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「あだ名で読む中世史」で見るヨーロッパの王侯の「○世」の数え方

備忘録。「○世」の数え方にはまとまってないところがあるという話です。
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はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

はくえーも混乱してしまってよくわからねぇな…(しっかりしろよ!)

2018-01-27 18:11:56
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

日本では「シャルル1世と2世」を誰とするか見解が分かれる中、欧州ではどうなのか。 すばり「シャルル大帝(マーニュ)」「シャルル禿頭王」「シャルル肥満王」「シャルル単純王」とあだ名で済ませてしまっている。 『ある人物を識別するに、(あだ名は)他の方法に比べ、格段に有効であったのである』

2018-01-27 18:15:49
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

更に補記として言うと、「ルドルフ」という名前の神聖ローマ君主は2人いる。 ひとりはドイツ王として、もうひとりは皇帝として。 ドイツ王ルドルフ1世(1273即位)は生涯、皇帝としては未戴冠のままたったが、その家門が帝位世襲をした後の時代に輩出された2人目のルドルフは、この偉大な→

2018-01-28 01:24:45
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

→偉大な先祖を1世として、自らは2世、「皇帝ルドルフ2世」を名乗った。 これは皇帝かドイツ王かにもよらずに、名前をカウントした例である。 しかしその一方で。

2018-01-28 01:25:55
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

「フリードリヒ」という名前を見ていこう。初出はフリードリヒ1世バルバロッサ(1152即位)、そしてその孫がフリードリヒ2世を名乗った。どちらも皇帝として戴冠している。ここまではよかった。 では「フリードリヒ3世」は? 実は2人いる。

2018-01-28 01:27:50
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

ひとりは「ドイツ王フリードリヒ3世(1325即位)」。 俗には《フリードリヒ美王》と呼ばれる。 もうひとりは「皇帝フリードリヒ3世(1440即位/1452戴冠)」だ。 どちらもハプスブルク家である。皇帝フリードリヒ3世は、ドイツ王時代には「フリードリヒ4世」を名乗っていた。

2018-01-28 01:30:53
はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

しかし戴冠して皇帝になってみれば、彼は100年前のフリードリヒ美王をカウントせずに自らを「皇帝フリードリヒ3世」と読んだ訳だ。これは【ルドルフ】の時とは違う。

2018-01-28 01:31:59