濁流の迷宮宝探し

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

#濁流の迷宮宝探し シアン・マレ 男／33歳 クラス：邪紋使い スタイル：エーテル（水）／ポイゾナス 装備：弓、小剣、短刀（投擲用） アルトゥークが一領ブールモンの領主。先の反英雄との決戦に際し、条約盟主を担うこととなった。 pic.twitter.com/rFZzt7JDYt

拡大

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

・外見 切れ長の眼に鼻筋通った優男。「邪紋を隠さない」という信念のため、肌の露出が多い。今回は、ただの邪紋使いとして行動するため、ブールモンの紋の入ったコートは着ていない。 ・その他 毒は効かないのになぜか酒には弱い。バツイチ。恋人イングリッドと再婚し、今は養子を迎えて一児の父。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

今回は、復興の助けとなる物品を持ち帰るため……という名目で、抑えきれぬ少年心の赴くままに宝探しに乗り出した。盟主業は、他界した主君の親友ウリエル・トレーフル卿に一時的に押し付……任せている。 ・能力 水と毒素を操る邪紋使い。水を自在に操作し己の身体をスライムと化すことができる。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

#濁流の迷宮宝探し 【宝探しに行きたい盟主】 「はいぃ！？」 アルトゥークがブールモン領、条約盟主館。とある日の昼下がり、盟主の側近の悲鳴にも似た声が響き渡った。 「もう一度、仰って、みてください？」 一語一語語気を強めて聞き返す側近。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

まあまあ、と彼をなだめるように手で制するのは、邪紋使いの男だ。全身にびっしりと刻まれた流水を思わせる蒼の紋様。そこそこ薹（とう）の立った優男は、人の良さそうな笑みを浮かべて要望を口にした。 「ええ、ですから。私も大迷宮に行きたいなあ……なんて」

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

たちまち吊り上がる側近の目。邪紋使いの言葉の最後は、消え入るように小さくなっていく。 「盟主自ら出向くなんて何考え……ん゛ん゛っ、危険です。ご自分の立場をお考えください」 この邪紋使いこそが、条約の現盟主なのであった。名をシアンという。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

「迷宮は複雑に過ぎ、危険性の高い投影体や罠の存在が報告されています……というか、ご存知ですよね？」 側近は半眼でシアンを睨めつける。 「貴方が倒れでもしたら、一体誰が条約の纏め役になるというのですか。こんな面倒な御時世に後釜に座ろうだなんて奇特な人なんか、居やしないのに」

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

くどくどと続く説教。 「待ってください。貴方の心配は良く解ります。でも、待ってください」 さすがのシアンも参ったなという顔をして遮った。 「報告によれば、迷宮の中には財宝や、そればかりではなく書物や技術の粋を凝らした道具、果てはアーティファクトまであるというではありませんか」

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

男は、邪紋の刻まれた人差し指をぴっと立てて話を続ける。 「何しろ、物資も技術も知識も、皆失われました。復興の目処は立ちません」 もっともらしい表情を作ってみせながら。 「それらを持ち帰れれば、復興が早まるかもしれない。もしかしたら大幅に。そうでしょう？」 むう、と側近は唸った。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

「それに、それらを狙う反体制派の者達も居るようです。彼らの手に渡る前に回収すべきでしょう」 渋面を崩さない側近。 「戦いにでもなったらどうするというのです」 口うるさいが、個人としても心配はしているのだ。 「腕が鳴りま……もとい、無理はしませんから」

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

口を滑らせそうになって、シアンは慌てて言い繕った。しばしの沈黙の後、側近は渋々といった様子で頷く。盛大な溜め息と共に。 「……仕方ないですね」 よしっ、とシアンは内心で拳を握った。もちろん、彼に言ったことは本心である。だが、来る日も来る日も机に向かう毎日、正直退屈していたのだ。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

「解って頂けて良かった。少しでも役に立つものを持ち帰ってきますよ」 大人の表情を取り繕って、にこりと笑う。 「私が不在の間は、業務のことはウリエル様にお伝えしてください。それでは、準備がありますので」 眉間を指で押さえる側近を残して部屋を出た。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

ぱたりと扉を閉めれば、浮かぶのは少年のような笑み。 「さあて、宝探しといきますか」 にっと唇を吊り上げる。愛用の弓と剣の手入れをしておかなければならない。 「そうだ、イングリッドにおにぎりを作って貰いましょう」 楽しみです、と鼻歌交じりに廊下を歩いて行くシアンなのであった。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

#濁流の迷宮宝探し 【一路、迷宮へ】 腰に剣を佩き、両脚に短剣を革帯で留めた。背には矢筒と荷物袋。そして愛用の弓を手に取って、玄関まで歩く。 「では、行ってきます」 振り返れば、見送りに来た妻と子の姿。 「気を付けてね、シアン」 妻イングリッドは、夫を軽く抱き締めた。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

その背に腕を回して小さく口付けると、シアンはいつもの穏やかな笑みを向ける。そして傍らに立つ小さな少女を腕に抱き、頭を撫でた。 「イングリッドの言うことを良く聞いて、待っているのですよ」 新しく迎えた養子である彼女は、頷いて人懐こい顔でにこりと笑う。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

「それでは、お土産を楽しみにしていてくださいね」 扉を開ければ、空は今日も良く晴れていた。手を振る妻子に見送られ、陽の光の下、馬を繰る。広がる青空、架かる虹。遠くを見れば、勿忘草色の花が風に揺られて咲いていた。久し振りの旅の空に、逸る心を抑えつつ。一路、大迷宮へと向かう。

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

初期状態 HP：100 SP：10 階層：1 調査点：0 オプション： 大きなおにぎり（保存1）

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

【パ／内政／調査点２】シアン＠条約にパンドラの情報を提供しようとした貴族が、接触する前日に突然の怪死を遂げた。これが奴らのやり口なのだ……！　ＨＰ＋５。 #ＧＣ異聞迷宮 appli-maker.jp/analytic_apps/…

サムクサイヌ_fateUM／PL:hinoe @hinoe_uma2

シアン＠条約は火山の魔境を訪れた。魔境の中には温泉が湧いていることで近隣では有名だ。緋色の山肌を眺めながらの露天温泉は心の癒しとなるかもしれない。 shindanmaker.com/723225