部族化シリーズ 3話~キモオタの家に裸族の双子美少女がいそうろうに来た話~

2月のハットマンズショーは異世界が転生してきて人類が交代しちゃう話
2
前へ 1 ・・ 5 6
帽子男 @alkali_acid

最強ロボ炒鋼改はあわれ落下して合掌。 夜鳥はどっか壊れたっぽく光輪が不完全になっており、むきだしの操縦席で少女屍体の目がめちゃくちゃにあたりをうかがっている。 「こわい…」 「ほんとだちびりそう」 照準がパラシュートの二人に合う。 「やばい」

2018-02-15 01:23:38
帽子男 @alkali_acid

ロボビーム。ただしロボじゃなく人間というかパンダが撃てるようにしたやつ。 そいつが通信塔の中程から最凶ロボ夜鳥の操縦席を貫く。エネルギーフィールドが抵抗するが貫通。屍体は蒸発。制御を失った機体は落下。きれいに決まる。 やはりスナイパンダが〆る。

2018-02-15 01:25:12
帽子男 @alkali_acid

「あーよかったー」 「ちびった?」 「うーんどうかなあとで…」 「ねー親方」 「なに?」 「お腹減ったー」 「えーもう?…じゃあ今日は行政委員会のおごりでごちそうだな!」 「やったー!」

2018-02-15 01:26:26
帽子男 @alkali_acid

まあ親方はクソ雑魚なので地上につくまでに気絶しちゃうんですけどね。 ちなみに若干ちびってはいた。

2018-02-15 01:27:19
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 大変なのは後片付け。技師達もしんどい。 「いろいろあったが、夜鳥(ぬえ)計画は凍結だ」 「そんな…主任殿…拙者たちの努力は」 「しかたないだろう。あの疫病神。がらくた屋のモトキが、お助け料としてあの機体を要求したんだ…」 「え!英雄モトキ殿が!それは興奮しますな!」

2018-02-15 01:29:08
帽子男 @alkali_acid

「なにが英雄だ。来るたび厄介ごとを起こすちんぴらだ…しかもあいつは、夜鳥を安全に解体するための技師をひとりつけてよこせと」 「えええ…でもちょっと惹かれますな…」 「いい加減にしろアマル…それよりもう何日も家に帰ってないんだろ。家族に会いにいけ」 「あ、ママ…」

2018-02-15 01:30:49
帽子男 @alkali_acid

「まあモトキもあのざまじゃ当分は病院から動けん。すべて今後の話だ」 「はい…はあ…ママ」 キモオタ。ママのご飯が恋しくなる。 「うう…ママ…ごめんねいっぱい心配かけて…でも仕事大変で…そうだ帰りにママの好きなお菓子の材料買ってこ」

2018-02-15 01:32:36
帽子男 @alkali_acid

でも残念。夜遅くなってしまたのでそれは無理でした。 キモオタが帰途につく。人気のない通り。あちこちまだぶっ壊れたあとがあるが、一応通れる。 「ママ…あと双子っ…元気にしてるかな」 してる。めっちゃ元気。だって道を歩いてる。ただしママほぼ全裸。すごく健康そう。双子がくっついてる。

2018-02-15 01:34:39
帽子男 @alkali_acid

「え、ママ…ママどうしたの?」 おっきな張りのあるおっぱいとふかふかしたお腹。髪の毛はつやつや黒い。あえぐ口のあいだから白い歯ものぞく。若返ってる。ぽっちゃり艶福さん。 ナギとナタが左右から胸だの腹だのおそそだの指でいじったり噛んだり吸ったり好き放題。楽しそう。

2018-02-15 01:36:33
帽子男 @alkali_acid

たわわな胸毬に刺青がある。多分双子の名前。 「あ、アマルちゃんこれはね…違うの」 「違わない」 「違わない」 キモオタ茫然。 「カリマはここにいでも死ぬだけだ」 「私達がもらってく」 「おいいしいものをいっぱい作る」 「乳もいっぱいしぼれる」

