学習意欲を損なう原因と育む方法

shinshinohara @ShinShinohara

それを一緒に不思議がりましょう。不思議に思うと、人間は観察力がグンと上がります。すると次々に不思議な特徴を見つけます。「花っていつも真ん中に何かあるよね。なんだろう？あれ？たたいたらなんか黄色いのがついたよ。なんだろう、これ？」不思議の奥に不思議がいっぱい。

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身近なことを不思議がり、観察すれば、長じて「水が粒になるのは表面張力というものがあるからなのか」「花の真ん中の黄色いのは花粉というのか」と気づく日が来ます。不思議がり、観察した経験のある子は、テレビでふと目にしたりしても「アンテナが立ってる」ので情報に敏感になっているからです。

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親は教えなくていいから、子どもと一緒に不思議がり、面白がっていろいろ観察すればよいと私は考えます。その意味で、乳幼児に対するお母さんの接し方は理想的。「わあ、今日はお山がきれいに見えるね。空気が澄んでいるのかな。なんで今日は澄んでいるんだろう？」子どもは観察し、考えます。

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強制せずに横に寄り添う。教えずに一緒に不思議がり、面白がる。そうすれば子どもは勝手に学びだします。子どもには「できない」を「できる」に、「知らない」を「知る」に変えたいという、強い学習意欲をもともと備えているのですから。