【TSUTAYA書店でビブリオバトル！】【第１回】蔦屋書店三年坂ビブリオバトル部

一条 @ichijou5759

この作品もルパンものなのにルパンがなかなか登場しない。 後に登場すると爽快さがたまらないのだが、それ以外の人物が出ていると心配で心配でしょうがない！ そして対峙する悪役が業を背負った、ロマンを否定する人物。 あの『虎の牙』の裏でこんな話が？という驚きが味わえる。 pic.twitter.com/S3OnRuMBiP

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作家チェスタトンが登場し、「ロマンの復権です！」などのカトリックとしての言葉がとても光る。そしてそれを21世紀に書く必要があるのか？という問いかけでもある。

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また、重要なものが飛行機。作中で非常に重要な扱われ方をしており、飛行機好きにはたまらないおもしろさがある。 作者はこの作品のために軽飛行機の免許を取るくらい、飛行機愛にあふれた作品なので、ぜひ読んでほしい、とのことでした。

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うみゅみゅPさん（@umyu_myu）からは 『復活の地』(小川一水) このビブリオバトルが熊本で行われると知って、この本を紹介すべきかとても悩んだそうです。 なぜなら、本のテーマが「震災復興」だから。 pic.twitter.com/2mtlkLEaO3

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遙かな未来、ある惑星の半島が舞台。 日本によく似たにの中心地、トレンカをある日突然大地震が襲う。 ズタズタになった都市を復興させようと、さまざまな人物が奮闘する物語。 pic.twitter.com/ByhwnCDWJU

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主な主人公は二人。 世間知らずの王女、スミル。王位継承権が低い彼女だったが、復興の旗印として利用しようと担ぎ出された彼女が、様々な経験を通して成長してゆく。 もう一人は官僚のセイオ。優秀な彼はこの事態を収拾すべく奔走するが、次々起こる災害と障害についに心労で倒れてしまう。 pic.twitter.com/RyqgeQ9Tjy

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だが軍人であるソレンスの励ましを受け、彼を副官として復興院で辣腕を振るう。 予期せぬ災害の中で復興と、それに伴う権力闘争の中、彼らが奔走し、成長していく。 様々なキャラクターが群像劇を織りなすのが魅力の物語。

一条 @ichijou5759

震災復興という重いテーマを扱いながら、事態がどのように動くのかを俯瞰で見せるのはフィクションだからこそ。 作者の小川氏は10年前の2007年にこの作品を書いた。 災害時の心得なども盛り込まれているのでぜひ一度読んでほしい、とのことでした。

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トリはカズさん（@kazuhikoito2000） 『宇宙戦争1941』（横山信義） pic.twitter.com/UBqfVDare1

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1941年、アメリカ軍の拠点であるハワイ、真珠湾を攻撃すべく飛び立った日本軍が見たものは、火星人によって蹂躙される真珠湾の姿だった！ H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を下敷きに、火星人が太平洋戦争時に襲来していたらどうなったのか？という架空戦記物。

一条 @ichijou5759

ウェルズの『宇宙戦争』で襲来した火星人は実は斥候で、タコ型火星人の上位種が登場。 その際の侵略は世界で伏せられていたが、今回ついに彼らの移民船団が地球に襲来、しかも、前回の侵略の失敗を教訓に、防疫対策をしっかりとしてくるという念の入れよう。

一条 @ichijou5759

これに戦争をしていた各国が団結して火星人に立ち向かう、という内容。 架空戦記なのでスターリン、チャーチルなど実在の人物が多く出てきている。 『宇宙戦争』を下敷きにした作品は数多く出ているが、ほかの作品との違いを比べるのも楽しい。

一条 @ichijou5759

果たして、火星人のトライポッドに戦艦大和の主砲は通用するのか？ 零戦はいかに戦うのか？ 続編の『宇宙戦争１９４３』と併せて読んでほしい、とのことでした。 pic.twitter.com/LycJ79ObKI

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一条 @ichijou5759

チャンプ本は村井さん発表の『機巧館のかぞえ唄』でした！ おめでとうございます！ また発表者の皆さんは熱いSF＆ミステリ愛を語っていただき本当にありがとうございました。