※この物語は敬称略です。実際のにょろわーと設定が異なる場合があります。作者は若干のねむみに襲われているため、更新が止まったりしたら叩き起こしてください
2017-11-18 22:29:42最初に現れたのは黒ゴススパイめいた見た目の女子高生少女だ。「フハハハハ……!」その見た目とは凡そ似つかない悪役めいた笑い声を響かせながら、紫土管からコンティニューしてきたのだ。 「玄関から入りなおせ」 「実際事故だ!俺は悪くない」
2017-11-18 22:36:30次は七眼少女。はんちょ~の制止を無視し、卵が招き入れた。 「出ていくだけにしろって言ったのに……」 「あたしのお見舞いが受け取れないっての?なけなしのKPを注ぎ込んだのに」 「お前はいいんだが、その、お前についてくる諸々がというか」無慈悲な事実指摘!
2017-11-18 22:47:41とーふやに反論の隙すら与えず、インターホンが怒りの連打音を響かせる。「自分の見舞いくらい自分で持ってけー!」右手に包み、左手に鉈を持って現れたのは死体回収人。 「待ってくれ違うんだ、夜だからスパイ服のほうがいいかなとか考えてたら顔が勝手に」
2017-11-18 23:06:24くくろは卵とやいのやいの言い合いながら、包みから何かを取り出す。「こんな卵だけれどね、料理経験は豊富だからハズレは無いと思うっすよ」 「病気にはビタミン。野菜はビタミン。つまり最適解だ。お前らも野菜食べて健康な推しを孕めよ」狂気処女妊娠発言!
2017-11-18 23:22:31「バカな……行き着く先とは……!」はんちょ〜が箸を踏み入れたのは、レタス敷きの四角い小皿であった。それはシュギ・ジキと呼ばれるパターンで、十二枚のレタスから構成されている。四方は壁であり、それぞれには海苔、トマト、キュウリ、薄焼き卵の見事な細切りが添えられていた。
2017-11-18 23:26:27「アンジェノンケシチュくれればもっとすごいぞ」勢いづく卵に、七眼少女が何かを耳打ちした。「ン˝ンンンンンンン」顔面水蒸気爆発!何らかのアンジェシチュを直接注入されたのだ!「ヒャア!」興奮する死体回収人!
2017-11-18 23:41:37「そういうのは他所でやってくれないか……そこの二人も。人のベッドでいちゃつくんじゃねえ」 「いちゃついてねぇよ」駄目仙人の手には極太麺が握られている。「らめぇ、そんなにふといのでないよぉ」シアは痙攣しながらマハトマ極太麺を喉から製麺していた。確かに傍から見ればその光景は煽情的だ。
2017-11-18 23:50:50「あれもあなたのことを思っての行為ですよ」声の主はいつの間にか背後にいたれみさば[オルタ]。 「わけがわからん」「すぐにわかりますよ」そう言って人外美女を羽交い絞めにする。「やめないか!ンアーッ!?」ベッドに投げ出される!
2017-11-19 00:22:46はんちょ~は起き上がろうとするが、なんということだ!極太うどんが緊縛めいて彼女をベッドに縫い付け離さない!「もうまはとまれないよぉ……」目を回し痙攣するシア!「芸術的な出来だ」いい顔で頷く駄目仙人!「ちょっと……まだプレゼントボックス残ってるのに」困惑するはんちょ~。
2017-11-19 00:44:18「病人は大人しく寝た方がいいです」れみさば[オルタ]の指摘は実際正論だ。うどん縄はそのコシと弾力で彼女をベッドから離さず、しかし安眠を阻害しない絶妙な出来だ。「そういうこった。朝には乾いて切れるだろ」駄目仙人はシアを担いで工房に帰っていった。
2017-11-19 00:56:07れみさば[オルタ]の姿は既にない。「じゃあ天上解脱、なさいませ(脚注:おやすみの意)」そう言ってとーふやが帰れば、静穏が部屋に帰ってくる。 「なんか疲れたなぁ……」人外美女は倦怠感から欠伸を吐いた。 「……してやられたな」はんちょ~は襲い来た眠気に、身を委ねることにした。
2017-11-19 01:10:18