
これは怖い!「娘が熱けいれんで入院した話」モーメント完全移植版 ~経過見守り等の注意情報あり~
まえがき(モーメント概要より引用)
娘が1歳の時に起こした熱けいれんの体験談です。
処置など当時、先生から聞いたものなので、不安や疑問がありましたらかかりつけ医か電話相談などで聞いてみて下さい。
救急車要請については「コレ呼んだほうがいいの!?」と迷った際は子供の病気相談「#8000」(地域によって違うのでご確認下さい)か「#7119」に電話して相談して下さい。
素人の体験談ですが誰かの役に立てば幸いです。
以上のツイートは、作者さまのお許しを得て、モーメントから移植しております。モーメントのリンクは下記となります。
作者様のブログ紹介
日本小児神経学会HPより
熱性けいれん診療ガイドライン2015
関連まとめ

▲上記まとめの概要から注記抜粋を添えます。
〜熱性けいれん基礎知識〜
☆はじめてけいれんを起こした時は病院へ
☆まれに脳炎や髄膜炎などが原因で起こっている場合もある
☆けいれんを起こしやすい体質がある(遺伝性も認められる)
☆ほとんどは10分以内におさまる

▲上記まとめの概要より注記抜粋を添えます。
●これはあくまで個人の体験談です。
最近のまとめ拡散を受けて、「けいれんの多くは2、3分で収まる熱性けいれんだと思いますが、急性脳症など重篤な病気の可能性もある」との旨を、実際にお子さんの急性脳症を体験された方から指摘されました。
以下コメントの引用です。
救急車呼んだとき3分経過の時点でしたがそれでも遅すぎる。
10分痙攣が収まらなければ救急車、なんて悠長なこといってないで、すぐ救急車呼ぶべきです。
医者にもそう言われました。
この方のお子さんは幸い後遺症もなく治られたようで本当に良かったですが、一時は障害が残る可能性もあったそうです。
「なぜ1秒でも早く救急車を呼んでやらなかったんだろう」と思ったとおっしゃられてもいました。
けいれんの原因など、素人が狼狽した状態で分かるはずもありません。そのようなケースもありますので、いざという時は救急車を呼ぶことをためらう必要はないと思います。
あくまで、乳幼児が高熱を出すとけいれんする可能性がある、ということの一体験談としてお読みください。
なぜ痙攣が5分続いたら救急車を呼ぶのか?
2018.04.09.小児科医のkamekura先生のツイートを追加。

熱などで全身のけいれんが起こった時、多くは勝手に止まりますが、これは例えば疲れ切って止まるわけではありません。 けいれんするくらい神経が異常興奮してる時には、興奮を止めようとする神経の働きも同時に強くなって、けいれんを止めるのです。 この働きは、実は5分を超えると弱くなり始めます。
2018-04-07 22:44:08
けいれんは長く続けば続くほど止まりにくくなります。5分以上続いたら、ひょっとしたら神経が自力で止めることができるかもしれないけど、自力では止められない状態になってるかもしれません。それは外から見ててもわからないので、とりあえず止める準備をし始めた方がいい、という時間が5分なのです。
2018-04-07 22:47:58
これをけいれん重積状態の実地用定義(operational definition)と言います。 けいれんが5分続いたら、これは脳神経が興奮を止められない状態になってるかもしれない、30分続くかもしれない、と考えて、救急車を呼んでけいれんを止められる施設に運んでもらいましょう。
2018-04-07 22:55:48
@kamekurasan1 私的てんかん専門医的定義は「てんかん発作で自分が呼ばれてベッドサイドに到着してもまだ発作中なら重積発作」です。通常の発作は90秒程度で終わります。30分という無茶な定義がありましたが全くもって無茶です。
2018-04-07 23:26:27
@EarlyQuarry 小児科的には、熱性けいれん重積が30分以上続くとけいれん重積後二相性脳症のリスクが高くなるとされています。いずれにしろなるべく早く止めたいところです。 けいれん重積の5日後に部分発作の群発が始まってしまうのを毎年経験するのです。
2018-04-07 23:41:10