2018-02-15 01:38:09
帽子男 @alkali_acid

デブ男は思い出す。部族の性根を。 「ちょっ…まっ…まって…ママだって!ママは部族のことが嫌いで」 「もう違う」 「違う」 ひんひん鳴いちゃうカリマ。とってもえっち。 「間違ってたの…パパが死んだのは…弱い雄だったから…だからママね…ううんカリマは…パパより強かった部族のものになる」

2018-02-15 01:40:48
帽子男 @alkali_acid

「シスは!?シスはどうするの!シスをさらったのママ?」 「ひうっ…きっとライラも、カリマみたいに…幸せに生きてる…ごめんねアマルちゃん…もうカリマは…アマルちゃんのママじゃないの…」 「ママ…嘘だよね…嘘だと言ってよ…」 双子はうざったそう。

2018-02-15 01:42:27
帽子男 @alkali_acid

「もういい。お前はロボでもいじってろ」 「そうだ。あと来るな。部族にあんながらくたはない」 ナギとナタは左右からむっちむっちのカリマママの尻を揉んでから、愛情をこめて叩くと、ぽっちゃりした腕を引いて駆けだす。その速さがもう旧人にはついていけない。

2018-02-15 01:44:28
帽子男 @alkali_acid

「ママ!ママァ!?マンマアアアアアアア!!!!!????」 脂肪の塊は膝から崩れ落ち、慟哭するが、まあうるさいだけ。 母だった雌は振り返りもしなかった。

2018-02-15 01:45:35
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 部族の集落。身重の女が二人そろって口とか舌とかで、主である荒々しい男にまああれそれのご奉仕をしている。珍しく雄一に雌複数の構図。 「あむ…まったく…うちの子達は…話聞いてたのかな…」 「っむ…仕方ないでしょう…まだ小さいんだから」

2018-02-15 01:48:08
帽子男 @alkali_acid

最愛の夫(の一人)である氏の長が満足して眠りにつくと、妊婦同士はお互いの残滓をきれいにしてからちょっと戯れ、また世間話。 「おまけに私の家庭科の先生を連れてくるなんて…しかも使節で一緒だった技師のおじさんの奥さん」 「狭い世間だこと」

2018-02-15 01:50:15
帽子男 @alkali_acid

「それにしたって先生はお子さんもいたのに…」 「どうしようもないのは知ってるでしょう。新人になれば、旧人とは一緒に暮らせない…心が離れてしまう…私だって夫も子供もいたけど…ま、ユミちゃんは知ってるか」 「それは…はい」

2018-02-15 01:52:45
帽子男 @alkali_acid

「不思議なめぐりあわせ。モトキのお友達と、同じ氏の共有妻になるなんて…」 「女が余り始めたから…それにしても、そのうちあの居住区の女性をすべて吸い上げてしまいそう…」 「ええ。第七に続き第四も消えるでしょうね…仕方ないけど、少し寂しい」

2018-02-15 01:54:32
帽子男 @alkali_acid

言葉とは裏腹にうっとりと逞しい雄にすりよる共有妻。 「なんだかこの旦那様のそばにいるとすごく落ち着く」 「起きてるときは荒々しいんですけどね…でも妻をすごく大事にしてくれる人です。ずっと可愛がってもらえますよ」 「そう…嬉しい…愛しています旦那様」 しなだれたままの印を口に含む。

2018-02-15 01:56:48
帽子男 @alkali_acid

ちょっと妬ましげにユミは、年上の妻の技巧に満ちた動きを見守る。 眠りながら雄が歓喜にうめく。ちょろい感じ。 「にしてもカリマ先生ったら、乳母になるかと思ったら、身ごもってしまうなんて…それもあの若い飛行獣馴らしの種で」 「飛行獣馴らし?何か面白いこと考えてるのユミさん」 「色々」

2018-02-15 01:59:13
帽子男 @alkali_acid

愛の営みをかわす家のそばでは、若い夫に挑まれた年増の新妻がかつて上げたためしのない叫びを発していた。 まあ。アラサーキモオタのもとにいきなり美少女が押しかけいそうろうになったら、気づくと家族をぶん取られていることもある。まさに軒を貸して母屋をなんとやら。しょうがないね。

2018-02-15 02:01:32
前へ 1 ・・ 5 6