なぜ、おそ松さんは売れなかったのか

時代は変わります。
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おたろう @otarou01

信じられない位「おそ松さん」二期が振るわなかったみたいだが、これについては業界的にかなりきちんとなぜなのかを考えた方が良い題材だと思う。 二期は面白くないからと一刀両断する人も散見されるが、正直二期の一話から全然視聴者が少なく森下がりを感じられたので、恐らく原因はそこではない。

2017-12-27 02:37:01
おたろう @otarou01

自分の感覚ではアニメ作品の「旬」と言われる盛り上がりのスパンがどんどん短くなっているなと感じるし、実際にこの旬を逃すまいと1期のヒットを受けて無理なスケジュールで2期を強引に作り始めてしまうという実例も目の当たりにしている。

2017-12-27 02:37:02
おたろう @otarou01

また、二期で大きく失速するリスクは女性作品に顕著だなとも感じている。 女性向けでも中長期的に人気を維持している作品に共通していると思うのが「リアルイベント」の併用。 アニメの続編が放送されるまでの空白期間に声優のライブイベントを打ってる作品は大体勢いが二期に引き継げてると思う。

2017-12-27 02:37:02
おたろう @otarou01

もちろん男性向けでも空白期間にイベントを打つ作品は多くあるが、女性のそれと特に違うと思う点は、女性は集団で作品に没頭する傾向が強いのではないかなと。

2017-12-27 02:37:02
おたろう @otarou01

女性向け作品においては一緒にその作品を楽しめる仲間がいるという事が大事で、作品の1期では仲間5人で夢中になっていたが、2期には4人が作品に対する熱を失う状態になってた場合、残りの一人も他の4人と同じ状態になるのでは。

2017-12-27 02:37:03
おたろう @otarou01

女性向け作品では「グループで盛り上がれる作品」と「一人で没頭する作品」とに分ける事が出来、前者は常に仲間内に共感する人間が必要なため、人気の度合いはグループ全体の熱量によって大きく左右される。 かたや後者では前者ほどの動員は見込めないものの、一定の人気が長期維持されやすい。

2017-12-27 02:37:03
おたろう @otarou01

自分の周囲のおそ松ファンも一人で楽しむというより仲間と連れ立って楽しむ人が圧倒的に多かった。 おそ松人気の傾向で注目すべきが「大人数おそ松レイヤー」の多さ。

2017-12-27 02:37:03
おたろう @otarou01

コスプレのイベントに行くとその作品の消費傾向が「グループ型」か「個人型」かがかなり可視化されており、グループ型だとコスプレも作品内のキャラを集団で演じる人が多い(おそ松合わせだと6人で全兄弟揃ってコスプレする人が非常に多かった)。

2017-12-27 02:37:04
おたろう @otarou01

少々散らかってしまったが、現状ではグループ消費型の作品の熱量を下げないために出来る方策が声優を使ったライブイベントで、二期がリリースされるまでにそういった延命措置が取れない作品はおそ松さん同様一気に集客が下がる宿命にあると分析している。

2017-12-27 02:37:04
おたろう @otarou01

アニメ視聴者の皆さんにおいても、今後作品人気と旬の継続に関して、この分析を参考にしてもらえると面白い予測が立てられるのではいかなと思います。

2017-12-27 02:37:04
おたろう @otarou01

アニメはこの10年で間違いなく個人で楽しむものから、集団で楽しむ(共感する)ものへと変化している。 この大きな変化を理解して作られた作品とそうではない作品は一目瞭然で、昭和オタクが好むタイプの作品が大体前者になるし、クリエイター達にアニメを好きに作らせても前者になる傾向が強い。

2017-12-27 02:46:48
おたろう @otarou01

2018年は「君の名は」のヒットで乱立しているオリジナル劇場アニメ企画が大量にリリースされる年になるが、大ヒットになる作品はクリエイターが作りがちな個人で楽しむタイプの作品には成し遂げられないと思うので、死屍累々になるのではと見ている。

2017-12-27 02:46:48
おたろう @otarou01

@zarigani03 人気の維持が上手くいってる例は主にアイドル系の作品などをイメージしています。今はライブイベントをやる前提でスケジュールが取りやすいキャストさんを使う前提で座組を行う様になっています。 私の想定するリアルイベントとはコラボカフェ等の物販系というより正にこのライブイベントの事です。

2017-12-27 09:29:35