蔵臼 金助選 #1日1本オススメ映画 “ドラマ、コメディ、その他篇”

銃声が控えめな映画、あまりオバケや怪獣が出て来ない映画、恋愛要素控えめなドラマ、スポーツ物、ドキュメンタリー、音楽もの、ミュージカルを抽出しました。
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

映画の中で重要な役を演じるペ・ドゥナを、鑑賞途中で妻が「にゃんこスターのアンゴラ村長に似ている」と言い始めるものだから、感動台無しですよ。 pic.twitter.com/TuLeyrS747

2017-11-17 00:29:19
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『17歳』 夏。好奇心で目を輝かせていた17歳の少女は、秋には死んだ目をして出会い系サイトで売春をする様になる。事件が起き冬が来て、春に彼女はある人物に会う。最も自分を許す事が出来ないであろうその相手から彼女は心の癒しを得る。オゾンの優しい眼差しに救われる秀作。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/T6EcGVralO

2017-11-18 02:22:46
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『カッコーの巣の上で』 ベトナム戦争終結の年に公開された、アメリカン・ニューシネマの傑作。製作のマイケル・ダグラスは、“プラハの春”でアメリカに亡命したチェコのミロス・フォアマンに監督を任せた。両親を絶滅収容所で亡くした監督が描く、自由と人間の尊厳の尊さよ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/A9BwWzPrmJ

2017-11-23 23:35:30
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『恋愛睡眠のすすめ』 猫が仔猫を見て可愛さのあまり、居ても立ってもいられなくなったりするじゃないですか。そんな映画です。統合失調気味のステファンの抱くセロファンの夢と、彼を取り巻く優しい人々のいじらしい日々。微笑ましい映画じゃないんですよ。哀しい映画なんです。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/Osc4vB60ez

2017-11-26 00:27:02
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『永遠のジャンゴ』 孤高の天才ギタリスト、ジャンゴ! 殺された猿の復讐のため、独軍に刃向う刃向う。最後に流れるのは敵が殲滅された後のパリで彼自身の作曲による「レクイエム」…間違ってはいないのだが、黒地に赤文字で“DJANGO”と出ると期待値が違う方に行っちゃって、あれ? #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/YTdjPzCjls

2017-11-26 22:01:19
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ルシアンの青春』 主人公のルシアン君は、今の日本にも転がってそうな、何も考えてない、いたって普通の17歳の男の子。彼は第二次世界大戦中のフランス、それもナチス・ドイツ傀儡政権下で生きていたために悲劇に見舞われます。ジャンゴ・ラインハルトの音楽を使ってましたよ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/zZUFoIVsVt

2017-11-28 23:16:35
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ゴッドファーザー』 フランシス・フォード・コッポラが30代前半に創り上げたこの一分の隙もない作品を初めて観た時、私は中学生でした。映像の力にただただ圧倒されました。最初は暴力描写の激しさに。繰り返し観るうち、物語に秘められた家族愛に。それ以上の普遍的テーマに。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/HOMyC6gu2E

2017-12-02 22:18:38
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『グッドモーニング,ベトナム』 「この素晴らしき世界」の歌詞の意味を映画で知る。美しい歌詞は泥沼化する凄惨なベトナム戦へのアンチテーゼだったのだ。ロビン・ウィリアムズのために創り出された様なキャラだが、モデルになったDJがいる。後方支援から描かれたビターな一作。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/glT2X4uhde

2017-12-04 19:52:30
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ウォルト・ディズニーの約束』 芸術や文化を一度咀嚼、消化しやすいよう吐き出して大衆に与えるのに長けたウォルト・ディズニー VS 頑固一徹トラウマ抱えた英国女。現実にはさらに肺腑を抉るやり取りが交わされたと思いますが、そこはデズニー映画。口当たり良くし上げてます。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/bxv2xq9Ypr

2017-12-05 18:18:26
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ゴダールの探偵』 Adieu,ジョニー・アリディ。 カサヴェテスとイーストウッド、エドガー・G・ウルマーに捧げられてはいるが、ゴダールはゴダール。ビザールでござーる。筋立てこそフィルムノワール風ではあるが、相変わらず演出は瞬間移動し、音楽はエモいがタッチは冷ややか。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/PbL3JhICpe

2017-12-06 22:03:45
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『アリスの恋』 田舎町のダイナーで働く母一人子一人の、歌手を夢見るプア・ホワイト中年女…愛すべき映画であります。人生は厳しく切なくつらいものですが、時折ひたすらに美しい瞬間、喜びに堪えない瞬間があることを、スコセッシ監督が切々と描きます。いい映画です。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/xyhC0riRU8

2017-12-07 13:28:19
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『はじまりのうた』 よく21世紀まで生き延びてこれたなあ…と思うくらい、善意に満ちた、銃声も聞こえず極悪人も出てこない、主役同士も交尾しない、清廉潔白なドラマです。まるでフランク・キャプラが蘇って演出したかの様でありますが、最後の最後で21世紀を感じさせます。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/OlgMsVv70K

