「とーくばっく デジタル・スタジオの話 第2版」 6/3 大阪なんば「音けっと」でのリリースまで2週間となりました。 以下、まとめも兼ねていま一度、どんな本かのご紹介です。 初版から12p増となった更新内容についてもぼちぼち pspunch.com/pd/talkback.ht… #とーくばっく
2018-05-20 12:20:11元々は、配信サービスに投稿した曲の音量が下げられるようになるまでの経緯や、その対策について…が中心とした本でした。今でこそ概要を説明した個人ブログなんかはありますが、網羅的にカバーしたサイトは少数ですし、まして刊行物となると、知る限りいまだ皆無ですので、お役に立てばと。
2018-05-20 12:22:33で、どうせ本を作るならと理解を助けると思われる周辺トピックや、他にも「もっと早くに誰かに教えて欲しかった」話題を集めました。
2018-05-20 12:25:03そんな雑多な本ですので、「これは○○について説明する本である」、と一口には言いにくいのですが、こんなチャンポンな同人誌が大学でテキストとして採用していただけたほどですので、まぁそういうことなんだろうと思います。
2018-05-20 12:25:03どういう方にお勧めかというと、 まず動画サイトに作品を投稿したいけど音圧の決め方がわからない、YouTubeなんかに音量を下げられても困らないようなミックス/マスタリングをしたい、という方、ここに答えがすべて載っています。
2018-05-20 12:29:34他にもアーティスト、エンジニア、作編曲家、レーベルのディレクター、コンテンツホルダー各位、聴き専だけど製作プロセスには興味がある、という方々も、値段分は軽く元をとっていただけるんじゃないかなーと思います。
2018-05-20 12:30:551章 ビット・デプスの話 DAWのプロジェクトを新規作成したり、音声ファイルを記録/管理する場面で登場する「16,24,32bit float」ってナニ!?どれが最適!?にすべてお答えします。 この章は初版よりもカットが若干増え、少しばかり初学者に対して親切になったのではないかと思います。
2018-05-20 12:36:252章 ディザリングの話 ディザ(Dither)ってナニ!?どう使うの!? にお答えします。 ごめんなさい、カットが増えたのは1章ではなくこちらの方でした。 他に、ディザの選択に迷わないためのツールの使い方なども解説します
2018-05-20 12:39:163章 サンプル・レートの話 これもDAWでの録音時に悩む、サンプル・レートの解説です。知らなくても死にはしないけど、知らずに損をすることを防ぐには大事(かつ、実はそんなに難しくない)話です。
2018-05-20 12:41:484章 収録レベルの話 音圧競争の歴史と、「ラウドネス・ノーマライゼーション」(動画サイトに投稿した楽曲の音量が下げられるアレ)の仕組みに関してです。各大手サイトの状況を本日時点のものにアップデートし、初版と比べて筆者主観減、ファクト増となっています
2018-05-20 12:44:29ちなみにこの画像を投稿するのは少なくとも4,5度目だと思うのですが、4章を読み終える頃には、誰でもこの画像の理屈をそこそこマトモに説明できるぐらいにはなると思います。 pic.twitter.com/1JewB6fsSx
2018-05-20 12:46:40で、読み終える頃にはこの変化により損をしない方法もなんとなく解るでしょうし、後の章では具体的な対策も紹介されます
2018-05-20 12:48:045章 メータの話 ピークメータとかVUメータとかラウドネスメータとか、各種メータの使い分け方について説明します。初版以降にリリースされたMeterPlugs Dynameterの紹介と、どのような場面で有効なツールかを例示するページが増えています。
2018-05-20 12:51:296章 ダイナミック・レンジの話 4章は音圧競争について語る上で、その歴史や政治的な背景にまで踏み込みましたが、6章では技術面にフォーカスし、オーバーコンプにより何が失われ、なぜ投稿すると音が小さくなるのかをより詳細に説明します。
2018-05-20 12:53:46コラム:M・S・I ~ EBU Mode はラウドネス・メータの業界標準となるか? 「EBU Mode」という、メータ設計の仕様に関するお話です。
2018-05-20 12:58:297章 M/S処理と留意事項 M/S処理により、何が起こり、どんなリスクを含むのかについて詳細します。最近はいろんなプラグインがこの機能を実装していますが、安易に投入して知らずに損をする前に知っておきたいお話。
2018-05-20 12:58:297章の本文は内容に変更ありませんが、初版では最後の1pをウチの六畳間スタジオの写真が占拠していたのが、「モノラル互換性」が重要視されてきた歴史と、近年の傾向について書いたコラムに置き換わっています。
2018-05-20 13:01:158章 配信サイト・ラウドネス規定導入後のミックス手法 4章の内容を踏まえた上、動画サイトに投稿した作品の音量を下げられても損しないミックスを行う、具体的な手順の解説です。 タイトルは初版から変わりましたが、内容は同じです。
2018-05-20 13:03:189章 抑揚をアレンジに活かす Voパートにおけるマイクロ・ダイナミクスの変化でもって、いかにアレンジを映えさせるかという話です。動画サイトに最適化されたミックス/マスタリングを行う際に、今後役に立つかもしれない事例を、なんと20年以上前の作品から引っ張ってきます。
2018-05-20 13:06:159章の内容自体は初版から変わりませんが… 第2版は追加された新章も併せてトータルで見ると、確保できたDRでマイクロ・ダイナミクスをどう活用するかが副主題になったように思います。その一角を占めることでこの章も、やや位置づけが変わったような気がします。
2018-05-20 13:09:0110章 補正可能時代の収録ボーカリストが知るべきこと 現在では当たり前になった「ボーカル補正」により、できること、できないことを列挙しました。これも収録時に損をしないよう、歌手とかディレクターとか日の浅いエンジニア、あるいはそれらを兼ねる方々は必携すべき知識かと思います。
2018-05-20 13:11:1811章 +/-が非対称な波形について *NEW!! 位相の話題は各所で見られますが、これは単一トラックの波形が+/-一方に偏る理由や、その対処方法についてです。単一パート内における位相補正についても言及します。安易にDCオフセットでズレを正して損する前にお読みいただきたい話です。
2018-05-20 13:14:50コラム:ダイナミックEQ&デジタルEQ *NEW!! これは11章の末尾に追加した文章ですが、Linear Phase EQとそれ以外の使い分けについて、ものすごくざっくりと説明しています。あくまで11章の理解を補助する目的で。
2018-05-20 13:22:58