「経済学的な家族ツイート」まとめ その５６

本の虫（本体） @honnomusi

スポーツ経済学的なスパイ大作戦10:息子「日本の製造業が発展していったのは、単純労働と熟練労働を切り離して別々の国や地域に分散し、安い労働力や為替リスクの分散などの利点を自らの内に取り込んだからだ。同じように、守備は阿吽の呼吸ができている既存メンバーに任せ、攻撃を助っ人に担わせる」

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スポーツ経済学的なスパイ大作戦11:悪友「つまり低い陣形で攻撃に耐えて、ロングパス一本で反撃する、カウンターサッカーってことか」 息子「確かに理に適ってはいる。サッカーの守備戦術は体系化が進んでるので、短期間で習熟させやすい。後は少ないチャンスをものにできるフォワードがいればいい」

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スポーツ経済学的なスパイ大作戦12:悪友「となると、対策は・・・」 息子「この作戦を成立させるには、攻撃を耐えた後に素早く反撃に繋げるボールの出し手が必要だ。そこにプレッシャーをかけて潰すことができれば、攻撃陣と守備陣を分断できる」 悪友「よーし、その選手を確かめて早速報告だ！」

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数学的な少女の思索1:数学少女(サッカーを幾何学の問題として捉えると、長方形の中に守備範囲を表す11個の円を配置してフィールドをカバーするものだと考えられる。ただし、各自の得意とするポジションという制約はあるので、その上で最適な解を求める必要がある) スポーツ少年「やあ、やってるね」

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数学的な少女の思索2:数学少女「・・・」 スポーツ少年「早速イスを使ってくれてるんだね。どうだい？使い心地は？」 数学少女(最初の会議の後で彼は建築少年に頼んで特注のイスを贈ってきた。身体の歪みの原因が座ってる時の姿勢だったらしい。お陰で腰の痛みはウソのように引いた・・・)

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数学的な少女の思索3:数学少女(あの一回のハグだけで、ここまで私の身体の特徴を掴むなんて・・・何だか思い出すだけで腹が立ってきた) 数学少女「それぞれの守備範囲とその他の制約条件を踏まえると、このフォーメーションが最適だったわ」 スポーツ少年「ああ、とてもいい出来だ。ただ・・・」

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数学的な少女の思索4:スポーツ少年「これだとメンバー同士のシナジーが踏まえられてないね。練習の様子を見た感じだと、ボランチと右サイドハーフの連携がとてもいい。彼らを近くでプレーさせたい」 数学少女「なら、それもモデルに取り込みましょう」 スポーツ少年「そんな簡単にできるのかい？」

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数学的な少女の思索5:数学少女「数学モデルのいいところは、一度ベースができれば自由に拡張ができることよ。要素を少し追加するぐらい何でもないわ。特にこの辺は位相幾何学の得意分野よ」 スポーツ少年「イソウ・・・なんだって？」 数学少女「位相幾何学。位置関係と図形の考えを融合した分野よ」

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数学的な少女の思索6:数学少女「細かい説明は省くけど、選手の位置関係や互いの相性などの本質部分だけを抽出して、ここで表現することができるわ」 スポーツ少年「・・・いいね。じゃあ、こんな要素は追加できるかな？」 壁中に数式が書き殴られた部屋の中で、2人の探求は夜遅くまで続いた