三浦瑠麗さんのワイドナショーでの発言について（あるいは今回に関連する、＜事実＞と、≪事実≫から学んだこと）

※個人的なお願いなのですが、このまとめの意図に反して、ここで取り上げた方に差別的な言動を向けるのは遠慮下さい‥
問題あれば、私（@Totemo512）に直接意見下されば幸いです‥
三浦さんに向けられた批判を、差別的な言動で証明してしまわないように、深く願っております‥

ワイドナショーでの今回問題となった三浦瑠麗さんの発言部分

2018年2月11日のフジテレビ「ワイドナショー」での三浦瑠麗さんの発言が問題になりました。
その発言内容部分は以下の通りでした。

三浦「実際に戦争がはじまったら、テロリストが、仮に金正恩さんが殺されても、スリーパー・セルと言われて、もう指導者が死んだってのが分かったら、もう一切外部との連絡を絶って都市で動き始めるスリーパー・セルってのが活動するって言われてるんです‥」

※「スリーパー セル - 一般市民を装って潜伏している工作員やテロリスト」のテロップが画面に

東野「普段眠っている、その暗殺部隊みたいってのが‥」

三浦「テロリスト分子がいるわけです。それがソウルでも東京でも、もちろん大阪でも、今、結構大阪ヤバいと言われていて‥」

松本「潜んでいるってことですか？」

三浦「潜んでます。というのは、あの、いざという時に、その最後のバックアッププランですよ。
　でそうしたら、首都攻撃するよりかは、正直、他の大都市が狙われる可能性もあるので、東京じゃないからっていう風に安心は出来ない‥
　っていうのがあるので、正直、我々としては核だろうが何だろうが戦争して欲しくないんですよ、アメリカに‥」

批判起こる前に番組を見ていた私の感想

個人的には、今回批判がわき上がる前に番組は見ていて
「指導者が死んだってのが分かったら、もう一切外部との連絡を絶って都市で動き始めるスリーパーセル」がいて「大阪ヤバい」とか本当ですかねぇ‥

と、語られた「事実」の正確さの問題は大丈夫かな？、とは思ったのですが、よもや「差別」の話になるとは全く思っていませんでした‥

なぜなら北朝鮮の工作員の存在は前から言われていましたし、自分としてはずっと前からその工作員と、日本に暮らす一般の北朝鮮の方（あるいは在日コリアンの方）とは、きっぱりと区別していて、三浦さんもそこは混同して言及していなかったからです‥

ただ、「差別」との批判は識者の方々からも止みませんでした‥

識者による「差別」「差別的発想」との批判

批判後の三浦さんのブログでの説明

批判が起こった後に、三浦瑠麗さんはブログで真意を語ってはいます。

古谷経衡さんによる事実根拠に対する厳しい批判と、三浦さんの今回発言が「差別」だったかの判断

個人的にはもちろん三浦さんが指摘した
・北朝鮮のスリーパーセル（テロリスト分子）の存在
・金正恩氏が殺されたら行動
・大阪がやばい
事柄が事実かどうかを問うのは正当だと思われ、古谷経衡さんも厳しくその点を（「工作員妄想」であると）批判してます‥

ただ、私個人は、三浦さんは（当たり前ですが）スリーパーセル（テロリスト／工作員）と、一般の北朝鮮の方（あるいは在日コリアンの方）を少なくとも発言では混同しておらず、
三浦さんの発言内容が「差別」というのは違うのではないか、先走った、あってはならない工作員と一般の人との混同なのではないかと、疑問をもっていました‥

厳しく、三浦さんの指摘した事柄に対し「根拠の無い「工作員妄想」」「あまりにも見識が稚拙」と批判している古谷さんも、
「差別」に関しては「三浦さんの発言を差別とは思いません」との見解でした‥

差別意図があったかなかったかは関係なく、「受け取る側がどう感じるか」が差別の問題では重要、との東浩紀さん津田大介さんの指摘

ところが、東浩紀さんや津田大介さんから、
「差別の問題は、本人が差別を意図したかどうかに関係がない」
「受け取る側がどう感じるか」
の差別を受ける当事者がどう感じるかがまず問題だ、の趣旨の指摘がされます。