2017-12-08 18:17:16
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『オリエント急行殺人事件』 銃撃に格闘、そして雪崩! よりアクティブな名作推理再度の映画化。ケネス・ブラナー自作自演w ミシェル・ファイファーの貫録とか、悪役が板についてきたデップさん。古風な台詞回しと演技、美しい風景に豪華な車内など、隅々まで楽しみましょう。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/moQ4UEjgI8

2017-12-11 19:11:42
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ギャング・オブ・ニューヨーク』 これはスコセッシ版“ONCE UPON A TIME IN AMERICA”。一人の若者の復讐と「父と子」の物語。ここに出てくるギャングは盗人や人殺しの集まりではあるが、ベースには移民同士の確執がある。さらには国家規模の内紛。覚悟して観るべき一大叙事詩。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/i8zeDHdocz

2017-12-12 21:06:27
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ヒューマンネイチュア』 スパイク・ジョーンズとミシェル・ゴンドリー、チャーリー・カウフマンに奇想天外なお題を与えて対談する様子を観たい。彼らの作る映画より面白くなるのではないか? 『マルコヴィッチの穴』も奇天烈でしたが、本作もなかなか。少々アラン・レネ風味。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/V4xtYLTl2C

2017-12-16 03:52:19
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『カリギュラ』 飽食悪趣味淫乱残虐無駄遣い大作。セットと配役に金かけました。巨大カリギュラマシーン(自動首狩機を勝手に命名)も登場。製作総指揮の名前からして破滅的にエロいボブ・グッチョーネが好き勝手やり、ロベルトの甥フランコ・ロッセリーニが少し格調を加えます。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/mLeBcqfIeP

2017-12-16 20:58:15
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『メランコリア』 トリアー風味の『妖星ゴラス』+『渚にて』。家族の崩壊と地球の崩壊。家族に比べて地球の終焉は、諦念の入り混じった不思議な安らぎを感じる。「世界なんて滅びてしまえ」と一度でも想った人にとっては、馴染みのある理想的な世界の終わり。静謐なカタストロフ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/eLrZhGrw6C

2017-12-17 21:04:38
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『スリーパーズ』 “大人の『スタンド・バイ・ミー』”です。ビターで陰惨。過ちをしでかした仲良し4人組が少年院に送られ、やったこと以上の報いを受けます。出所した彼らは虐待を加えた看守を血祭りに。この作品に郷愁はなく、復讐のカタルシスもなく、やるせなさだけが残ります。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/n1CunIzyvF

2017-12-18 00:49:36
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『死ぬまでにしたい10のこと』 余命2ヵ月と宣告された23歳の女性。彼女は自分の命が尽きる迄にしたいことをリストに掲げ、順番に実行していく。感傷的な描き方をせず、日常のささやかな出来事を丹念にスケッチする演出力に感嘆。台詞には哲学が込められ、情景には詩を感じる。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/j7ebRWHTOc

2017-12-19 00:11:56
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『リトル・ロマンス』 相手役のクソガキに対するあからさまな嫉妬で(それだけダイアン・レインの可愛さと言ったらなかった。いや。今見てもこのガキのドヤ顔はムカつく)、オリヴィエ卿に「歯の治療してやれ」「袖口の刃物でぶすっと刺してやれ」とか想ってると感動のラストだ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/8LBSJuqtU6

2017-12-19 20:18:48
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 名人的演出と陰翳礼讃の画面に映し出される、1961年N.Y.グリニッジ・ヴィレッジのフォークソング界隈。無名のアーティストが成功するでもなく落ちぶれるでもない、当時の空気に生きていた姿を独特の距離感で描く。絶品。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/tml5TmmO2a

2017-12-20 10:20:26
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

コーエン兄弟の名人芸的演出はもはや枯山水と言うか、しみじみと見事だ。 毒舌キャリー・マリガンと猫がまた、素晴らしい。とてもとても素晴らしい。 pic.twitter.com/tKxnbwTYEY

2017-12-20 10:24:16
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ホワイト・クリスマス』 クリスマスイヴに生まれたハリウッドの職業監督マイケル・カーティスの撮った、知名度抜群能天気古典クリスマス映画。この当時作られた映画ならではの撮影とか、セットとか唄とか女優とか踊りとか、脳内に“名画フィルター”をセッティングして観るのだ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/XizbEaMrTS

2017-12-23 22:35:13
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『マリア・ブラウンの結婚』 背景を第二次大戦後に移して、ドイツ人が演出した『嫌われ松子の一生』? …違いますねw 敗戦後のドイツで、一人の女性が生き残るために手段を選ばず、男遍歴を繰り返す。最後のガス栓のくだりは解釈が分かれるところだが、私は事故説を推したい。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/EhACKEiRd2

2017-12-24 21:39:27
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『人生スイッチ』 全6編から成る、アルゼンチン発『世にも奇妙な物語』。だが、内容はより辛辣でパワフル。黒くて辛くて皮肉が効いてます。最初のが短くて凄いオチだなと思ったら、そこにタイトル。掴みはOK。圧巻なのが最後の話。どう収拾を付けるのかと思ったら…見事でした。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/PIscpkj2lH

2017-12-25 17:49:45
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