- king1234stone
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先日、完璧に授業が成り立たなくなってる学校で、京大の先生が授業する、というドキュメンタリーがあったな。まだ全部は見てない。単発飛び込みではなく、まず小グループに分けて、飾ったテーブルを置き、一緒におやつを食べながら話を聞く、というところから始めてはった。
2017-10-29 16:56:27ETV特集 「キミのこと聞かせてよ~木原雅子さんの出張授業~」 nhk.or.jp/docudocu/progr… twitter.com/king1234stone/…
2017-10-29 22:45:28なんと7月に放送されたものでした。録画、消してしまったかと思った・・・ RT ETV特集 「キミのこと聞かせてよ~木原雅子さんの出張授業~」 nhk.or.jp/docudocu/progr… twitter.com/king1234stone/…
2017-10-29 22:46:50木原雅子さんはもともとは教育畑の方ではありません。こんな本をご主人と一緒に出されている方。 訳書「医学的研究のための多変量解析」 amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E5%A…
2017-10-29 22:48:51「医学的研究のデザイン 研究の質を高める疫学的アプローチ 第4版」 amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E5%A…
2017-10-29 22:49:23HIVが話題に→厚生労働省の若者の性行動調査に従事→若者と話す。すると若い女の子が「私は妊娠しない。子どもだから」と本気で言っている事態と知る→啓発活動せねば・・・しかし教えようとしても効果が上がらなかった
2017-10-29 22:51:56そこで教えるのでなく、話を聞いていると子どもたちが自分の性と向き合っていくことに気づく で、こういう財団も始めはった。「日本こども財団」 kodomo-zaidan.com
2017-10-29 22:54:42現在は研究のかたわら、ボランティアで出張授業をしている。半年に1校、一番緊急を要する学校に行っている。半年の間に、放映ではまず授業前の準備として、子ども達とのグループ面談で話を聞く。長机2つを並べて、中央にぬいぐるみ等たくさん。飲みもの、お菓子あり。
2017-10-29 22:58:51見てたら3人から5人のグループで。子どもたちは先生への文句も言い倒してる。そして落ち着いた授業を受けたい気持ちも。また友達を気にしていることも。
2017-10-29 23:01:29おっとその前の授業の様子だけれど、まあ先生の言うことを聞かずに、おしゃべり、横の子をつつく、寝る、それと立ち歩きや暴言もあるみたい。先生へのインタビューの時、先生が「暴言はまだしもコミュニケーションをとろうとしてくれているのだと思います」と言ってたから。
2017-10-29 23:03:14最初のグループ面談は2日間。数時間かけて行われる。なお木村さんは帰ってからその内容を分析。そこで「友達同士の葛藤を顕在化させないために、先生という共通の敵を作っている」と見立てる。そして下手に葛藤を顕在化させていじめなどに発展させてはいけないと考えはる。
2017-10-29 23:05:50で、半年の間に授業を3回されるとのことだったけど、それ以外にも、なのかその時になのかよくわからないが、独立した部屋で話に来たい子は話に来る。まあイメージとしてはスクールカウンセラーみたいなことをやってるわけね。
2017-10-29 23:07:43で、1回目の授業はスライドに男性器の断面の絵が出て、「アメリカの調査では男性の悩みとしてペニスの大きさに関するものが90%、しかし女性はほとんど気にしていない」というところから話し始めはった。めちゃめちゃつかみができていた。
2017-10-29 23:11:52で、質問への回答を付箋に書いてもらい、発表してもらう場面。「どんな人と話がしたい」だったか、別に異性とか恋人とかに限らずのフラットな質問だったけど、結構みんな恋人ならみたいな答えだった。そしてある子の回答に対し、どっとわいてひやかしみたいな声が出てきた時、
2017-10-29 23:15:38別の子(グループ面談の時、「叱られてばかりいる」と言ってた子)が、その意見を認める意味で「個人の意見」と言ったら木村さんがそれをすくい上げたのだったかな。そのお子さん照れたようないい笑顔をしていた。
2017-10-29 23:17:04それから1回目の授業の前後のあき時間だったか、「プチスタ(プチスタディー)」というのを始めはった。これは実験的な取り組みだったらしい。そのクラス、中2なんだけど、中1の初歩の英語プリントを持って来てみんなに「これ、やってみる?宿題じゃないからやらなくてもいいんだよ」と。
2017-10-29 23:20:00そしたら次々「やる」と言って子どもたちが持っていってたいてい100点もらえる。お互いにっこりみたいな。また京都に帰ってきても丸つけとかしてはるのだが、そのプリントにいろんな子が木村さんに伝えたいちょっとしたことを書き出した。交換日記みたいに。
2017-10-29 23:22:00で、「これはいける」と判断されて、他の先生もさそって一緒にやり始めた。英語のプリントをやってたけど、数学や国語の先生も一緒に。先生方の感想、「ふだんやんちゃな子にばかり目がいってしまい、おとなしい子に関われない。でも、このプチスタの中でお互いに冗談を言ったりして笑い合えた」
2017-10-29 23:24:04プチスタのプリントは棚に入れて、望めば自分に合ったものをどんどんやって先生に持って行けるようにした。どんどんやり出す子も。
2017-10-29 23:25:43また子どもたちは、先生方ともおだやかなコミュニケーションをとり始めた。先生方の感想「ゆっくり話をすることが大事なんだな」
2017-10-29 23:27:33最後の授業は「半年前の君たち、半年後の君たち」だったかな。木村さんが来た時の、みんなの写真。そして今へ至る変化。結構子ども達が「恥ずかしい・・・」とか笑いながら言ってる。つまり今の自分に自信ができてきている。そして半年後(受験前)の自分への手紙を書く。
2017-10-29 23:30:07BGMは「手紙 〜背景15の君へ〜」(私なんかこれだけで涙が出てくるけど、みんなにこにこしながら、かつ真剣に手紙を書いてた)
2017-10-29 23:31:11で、他の先生の授業風景も出てきたけど、みんな落ち着いて着席し、先生も普通の声で話ができ(最初は大声だった)、また子どもたちを気にかけてる声かけができてる。
2017-10-29 23:32:44最初に木村さんに会った時「いろいろ荒れた学校にも行きましたが、今のはどうしたらわからないのです」とお手上げ状態だった校長先生が「すごい・・・」とおっしゃってた。
2017-10-29 23:33:52木村さん、途中で「この子たち、いっぱい褒められる機会がなくてはいけないのだけど、褒められてないのね」とおっしゃってた。また最後に「子ども達は変わりましたか?」という質問に対しては「変わったかどうかはわからないけれど、もともとのいいものが出てきたのでしょうね」とおっしゃってた。
2017-10-29 23:35:43