なぜ村上春樹は叩かれ、中上健次はほめられたのか?
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@tatsurokashi 確か村上春樹は文芸評論家のわけわからん評を馬糞のつまった納屋にたとえていた記憶が。文句言っても臭さがなくなるわけではなし扉を開けたらもっと臭いと
2018-01-18 16:21:17@yannyanya ホントに腹立ったんでしょうね。その気持ちは少しはわかります。
2018-01-18 16:22:17@tatsurokashi わりとエッセイではその辺りの恨みを気軽に書いていた記憶があり、インタビュアーも自分からうまく話を引き出せていないとw いろいろ気にしていたんでしょうね
2018-01-18 16:24:59@yannyanya 僕、高校生だったけど『アメリカン・グラフティ』を取り込んでいるのはわかりましたよ。でもリアルタイムでそういう事を書いた評論家は見かけなかったもん。
2018-01-18 16:26:43@yannyanya @tatsurokashi 『風の歌を聴け』についてはクトゥルー神話ファンが早くから注目していたけど、そもそも当時は日本でのクトゥルー神話の扱い自体がマイナーだった
2018-01-18 16:32:08@gishigaku @yannyanya 思い出しました!あったあった!そして、季刊幻想文学の購読者くらいしか反応しなかったんですよね。
2018-01-18 16:34:02@yannyanya @tatsurokashi で、村上春樹氏は隠れた神話作家だったということで『ヘボット!』の神話パロディ回でいじられまくるw
2018-01-18 16:36:40@yannyanya @tatsurokashi ノンフィクションですが『アンダーグラウンド』の語り口にはその雰囲気が出ているかと>神話作家
2018-01-18 16:40:58@gishigaku @yannyanya あー、確かに。ラヴクラフトチルドレンという視点だと村上春樹とミシェル・ウエルベックが並ぶんですよね。
2018-01-18 16:43:10@gishigaku @tatsurokashi ドキュメンタリーに舵を切った村上春樹を見た時、ああ現実社会にコミットする気になったかと感動していたのですが、それが神話ですかw
2018-01-18 16:44:15しかし、神話からビーチボーイズと村上春樹はナンボでも話ができますな。栗原さんには叱られそうですが、村上春樹評論て今からでもやる価値あるのかもね。
2018-01-18 16:49:06@yannyanya バカ売れしたから好事家がイジりにくくなったけど、元々は好き者がニヤニヤしながら語るような作家だったのではないかと。本人もそこで評価されていたら、同人誌のインタビューやファンイベントとかには顔を出すマイナー作家になっていたかも。
2018-01-18 17:00:08@tatsurokashi 私高校の時の地味な国語教師(若い男性)に村上春樹をものすごく勧められたんですよ。おとなしい先生で生徒はわりと彼を軽んじていた雰囲気でしたが私は国語が好きだから授業を熱心に受けていた。そうしたら読むべき作家だと。そういう熱烈なファンを村上春樹は掴んでいましたね
2018-01-18 17:02:54元はジャズ喫茶経営者でビーチボーイズファンで作品の中でフォークナーとディックを並べて言及するクトゥルフ神話愛好家って、どう見ても愛すべきマイナーポエットじゃないか村上春樹。
2018-01-18 17:03:27今だったら初版2000部で熱心なファンがいるタイプの作家だよなぁ村上春樹。
2018-01-18 17:08:19村上春樹がレイモンド・カーヴァーを翻訳した1983年当時、春樹作品が欧米文学に依っているように評されたけど、一方で「第三の新人」の作品群を熱心に読んでいて、米文学と第三の新人に共通するミニマリズムに可能性を見出していたんじゃないかな。その意味では村上春樹と中上健次はそれほど遠くない。
2018-01-18 17:16:37@tatsurokashi しかもマニア受けのペットサウンズだけでなく、そのもっと前のファンファンファンとかを本気で好んでるのが良いですね〜
2018-01-18 17:18:23@snoozett 初期の段階で音楽誌がオファーして村上春樹によるビーチボーイズ本なんてのが出ていたら、日本の音楽シーンが変わってましたね。私見では、我が国におけるビーチボーイズ再評価は10年くらい後のペットサウンズCD化からです。
2018-01-18 17:23:17村上春樹を読んだ人からよく言われる「よくわからなかった」という感想に対するうまい返答がいつも思いつかずもどかしいです。 明確な結末とか結論はないし(ないという断定も違和感が残りますが)わからなくもないのですが、読者に余白を残すところが魅力だと私は思っていて、 twitter.com/toyozakishatyo…
2018-01-18 17:25:52村上春樹は自分の文学の基盤の多くを、日本文学ではなく欧米文学に依っているので、海外文学に素養のない文芸批評家には春樹がやろうとしていること、やりたいことがピンとこなかったのではないか。自分に教養がないから単なる西洋文学かぶれとしてバカにする身ぶりしかできなかったのではないか。
2018-01-18 16:27:51@chikasumi3 村上春樹が河合隼雄との対談本を薦めてみてはいかがでしょう。春樹は無意識の井戸を降りて行く感覚を大事にしている作家なので、現実世界におけるルールでは説明できないことが起きても、自分の小説世界の中では良しと考えている節があり、それがリアリティ重視の読者には「?」なのやもしれません。
2018-01-18 18:55:55橋本治ちゃんが『悔いあらためて』で「片岡義男は『ナウな直木賞』だ」と言っているけど、その頃は村上春樹が(ほぼ)いなかったので、そのポジションが片岡義男になっていたわけですよ
2018-01-18 18:39:18