」永井豪/KC版:敢えて文庫でなく初期のコミックス版をプッシュ。バイオレンス満載な漫画ですが、語られてるのはひとの愚かしさと哀しさだと思う。文庫版では省略された物語初期のエピソードが読め、飛鳥了という人物の得体の知れなさがより印象付けられる。 #1satsu

2010-04-07 20:38:40
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